れんげの画像日記

移り変わる季節の庭の花々、お散歩途中で見つけた野の花、
里山での風景などを、日記風に綴って行けたらいいと思っています。

タニウツギ(谷空木)ウツギ(空木)オニグルミ(鬼胡桃)雄雌花 テントウムシの卵

2021-04-21 07:10:41 | 木の花

タニウツギ(谷空木)
<スイカズラ科タニウツギ属>
咲いたばかりだったので、本当にピンク色が新鮮で愛らしかった。
そばに湧水があり、清らかな落合川が流れる。
絹柳や川柳の柳絮。柳の種類は柳とは思えない葉裏が銀色のギンドロ(銀泥)
枝垂れ柳や小米柳、イヌコリヤナギなど教わった。

別名、ベニウツギで落葉低木。
葉は対生し、4~11センチの楕円形または卵状楕円形。
先端は鋭く尖る。縁は鋸歯がある。
淡紅色の花を散房花序に2~3個のずつつける。

先は5裂し漏斗形で筒部になつている。雄しべは5個。

 


ウツギ(空木)
<ユキノシタ属ウツギ属>
いわゆるウノハナ(卯花)です。
山野に普通に生える落葉低木です。

白い花が可憐ですね。


葉は対生し、長さ5~12センチ。質は厚い。表面は星状毛が多くざらつく。
円錐花序を出し多数出し直径1~1,5センチの白い花を密につけ垂れ下がる。


ナナホシテントウかな。


テントウムシの卵。

オニグルミ(鬼胡桃)の雄花

今は、見ごろで雄花は垂れて見事です。

ちょっと遠かったけれど、雌花めっけ!


秋には青い実がよく見られます。

      俳句卯の花(うのはな)
     花卯木(花空木)、空木の花(うつぎのはな)
     
     卯の花や彳む人の透き通り   柳 麦水
         (佇)

    卯の花や森を出で来る手に提げて 石田 波郷

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ウワミズザクラ(上溝桜)

2021-04-16 05:33:43 | 木の花

ウワミズザクラ(上溝桜)
<バラ科サクラ属>
イヌザクラ(犬桜)とよく悩むのだが、
時期が早くウワミズサクラ(上溝桜)は、花柄に葉があるし、
私の想いでは葉っぱが桜っぽい(笑)だからウワミズサクラと思っている。


葉は互生し長さ8~11センチの卵形または卵状長楕円形で、先は尾状にとがり、
基部は鈍形。縁には刺状の鋸歯がある。成葉は無毛。葉の基部に腺点。

(このウワミズサクラは4月6日、都幾川の鞍掛橋(沈下橋)の手前の
この頃できた有料駐車場の前に咲いてます。どんどん変わるなぁ~。
大好きな大きな桑の実がなる木があったのに・・・
これでジャムを作ったのに、もう無い。
全部切られて整地されて河原ではバーベキューができるようになってます。
もう、練馬インターから30年近くは通ってるお気に入りの場所。)


山野に生える落葉高木。
樹皮は暗紫褐色で横に長いはっきりした皮目がある。

本年度の枝先に長さ6~8センチの総状花序を出し、白い5弁花を多数密に開く。
花弁は3ミリほどで、雄しべは多数で花弁より長い。

果実も愉しめる。

    ウワミズザクラの実

    俳句桜の実(さくらのみ)
    または実桜(実桜)とも使う。
   
   桜の実垂れて暮れざり母の町  大野 林火

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ユキヤナギ(雪柳)

2021-03-15 05:57:32 | 木の花

ユキヤナギ(雪柳)
<バラ科シモツケ属>
何と言っても、白い小花が柳のようにしだれた枝に咲くのがいい。
まだ少女の頃、よくユキヤナギを取って、髪にピンで留めて飾って
遊んだ。女の子の遊びの一つだったものだ。




川岸の岩場などにも生えるが庭や公園にもよく植えられている落葉低木。
茎はしなって、葉は互生し、長さ2~4,5センチの狭披針形で先はとがる。
ふちに鋸歯(よ~く見たら本当にあります。)がある。

前年枝に無柄の散形花序を多数つける。
花は直径8ミリほどの白色で、花弁は5個。
雄しべは20個もあるそうで雌しべは5個。ルーペで見て下さい。



花柄は6~12ミリで、基部に数個の苞がある。


別名コゴメバナとも言う。

    おまけはワンコのお散歩でやっと見つけたツクシ(土筆)

  

        俳句雪柳(ゆきやなぎ)
    小米花(こごめばな)小米桜(こごめざくら)こめやなぎ
    などとも使う。
     
      ゆふづつや風のはつかに雪柳  石川 桂郎
      (夕月)   (かすか・ほのか)
     

              

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コブシ(辛夷)

2021-03-09 06:41:32 | 木の花

コブシ(辛夷)
<モクレン科モクレン属>
目にも鮮やか真っ白なハクモクレンもいいけれど、
やっぱりコブシが親しみ深い。
花の下に1個の若葉がつくのが特徴だけれど、
それですべてが決定できるわけでも無いので、あくまで目安のひとつです。


山野に生える落葉高木。
葉は広倒卵形で洋紙質。裏面が淡緑色。
よく似たタムシバは、葉裏の粉白色で見分けよう。


枝先に芳香のある白い花が咲く。
花の下に1個の葉がつく。花弁は6個で基部は紅色を帯びるものが多い。



 

上手に隠れています。見つけてね♪

   マエアカスカシノメイガがいます♪

 

  おまけはバカチョンカメラで撮れたシメとジョウビタキ

 

       

      俳句は、辛夷(こぶし)

     木筆(こぶし)山木蓮、やまあららぎ、こぶしはじかみ、
     幣辛夷(しでこぶし)などとも使う。

     曇りぐせいつよりつきし辛夷かな  安住 敦

     辛夷咲いて我の生まるるまへの母  森 澄雄

     一山に一樹のみある夕辛夷     能村登四郎

   

 

 

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ニシキマンサク(錦満作)

2021-03-05 07:11:10 | 木の花

ニシキマンサク(錦満作)
<マンサク科マンサク属>
日本在来種のマルバマンサクの変種で、
マルバマンサクほど、びつしり花をつけない。
適当に空間があって咲いている気がします。
牧野庭園に咲いていて、ちょうど石の椅子の上なので、

見上げないと解りません。
靴を脱いで、医師の椅子の上に登って、背伸びしてニシキマンサクを撮りました。


前年枝の葉腋から花柄を伸ばして黄色い花を咲かせる。
(早春、山で一番先に咲いて春を告げる花なので、「まず、咲く」がなまって

マンサク(満作)になったとか。)


黄色い花弁の基部が、黒ずんだ紫色を帯びる。花弁は4枚あり、
長さ1~1,5センチ。

マンサク、シナマンサク、アカバナマンサク、
そしてニシキマンサクとがあるが、名札がついているし、
マンサクとは風情が違うのでニシキマンサクと解るが、
山に生えていたら、どう違うのか解らないかもしれない。

  俳句では金縷梅(まんさく)と書く
   満作(まんさく)銀縷梅(ぎんろうばい)とも。

    まんさくに水激しくて村静か    飯田 龍太

    まんさくや峡人はまだ外に出でず  森 澄雄
             (と)

     

    
  

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トサミズキ(土佐水木)

2021-03-04 07:49:16 | 木の花

トサミズキ(土佐水木)
<マンサク科トサミズキ属>
自然に見られるところは高知県の蛇紋岩地帯や石灰岩地帯で自生するそうだ。
今では、柔らかな爽やかな緑の葉が美しいので、庭木や花材によく使われて
どこでもみられるようになった。


落葉低木。
葉は互生し、長さ5~10センチの倒卵状円形で、基部は心形。
葉の裏や葉柄、花軸、萼、蒴果に毛が多い。

葉に先立って穂状花序を垂らし、淡黄色の花を7~8個開く。
花弁は5個で長さ7ミリほどのへら形。
雄しべは、5個で花弁より短い。葯は帯紅色。

枝が結構、曲線的なのが特徴。

   俳句早春(そうしゅん)
    または、春早し

     早春の見えぬもの降る雑木山 山田 みづえ

    早春に挽く樹のゆるき倒れかな 横光 利一

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サンシュユ(山茱萸)

2021-03-01 07:42:44 | 木の花


サンシュユ(山茱萸)
<ミズキ科ミズキ属>
サンシュユの枝でヨーグルトができると言う。
数本の枝を牛乳に入れ、炬燵の中に入れてやってみたことがあつたが、
よく調べたら、42度を42時間セツトすれば出来上がるようです。
ただ、雑菌が多いのでもつと時間をおいて発酵させた方がいいようです。


落葉小高木で樹皮は褐色で、鱗片状にはがれる。
葉は長さ3~10センチの卵状楕円形。

これから蕾が開いて見頃になります。
黄色の小さな花を20~30個密に開く。
花序の基部に褐色の総萼片が4個ある。花弁と雄しべは4個。

上は11月初めの頃のサンシュユの赤い実。
果実は長さ,1,5センチの楕円形で赤く熟す。

   俳句山茱萸(さんしゅゆ)

    さんしゅゆの花晩年の野の光 平原 玉子
     
    山茱萸の花完結のなく続く  後藤 夜半

 

 

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ミモザ、または、フサアカシア(房金合歓)

2021-02-19 10:26:39 | 木の花

ミモザ、またはフサアカシア(房金合歓)
<マメ科アカシア属>
春が来たなぁと思わせる花。
ミモザと言う名もロマンチックだ。ただ、漢字を調べても出てきません。
黄色い花は元気が出るというけれど、本当に優しい黄色のフワフワ感が
春の訪れを感じさせます。

常緑高木。
葉は大形の偶数2回花状複葉。
小葉は30~40対あり、線形で小さく、粉白色を帯びる。

枝先に濃黄色の花をたくさんつける。
アツプしてもフワフワの感じしかわかりません。

庭木や花材、器具材などに使われます。
オーストラリアが原産。

      おまけオオカマキリの卵のう

    ミモザの俳句

   
    野外劇始まるミモザ降る下に  星野立子

    花ミモザざわざわと夜の頭脳    中村弥生

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ヤブツバキ(藪椿)

2021-02-16 07:02:17 | 木の花

ヤブツバキ(藪椿)
<ツバキ科ツバキ属>
椿の中ではヤブツバキが一番好き、桜なら山桜かな。
少し、花びらは傷んでいるけれど、こんな時期に咲いてくれていてありがとう。


常緑高木。
樹皮は灰色で灰白色の不規則な模様がある。
葉は互生して、長卵形で厚くてかたい。
枝先に1個づつ咲く。


花弁は3~5センチで5個ある。
雄しべは多数あり、花糸の下半部は合着し筒状で、基部は花弁と合着。


ヤブツバキの実は球形で熟すと3裂して暗褐色の種子を2~3個だす。

 

上はオトメツバキ(乙女椿)


タチツボスミレかな?

  俳句は椿(藪椿、山椿。紅椿、白椿、落椿、雪椿なども使う)
  作った方の名前は解りませんが、落椿の句で好きな句があります。

   落椿水に浮かべてもう一度   読み人知らず

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ハナセンナ(花栴那)

2021-01-09 07:10:29 | 木の花

ハナセンナ(花栴那)
<マメ科センナ属>
別名アンデスの乙女。
あ!そうだった。
こんな時期に黄色い花を咲かせるのは何だったっけ?
と思って調べた。
ハナセンナ(花栴那)と言う名前が可愛いと思う。
(アンデスの乙女は・・やりすぎのような気がする・・。)


常緑低木。
葉は互生する長さ3~5,5センチの偶数花状複葉で、2~3対の小葉からなる。
小葉は長さ2,5~8センチの披針形~長楕円状倒卵形で、基部が左右不相称。



花は黄色の5弁花で、花弁は長さ1,5センチでまるく、
雄しべが10本ある。


今日の俳句

東京では6日の夕方、松納めする。

  旅帰りひと日遅れて松納む  下村ひろし

 

 

 

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