シャクチリソバ(赤地利蕎麦)
<タデ科ソバ属>
多年生草本。
高さ50~1メートルになる。
茎は中空で葉はほぼ三角形。
白い花は径5ミリくらいで、
花は5裂する。
昭和の初めに小石川植物園に植えられたものが、
今では荒地に野生化している。
まだ咲き始めたばかりだが、
よく空き地などでは群生する。
東京の緑地帯などにも野生化したものが
見られる。
江古田の森公園にて。
ショウジョウソウ(猩々草)
<トウダイグサ科トウダイグサ属>
北アメリカ原産の一年草。
傷つけると白色の乳液を出す。
茎は直立してまばらに分岐し、
高いものでは1メートルにもなる。
葉は先のとがった長卵形。
通常は不規則にくびれたひょうたん形で互生する。
夏に茎の上部が集まって苞状となり、
その中心雌雄異化の花からなる杯状花序を固めてつける。
花の周辺の苞や葉は全部または部分的に赤になる。
オオオナモミ(大耳)
<キク科オナモミ属>
北アメリカ原産の帰化植物。
実は2~2,5センチと多きく、とげが密にはえている。
葉は3裂して葉柄は茶褐色を帯びる。
オオオナモミ(大耳)の漢字は
この実の果実の漢方の呼び名の
蒼耳子(そうじし)と読み頭痛や解熱に使用されることから
来ているのではないかということです。
只今、パソコン入院中に付き、
主人のを借りて掲載中です。
マメアサガオ(豆朝顔)
<ヒルガオ科サトイモ属>
北アメリカ原産の一年草。
茎はつるになり、よく分岐する。
花は1,5~2センチで雄蕊の葯は赤紫。
白い小さな朝顔の花は愛らしい。
葉は先のとがった長卵形から心臓形で、
3裂し、長い葉柄がある。
花柄にはいぼ状の突起がある。
果実が実るとがく片が反り返る。
今では都会の空き地にまで見ることができる。
埼玉鶴が島にて。
イモネノホシアサガオ(芋根の星朝顔)
<ヒルガオ科サツマイモ属>
北アメリカ原産のつる性多年草。
花は、小さな朝顔に似て、
私は直接は見たことは無いが、サツマイモの花にも似ている。
葉は先のとがった卵円形で基部はやや心形。
似たものにアメリカアサガオやマルバアメリカアサガオがある。
根塊から茎を出し、
他のものに絡みつき長さ数メートルになる。
午後に行ったので、花がしぼんでいるものが多かった。
花の直径は3センチほどの小さいものだ。
咲いていればきれいなロート状のピンク色の小さな朝顔の花だ。
鶴が島の畑付近にて。
ニシキアオイ(錦葵)
<アオイ科ヤノネアオイ属>
一見すると、可憐な花だが、
実を見ると昨日のイチビと似るが扁平のグロテスクな実が
ついているので、すぐ帰化植物だと解る。
メキシコ原産の一年生草本。
高さは1メートルほどにもなるものがある。
葉は互生、三角状鉾形。
花は葉腋から伸びた花柄の先に
5裂した綺麗な薄紅色の花弁を咲かす。
果実は10~20個の分果からなり、
種子は腎臓形。
花は可憐だが、
果実は奇妙な形だ。
特に、ワタ、ダイズ、トウモロコシなどの
強害草。
果実は、暗褐色から黒色になる。
私が見たのは、枝豆の畑だった。
埼玉の鶴ヶ島にて。
イチビ(莔麻)
<アオイ科イチビ属>
2,3年前に、初めて見た時は、
綺麗な花なのになんて
グロテスクな実をつける草なのだろうと思った。
強烈な勢いで畑を駄目にする帰化植物だ。
久しぶりに埼玉の鶴ヶ島に行ったら、
畑にあのグロテスクな実が群生していた。
葉は互生、心臓形。
高さ1メートル~2メートル50センチにもなるものがある。
まだ青い実。
12~15の袋状の分果にわかれ、
中に5個の種子がある。
どうみても、日本の花とは思えない
帰化植物だとすぐ思った。
イチビの実
畑を荒らす最も強害な雑草になっている。
ホウキギク(箒菊)
<キク科シオン属>
花は3~4ミリほどの
小さな白または薄紅がかったものが咲いていた。
去年は水辺付近でよく見たのだが、
今年は道路際の
歩道の石の間に出ているものが多かった。
北アメリカ原産の1年草。
細かく分かれた上部の枝を
箒にみたてたのでこの名がある。
葉は基部から先端までほぼ同じ幅の線形で
先はとがる。
私が去年水辺で見たものより、
歩道の石の間から出ているためか?
背の低いものが多かった。
もう、綿毛になっているものもあった。
石神井公園にて。
アキチョウジ(秋丁字)
<シソ科ヤマハッカ属>
去年は、ひょろひょろしたものが
ほんの少し咲いて風が吹いてそれさえ
写真に撮るのを苦労した。
今年は元気に咲いていたので、
嬉しかった。(石神井公園にて)
本来は、
山地の木陰などに生える多年草。
茎の先や葉のわきから花穂をだし、
青紫色の唇形花を咲かせる。
花冠は長さ2センチほどで細長い。
萼の上唇は3裂し、下唇は2裂する。
葉は対生し柄があり狭卵形。
和名は秋丁字で、
秋に丁字形の花をさかすことからついた。
アレチウリ(荒地瓜)の実
<ウリ科アレチウリ属>
野原や河原に群生する。
実には、星形に数個集まった果実序をつくる。
棘は鋭いが、やわらかく毛がびっしり
はえている。
まきひげを出し、からみつく。
葉の脇から花序をだし雌雄同種で、
黄白色の花を咲かす。9月
冬姿。
輸入大豆に混入して拡がった特定外来種。