芭屋框組(はなや かまちぐみ)

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再現、坂本龍馬暗殺シーンを見て

2010-05-09 16:58:27 | 心に残った話、出来事
昨夜放送の土曜プレミアム 「知られざる 龍馬伝」で近江屋での
龍馬暗殺シーンを徹底検証していた。

掛軸に飛んだ血しぶきの付き方から、刃道や龍馬の刀の鞘に残った
刃のえぐれなどから実際の殺陣を使い、リアルに暗殺シーンを再現していた。

時間にして4秒程、刺客が繰り出した手数はわずか
3太刀、まさに「1.2.3」のリズムで鈍い音が響く

散々もったいぶった前フリに対し、このショッキングなシーンは、
あっという間に終わってしまった。

興奮さめやらぬ内につい自分でもその太刀筋を再現してみた。
そこで奇妙なことに気付く。
一刀目で左から右に水平に額を切り、2刀目で斜めに背中
(これは右上がり下がりどちらか忘れた)そして3刀目右上
から左下に斜めに額を切る(これがおそらく一番致命傷)

実際やってもらうとわかるが、3刀目以外手首のフォームが
不自然でとてもやりずらい。特に2刀目を左上から右下へ
ぬかないとうまくつながらない。

又、1刀目は丁度バットの左打ちのフォームになるので
普通の剣道の持ち方(左手が下、右手が上)だとだめで、
右手一本で居合い抜きのフォームでないとうまく振りぬけない

刺客は一階ですでに抜刀していて、家人を斬っているとの事
だったのに、また刀を鞘に収めて改めて居合い斬りをしたのか?
どうして的の小さい額を2度も狙ったのか?

暗殺の成功性を高めるならば、的の大きい胴体を狙ったり、
別の箇所を傷つけ反撃力を弱めてからとどめを刺した方が
よいのではないか等々。

とにかく刺客が流れるようなリズムで振りにくい3太刀を
放ったことは事実であるようだ。
チャンバラとは違う、本物の空気に圧倒され、色々と思いを
巡らせる。

映像、画像がないのでイメージかつきにくいかもしれないが
ユーチューブで甲野善紀氏の映像がいくつかあるので
体捌きや刀の抜き方を見ていただくとかなり近い世界を
感じる事が出来る。



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