芭屋框組(はなや かまちぐみ)

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古鉋再生(7)刃研ぎ前のベースの前のベース

2021-01-01 17:01:05 | 古鉋再生
刃研ぎについてはこれと言って無く、特に刃先の「研ぎ・研磨」は日々進化しアップロードされているので省略させて頂く。

今回は刃付け前のベース作り、のさらに前のベース作りについて。(要はつぶした刃先をどう直していくかについて)



以前は棒やすり状のダイヤやすりで荒落とししていたが、あまりにも辛気臭いので上の回転を砥石購入した。
フリーハンドでも角度割と決まるし、早く研げるので最初は良いかと思ったのだが、どうも火花出まくりで鋼に悪そうなのと、砥面を直しても両端がダレしまい研ぎ直すが大変なので、あまり使わなくなった。

最近は普通の両頭グラインダーを使用。横に1スライドさせる度に水に漬けるペースで10往復ほど地金部分を荒砥ぎ、次に角度ブロックをガイドに300番ダイヤ砥で手研ぎ



グラインダー傷消えてきたら再びグラインダー研ぎ→ダイヤ手研ぎの繰り返しで、刃先が髪の毛1本分残った状態まできたら、荒砥(剛研220番)→刃返りでたら、中砥といった工程に今は落ち着いている。
(ダイヤ砥は荒砥ぎに使うとすぐに砥面が狂い、両端が多く研げてしまう傾向あり次の工程で修正が意外と大変。また勿論研いでいるうちに裏も動くので、そのやり直しも含めかなり時間かかる。何とか鋼をいためずにに早く研げるもっと良い方法ないかが一番の課題である)

そうして研げた刃




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