おぐち自給農園、2反百姓の日記

-都市の貧困と農村の貧しさをつなぐ、「生き方」としての有機農業を目指して-

映画『セヴァンの地球のなおし方』トーク付き上映会(7月30日)

2011年07月23日 11時46分40秒 | 映画
 映画『セヴァンの地球のなおし方』が6月25日(土)より、渋谷アップリンク、東京都写真美術館で公開されています。公式HP:http://www.uplink.co.jp/severn/

 まことに僭越ながら、東京都写真美術館での上映で、トークセッションに出演させていただきます。詳細はHPにも掲載しています。http://www.uplink.co.jp/severn/news.php#1690

 ◆2011年7月30日(土)
 UPLINK×PARC presents トーク付き上映会
 纐纈あや(映画監督)×小口広太(有機農業者、明治大学大学院)

 テーマ:20-30代が語る、原発のない地域とわたしたちの未来
 会場:東京都写真美術館
 時間:13:25開場 13:35開演 15:40~トーク

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 肩書きに有機農業者と書いていますが、有機農業を実践、応援する立場の人間として、何かお話できればと思います。 

映画『レイチェル・カーソンの感性の森』

2011年06月08日 08時44分14秒 | 映画
 渋谷アップリンクで上映されていた映画『レイチェル・カーソンの感性の森』 http://www.uplink.co.jp/kansei/の映画評を『まなぶ』に書きましたので、掲載します。
 
 約1時間と短い映画ですが、原発事故が起こったこともあり、カーソンの現代社会に対する問題提起とメッセージの重みはこれまで以上に増しているように思います。

 アップリンクでは、『セヴァンの地球のなおし方』も上映されるそうです。有機農家・古野隆雄さんや福井県池田町も登場するようですね。アップリンクには食堂もありますが、そこで使用しているお米は古野さんのアイガモ農法米でした。この映画は、『未来の食卓』の続編でもあります。見に行かなければ。

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『レイチェル・カーソンの感性の森』

 レイチェル・カーソンは、『沈黙の春』の作者として世界的に知られている。第二次世界大戦の際、衛生状況の改善のため使用されたDDT(有機塩素系の殺虫剤)は、戦後、「平和利用」という名のもと、特に農業用として使用され、生活の隅々まで普及した。ただ、化学物質としての危険性が高いDDTは、自然環境を汚染し、人間も含めたあらゆる生命を脅かす元凶となったのである。その危険性について、真実を伝え、いち早く警鐘を鳴らしたのが『沈黙の春』であった。
 本作は、アメリカの女優であるカイウラニ・リーがカーソンのメッセージを伝えるために脚本を執筆し、過去18年間、世界中で演じ続けている一人芝居『センス・オブ・ワンダー』を映画化したもので、カーソンが別荘と自宅で、自身の生涯や家族のこと、作品に込めた思いなどをインタビューに答えながら振り返るドキュメンタリー形式で内容が展開していく。カーソンを演じるのはもちろん、カイウラニ・リーだ。臨場感あふれるその演技は、まるでカーソンがすぐ目の前で観ている私たちに語りかけているかのようだ。
 カーソンが「『知る』ことは『感じる』ことの半分も重要ではないのです」と語っているとおり、メッセージは非常にシンプルなものだ。海岸に面した森の中にある別荘周辺で、カーソンが双眼鏡を持ちながら自然や動物を観察したり、甥っ子のロジャーと海辺を散策するシーンが出てくる。その中でカーソンは、子どもが持つ自然の美しさや感動に対する直観力の素晴らしさに触れ、この豊かな「感性」が失われないようにそれを一緒に分かち合う大人の手助けが必要だと述べる。そこには、そのような「感性」が大人になると鈍ってしまうことへの反省の意味も込められているように感じる。
 カーソンが言う「感性」とは、私なりに言い換えると、「人間が自然と素直に接すること」である。美しいものには、美しいと素直に感動すること、人間と自然との「共生」はそこから始まるのである。
 カーソンは惜しくも1964年に56歳という若さでこの世を去った。本作は、亡くなる8ヶ月前のカーソンからの最後のメッセージである。人工物をつくり、自然を支配し、管理できるという大人たちの過信と驕りが生命と生活を脅かす重大な事故と危機をつくり出してしまっている現代社会だからこそ、カーソンが残したメッセージを将来に向けて新たな一歩を踏み出す“希望”のメッセージとしてぜひとも受け止めたい。

映画『幸せの経済学』日本全国113ヶ所一斉上映!

2011年05月21日 07時18分28秒 | 映画
 映画『幸せの経済学』もいよいよ上映です。以前、関係者の方から試写会に誘っていただいたのですが、参加できず、この日を待っておりました。5月22日に100ヵ所同時上映をやるそうですが、その目標も達成したそうです。自主上映の力ですね。

5月22日、100ヶ所上映会
http://www.shiawaseno.net/100-2

ぜひお近くの上映会にご参加いただけたらと思います。


小川町の桑原さんや僕が以前在籍していた明学の国際学部でもお世話になった辻信一先生も映画に登場するそうです。その他にも、懐かしい未来の著者、ヘレナ・ノーバーグ=ホッジさん、ヴァンダナ・シヴァさんなどそうそうたる人たちが出演。

----転送歓迎----------------------------------------------------- 

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映画『幸せの経済学』日本全国113ヶ所一斉上映!
http://www.shiawaseno.net/100-2
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ポスト3.11の暮らし方を提案する映画、いよいよ公開!
今問われる幸せとは何か?真の豊かさとは何か?
 
 3月11日に発生した東日本大震災は、「当たり前」の日常を、ガラスのコップを叩き割るように一瞬にして破壊しました。

* 電気を湯水のように使えるという当たり前
* 生まれ育った土地で家族と安心して今日も明日も暮らし続けられるという安心
* 水も、食べ物も安心して食べられるという当たり前
* 子どもを外で遊ばせられるという当たり前

 3.11東日本大震災は、地震と津波に原発事故が重なった未 曾有の大災害。言わずもがな放射能汚染とは何十年と向き合っていかねばなりません。それに、地震大国である日本全国に点在するその他原発関連施設も、いつ同じような災害に見舞われるかという不安もあります。私たちは今、一つの時代の境目に立っています。

元に戻る? 別の道を選び、暮らしを、社会を幸せシフトする?

 こんな問いかけへの答えが、映画「幸せの経済学」には込められています。

 全国に呼びかけたところ、なんと北は北海道、南は沖縄まで、全国113ヶ所から映画「幸せの経済学」の自主上映会を主催したいとの手が上がりました。岩手県、福島県など東北地方での上映も予定されています。

5月22日(日)国際生物多様性デーに日本全国113ヶ所で一斉に映画「幸せの経済学」を上映!記録的、歴史的上映イベント!

・どうすれば、私たちは社会を持続可能なものにできるのか?
・どうすれば原発なしの社会はつくれるのか?
・ポスト3.11後の暮らしはどうすればいいのか?
・真の豊かさ、幸せとは何か?

 今週末、この答えを探す試みが、日本全国で一斉に行われます。
http://www.shiawaseno.net/100-2

5月21日(土)渋谷アップリンクで先行ロードショー!連日12:45から。初日は15:30からも上映+トークショー有り。

 詳しくは映画「幸せの経済学」のオフィシャルサイトで詳細を今すぐチェック!
http://www.shiawaseno.net/archives/1074

【映画HP】 幸せの経済学 http://www.shiawaseno.net

【配給・宣伝】 ユナイテッドピープル株式会社 http://www.unitedpeople.jp/
 
【問い合わせ】 0470-62-6129、film@unitedpeople.jp 

◆映画概要「幸せの経済学」
【作品名】幸せの経済学(The Economics of Happiness)

【HP】日本語: http://www.shiawaseno.net/
   英語: http://www.theeconomicsofhappiness.org/

【製作年】2010年 【時間】68分

【プロデューサー】ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ(ISECの代表者)

【監督】ヘレナ・ノーバーグ=ホッジ、スティーブン・ゴーリック、ジョン・ページ

【製作】The International Society for Ecology and Culture (ISEC)

【製作国】アメリカ、ニカラグア、フランス、ドイツ、イギリス、オーストラリア、イン
ド、タイ、日本、中国

【配給・宣伝】ユナイテッドピープル株式会社 ( http://www.unitedpeople.jp/

--転送ここまで-----------------------------------------------------------

『ミツバチの羽音と地球の回転』@川崎

2011年04月01日 18時43分26秒 | 映画
 鎌仲さんの『ミツバチの羽音と地球の回転』が川崎でも上映されるようです。しかも、百合ヶ丘なので、今住んでいるところからも近い。期間も長いです。実は、チケットは買ったものの鳥取に行ってしまい、ユーロスペースでの上映に都合つかず行けなかったので、今回は絶対に行きます。

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『ミツバチの羽音と地球の回転』劇場上映

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http://888earth.net/staffblog/2011/03/post-159.html





▼川崎市アートセンター 4/2(土)~22(金)

http://kac-cinema.jp/theater/detail.php?id=000388



4/2(土)~ 4/8(金) 14:30 20:00

4/9(土)~4/15(金) 15:30

4/16(土)~4/22(金) 10:00 



★4/2(土)14:30の回上映後 鎌仲ひとみ監督のトークあり!

★4/3(日)14:30の回は保育付き上映(詳細は劇場ページで)



川崎市アートセンター

http://kawasaki-ac.jp/

川崎市麻生区万福寺6-7-1

小田急線新百合ヶ丘駅北口より徒歩3分

Tel. 044-955-0107


映画『100,000年後の安全』(4月2日~)

2011年03月31日 18時05分55秒 | 映画
<転送歓迎>
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4月2日から渋谷UPLINKにて、以下の映画が緊急上映さ
れます。

『100,000年後の安全』
http://www.uplink.co.jp/100000/

フィンランドのオルキルオトに建設中の、
原発から出る高レベル放射性廃棄物の最終処分場
"オンカロ(隠された場所)"と呼ばれる施設に、
世界で初めてカメラが潜入したドキュメンタリー作品です。

高レベル放射性廃棄物は安全な状態になるまで、
10万年間かかると言われています。
フィンランドでは、固い岩盤を掘削し地下500メートルに
まるで地下都市のような巨大な施設を、
自国の原発から出る放射性廃棄物の
最終処分場として作る事を計画しています。
現在の段階では正式に運用されるのは2020年を予定しています。

アップリンクでは、本来この作品を今秋に公開する予定だったそう
ですが、
福島原発の放射能汚染の事故が起き、
原発に関する知識を得る事を必要としている人が多いと思い、
4月2日から緊急公開する事にしました。

【メディア関係の方へ】
メディアで紹介して下さる方は info@uplink.co.jp へご連絡
ください。

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