クコ(枸杞)の花
<ナス科・クコ属>
川の縁や土手に生える落葉低木。
枝は弓状にまがって垂れ下がる。
しばしば刺状の小枝がある。
葉は束生し、質はやわらかい。
花は8月~11月、葉脈に直径1センチほどの紫色の花咲かす。
果実は楕円形で
橙色に熟し、食べられる。
クコ(枸杞)の花
<ナス科・クコ属>
川の縁や土手に生える落葉低木。
枝は弓状にまがって垂れ下がる。
しばしば刺状の小枝がある。
葉は束生し、質はやわらかい。
花は8月~11月、葉脈に直径1センチほどの紫色の花咲かす。
果実は楕円形で
橙色に熟し、食べられる。
ミゾソバ
<タデ科タデ属>
山野の水辺に群生する。
茎は地をはい、上部はたちあがる。
茎には下向きの刺がある。
葉は互生し、柄がありほこ形で、刺と毛がある。
10個ほどの小さな薄ピンク色の花が集まって咲く。
和名は溝にはえる蕎麦に似た花の草と言う意味。
<俳句歳時記>秋
溝蕎麦(みぞそば)
<牛の額(うしのひたい)>
溝蕎麦や遅れがちなる二人連れ 加藤 知子
造成の地に溝蕎麦の居を構ふ 三輪田育夫
溝そばに出水汚れの残りおり 五十嵐播水
溝そばは水の際より咲きそめし 高浜年尾
マルバシャリンバイの実
<バラ科・シャリンバイ属>
枝が車輪状にでる常緑低木。
葉は枝先に密に互生しふちに浅い鋸歯がある。
質は厚く、表面に光沢がある。
5月頃、
白色の5弁の花を咲かせる。
果実は球形で黒紫色に熟し、
白粉をかぶる。
樹皮は大島紬の染料になるそうだ。
クス(楠)の実
<クスノキ科・クスノキ属>
常緑高木
神社や寺に植えられている。
樹皮は暗褐色で短冊状に縦に裂ける。
葉は互生し卵形または長卵形で先は尖る。
3脈が目立つ。
乾いた枯れた葉を揉みくしゃにすると、
樟脳の匂いがするので試してみてください。
春、
黄白色の5ミリほどの小さな花を多数つける。
果実は球形で黒く熟す。
俳句歳時記では「若葉」の項で「楠若葉」として使用される
ムクノキ(椋)の実
<ニレ科・ムクノキ属>
山地に生え、よく分岐して大きくなる。
樹皮は淡灰褐色で、皮目が浅いすじになり割れ
薄片となってはがれる。
葉は互生し卵形、または狭卵形でふちに鋸歯がある。
質はやや薄く、表面がざらつく。
葉が開くと同時に淡緑色の小さな花咲く。
果実は卵状球形で黒く熟し果肉は甘みがあり食べられる。
<俳句歳時記>秋
椋の実や分校仲間いまはるか 川村 六菖
椋拾ふ泪の乾く子にならひ 安藤 綾子
椋鳥の椋の実こぼすひと日かな 三和田育夫
ヤマボウシ(山法師)の実
別名ヤマグワ
<ミズキ科・ミズキ属>
各地の山地に生え、
樹皮は暗朱紅色。
葉は対生し卵状楕円形。
6~7月、小さな花が20~30個集まった球形の頭状花序をつくる。
白い花のように見えるのは4個の総萼片で長さ3~6センチ。
果実は集合果で球形。
10月頃、赤く熟し食べられる。
アキノノゲシ
<キク科・アキノノゲシ属>
山野にはえる一年草。
茎は直立して、1,5~2メートルになる。
葉は互生し
長楕円状披針形で、逆向きの羽状に分岐する。
茎も葉も切ると白い乳液が出る。
淡い黄色の花が上向きに咲く。