鉄道親爺の窓

今日でブログを始めて6年目 国鉄形の車輌の淘汰が進み 寂しさもひとしおですが 平成の名車にも目を向けたいと思っています。

九州のSL Ⅸ(熊本機関区の9600)

2011-01-06 23:44:22 | 蒸気機関車
 熊本機関区には豊肥本線用の9600形 高森線用のC12形 それと入換え用にC11形が在籍していました。

   

    1971年12月00日撮影 肥薩線 瀬田~立野

 79653号機牽引の795レです 阿蘇外輪山の西の切れ目からスイッチバックの立野駅に向かう列車が国道をアンダークロスする位置からの撮影です この先の立野駅でスイッチバックし(列車の後煙の右側にスイッチバックの引き上げ線が見えています)日本一のスイッチバックを抜けて外輪山を越え火口原に向かう列車を二度・三度と写す事ができ 夕方には9600形重連の旅客列車も有り雄大な阿蘇の風景や変化に富んだ路線で人気の撮影地でした。

   

    1971年12月00日撮影 豊肥本線 宮地~波野

 同じく9600形が引く795レです 波野越えと呼ばれていた 25/1000の連続勾配が続く難所に向かう列車が眼前を通り過ぎ やがて大きく右にカーブし中岳の噴煙に負けない位の煙を上げて ゆっくりしっかりした足取りで波野越えに挑んでいきました。


九州のSL Ⅷ(西唐津機関区の9600)

2011-01-06 20:55:24 | 蒸気機関車
    1973年03月00日撮影 唐津線 多久~厳木

 唐津線多久越えに挑む9600方後補機付きの貨物列車です。唐津線にも多久越えと呼ばれる25/1000の連続勾配が続く峠越えがあり多久~厳木間に唐津機関区の9600形の後補機が付く貨物列車が運転されていました 唐津線は地方ローカル線にしては貨物列車の運転は多かったように思います また早朝9600牽引の客車列車が運転されていました。

   

    1973年03月00日撮影 下達線 多久駅

 以前掲載したものの再掲ですが 多久駅で待機中の9600形機関車49621号機です デフレクターを装備していますが化粧煙突を持つ綺麗な釜でした。

九州のSL Ⅶ(直方機関区D50・D60)

2011-01-06 20:09:08 | 蒸気機関車
    1971年05月00日撮影 筑豊本線 中間~折尾

 軸配置はミカドの貨物用機関車D50 140号機牽引の貨物列車です 此の時点で現役最後のデゴマルだったと思います 梅小路蒸気機関車館への保存展示が決まり整備点検を受けピカピカに輝いていました。初めて見るデゴマルの大きなサドボックスやスチームドーム それに化粧煙突の美しさに見とれてしまったのが昨日のように思い出されます。1972年10月10日の蒸気機関車館の開館まで保管されていたようにに思います 現役最後の姿を写せたことは大変嬉しかったです。

   

    1971年12月00日撮影 鹿児島本線 原田駅

 原田駅にて発車を待つD60重連連の貨物列車です 筑豊本線には冷水峠越えの勾配区間があり 直方~原田間をD60の重連で貨物列車が運転され DD51牽引の臨時急行などにもD60の後補機が付いていました。衝立の様なデフレクター・重々しく大きなサンドボックスやスチームドーム・飾り気のないランボードやキャブどこを見ても 普段見慣れているデゴイチと違い古武士ような風格を感じました。