アケビ(木通)
<アケビ科・アケビ属>
山野に生える。
ミツバアケビのようだ。
葉は三出複葉。
小葉は卵形または広卵形でふちに波状の鋸歯がある。
春に葉の間から総状花序をだし、
黒紫色の花をつける。
雄花は花序の先の方に多数つき、小形、
雌花は雄花の上に2~3個つき雄花より大きい。
果実は長楕円形で熟すと紫色を帯び、
縦に裂ける。
<俳句歳時記>秋
通草(あけび)<木通(あけび)>
通草手に杣の子山の名を知らず 南部 憲吉
正直者の笑顔が飲み込むあけびの種 魚沼 泉
あけびその太い感情ぶらさがる 原 満三寿
山気降り通草に色紡ぎだす 加藤 耕子