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「世界選手権2016」終了後の、羽生選手と浅田選手のインタビュー&今後の展望

2016-06-02 | プロアスリート羽生結弦・羽生選手関連ニュース

 追加情報:浅田真央選手のエキシビション曲が判明しましたので追記しました。

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羽生選手の、「世界選手権2016 (会場ボストン・アメリカ)」での、インタビュー全てノーカット20分間が、収録された動画です。(5月中旬のフィギュアスケートTVより) 

以前、「神様からの試練」というタイトルで、世界選手権後に公開されたインタビューの、ノーカット版です。

(動画全30分のうち、後ろの20分間が羽生選手のインタビューです。)

http://www.dailymotion.com/video/x4ahfac_160514-wc2016-long-interview_sport

 

このインタビューの中では、羽生選手はあえて一言も怪我のことに触れず、気丈に振る舞っていますが、

Sportivaによる記事では、羽生選手の足の事情を大会中から知っていたANA監督の城田さんが、

「あの足で、本当によく闘ったと思います」

「足はいつまで持つのか、壊れてしまうんじゃないのかって、とても心配しました」 とまで語っています。

 

Sportiva 羽生結弦 異次元のシーズンTo the Next (集英社ムック)
集英社
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また、最新の別の雑誌等で公表されているインタビューによれば、羽生選手は、1月は2日滑ったら1日休む状態で、1月の途中からは痛みがひどくて歩けない状態になっていたと判明しました。

3月は、1週間のうち、「2日滑って1日休み、3日滑って1日休む」という7日サイクルでやるようにしないとならない状態だったようです。

 (アイス・ジュエルNo.3の本人インタビューより)

Ice Jewels(アイスジュエルズ)Vol.03 ~フィギュアスケート・氷上の宝石~ 特集:羽生結弦スペシャルインタビュー(KAZIムック)
舵社
舵社

 

世界選手権の快心の出来のショートの直後には、実は無理した足が真っ赤に腫れ上がっていたけれども、全くその様子を周囲には見せなかったため、記者たちは誰も気が付かなかった、と。

だから、フリーでは、やる前から既に痛みを抱えていて、それでも、『やるしかない』と言ってリンクに出ていき、

『靴を履いてしまえば何とか出来る』と、気丈にも城田さんに語って、フリーに臨んでいたそうです。(以上、sportiva より)

 

城田さんというのは、本田武史さんや太田由希奈さんの頃に解説だったりしましたけど、怪我を理由にすることには厳しい人だとの印象が強くて、(でも、この二人の選手は怪我で引退に追い込まれてしまうのですが)

だからこそ、「壊れてしまうのでは」とまで心配したという言葉が、逆に羽生選手の今回の状態が、かなり大変なものであったことを物語っているように思います。

 

もうすぐ2か月ですが、P&Gが、羽生選手への応援メッセージを企画で募集中です。

(→ Letter to YUZU https://www.myrepi.com/members/community/%E6%8A%95%E7%A8%BF%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%83%B3/yuzudays-message-201605 )

こんな企画が出ているくらいですから、羽生選手が日本に来られるのは、もう少し先なのかもしれませんね。 (メッセージ締め切りは、約1週間後ぐらいのようです。)

ゆっくりいたわって、身体を大事にして、心から喜んで滑れる状態になってほしいな、と思います! 

必要以上の怪我には、もう苦しんでほしくないですので…

 

このインタビューでも上の動画でも、羽生選手は世界選手権の間ずっと、怪我については一言も触れていませんでしたけど、「心と体のバランスが…」という言い方をずっとしていたので、つまり、今回は身体が、心でなんとかできるレベルを上回ってしまった、と自覚している、ということだろうと私は思っていました。

インタビューでは、やはり、世界選手権会場入りまでは、身体の調子が90%のレベルにまでなっていたけど、大会期間中に身体の状態が相当悪くなってしまい、(羽生選手は明言していないけど、原因は想像がつきますね)、精神が緊張感をキープできても、「体だけは無理でした」と語っているので、やはりそういうことだと思います。

 

しかし、さらに別の雑誌での最新のインタビュー記事では、羽生選手は怪我の回復を待っている状態ながらも、宇野選手の4回転フリップをはじめとした、若手の台頭にワクワクしているようで、「本当にすごい時代に生まれて来れて、幸せです!」とまで語っています。(笑)

パトリック・チャン選手も、インタビューを読むと、五輪までやる気満々になっているようだし、新シーズンはまた、色々と凄いことになりそうですね。

身体を大事にしながら、心から楽しんで、新シーズンを日々過ごせるようになりますように…!

 

こちらは、最近、骨折リハビリからやっと3か月ぶりに氷上練習を再開できた、山本草太選手のニュース動画です。 http://www.dailymotion.com/video/x4cv6ps_%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E8%8D%89%E5%A4%AA-16-%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%81%AB%E5%BE%A9%E5%B8%B0_sport

羽生選手に憧れている山本選手ですが、氷上練習は再開できたものの、ジャンプ練習はまだで、本格復帰は10月ごろになる見通しだとのことです。ピョンチャンオリンピックを考えると、時間がないと、気を引き締めています。 

でも、練習が恋しくなって、それなりに得られたものはあるようです。

 

羽生選手も、状況は少しずつ違っても、怪我のリハビリで大変であることに変わりはないと思うので、他選手たちの怪我からの復帰の様子を見て、励みにしていってほしいなと思います。

 

 

さて、一方で、昨年末に引退まで考えたという浅田真央選手は、次の五輪までの現役続行宣言をしてくれました。

ニュース記事 http://www.tokyo-np.co.jp/article/sports/list/201604/CK2016041302000138.html

 

こちらは、NHKのBS1で放送された、浅田真央選手の特集番組 「浅田真央 揺れ動いた心の軌跡」という番組です。

 

 

浅田真央選手の、復帰前からと世界選手権後までの、1年間の軌跡を追っています。

 

この中で、特に印象に残ったのは、振付師のローリー・ニコルさんが語った、

「私の経験では、選手はハッピーであれば、ジャンプを決めます。 

これは魔法ではありません。」

という言葉です。

私も、見てきた限りの印象では、まさにこの通りだと、ずっと思っています。

これはそれこそ、フィギュアスケートに限らないことだとも思うのですが、高難度技術だけでなく、特に芸術性をも評価されるフィギュアスケートでは、何よりも大事なことのように感じられます。

心から楽しんで、あるいは、心から積極的に滑っていると、観ているほうも楽しくなります。

プルシェンコ選手や羽生選手が特に凄い理由の一つとして、この二人は、いやいやながら滑るとか、やる気が出ない状態で滑る、つまらなそうに滑る、という姿を全く見せたことがなくて、どんな時でも、氷の上に立つといつも積極的でやる気に満ちているように見えるので、そこが本当に好きだし、彼らが別格な存在になる理由の一つだろうと私は思っています。

浅田真央選手も、ずっとその状態だったからこそ本当に凄かったのですが、さすがに昨年末のちょっと落ち込んだ様子は心配したし、見ているのも辛いものがありましたけど、

でも、今年に入って、完全に吹っ切れたようで、本当に明るい本来の笑顔が戻ったこと、次の五輪までの強い決意表明をして下さったのを見て、本当に嬉しかったし、とても感動しました。

 この番組では、普段は表には見せない、浅田選手の年齢からくる、体調の変化との格闘の様子が映されています。

「やりきったと思えるまでやる」、という決意をした浅田真央選手は、本当にカッコよくて感動しました!

 

浅田真央選手が休養していたシーズン、私は女子の試合に、どこか物足りないものを感じていて、その理由を考えました。

そして、浅田真央選手の最大の魅力は、一つ一つの美しさだけでなく、試合で見られる、他の選手たちからは感じられないほどの真剣さ、真っすぐに目標に挑み続ける気持ち、そういったところからくる魅力が、とても大きいのだと、気づかされたのです。 

浅田真央選手がかつて、何かの番組で、「もしフィギュアスケートをやっていなかったら、何か他のスポーツをやって、やはり真剣に打ち込んでいたと思う。」というような内容を答えたことがありました。 

私はてっきり、フィギュアスケートをやっていなかったら、浅田選手はバレエをやっていたのかな?と思っていたので、ちょっと驚き、浅田真央選手は、やはりアスリートなんだな、と思ったのを覚えています。 

「試合が好き」だといって現役にこだわり続ける、プルシェンコ選手とかなり似ていますね。

羽生選手も似ているものの、でももう少し、表現者よりというか、 羽生選手の真剣さは「試合に限らない」「試合じゃなくても、やりたいスケートが出来れば、満足しそう」な印象があります。

私が歴代でも最も好きなこの3人は、今のところ3人とも、「次の五輪まではやる」宣言をしていて、逆に言うと、そこで一斉に引退を考えているようなので、私としては、 そうなったらその後、自分の気持ちがどうなってしまのか、ちょっとドキドキです…

 

 

羽生選手は、歴代最高得点と並ぶ出来となった今回の世界選手権のSPで、「自分がどう滑りたいのか」に集中して出来たそうですし、「滑っていて気持ちよかった」「幸せだった」と語っています。

何よりも、その言葉が一番良かったと私は思いましたし、そういう演技は、一番本人らしさ、本人の良さが出てくるので、嬉しいですね。

 

 

浅田真央選手のフリーも、今回の世界選手権の演技では、そのように見えました。

ストーリー上は「切なさ」が中心の演技ですけど、終わった時に、浅田選手の「喜び」が込み上がってくるような演技になったこと、それが本当にとても嬉しかったですし、浅田真央選手の美しさも良く出ていた演技となり、とても素敵でした!!

そのような演技が見られるとき、ファンも幸せに思いますし、心にも残ります。

今回の世界選手権、女子のフリーは、そういう演技がとても多くて、本当に良い、ハイレベルな闘いでした。

 

 

 

 

 さて、こちらは、世界選手権の女子シングルで優勝した、ロシアのメドベデワ選手と、そのコーチのエテリ・コーチとのドキュメンタリー番組動画です。

とても印象に残ったので、ご紹介します。

翻訳して下さった方、本当に感謝です。

 

メドベデワ選手のこのフリーのプログラムは、どうやらとても深いものを表現しているというのをシーズン初めから私は強く感じていましたけど、振付した人が、どういう意図で、どういう思いでこれを作ったのかが、私にはとても興味深かったのですが、これを見て、だいたいが解りました。

このエテリ・コーチは、かなり深い思いを、プログラムに込めているようです。

その原点となった「テロ」の体験や、お子さんの問題などが、この動画の中で語られていて、だから、あんなプログラムが作れるのだな、と納得しましたし、そんな重いテーマを持つプログラムを、十代半ばで、きちんと表現できるようなロシア選手たちも凄いですね。

まだ15歳ながら、稀有な感性で表現したメドベデワ選手ですが、何よりもやはり、本当に喜びながら滑っている、その喜びが、しっかりと伝わってくる点が凄いですね。

タノジャンプ等、細かい点を見ると、浅田選手や羽生選手の方がどう見てもキレイだし、そういうところはまだまだ差がありますが…。

 

 

浅田真央選手は、新シーズンの「新エキシビション」が、バッハの曲だとのことでした。

(追記:曲名が、「チェロ・スイート」だと判明しました! 有名なこの曲ですね!

音を一つ一つ拾っていく感じの曲だと浅田選手が説明していましたので、間違いないでしょう。

きっとすごく素敵なものになるでしょうね。 すごく楽しみですね~!

ショート、フリー、エキシビションの全てが、今までにないようなものだそうなので、浅田選手の王道路線やクラシック路線が好きだった私としては、どんなのだろう…と気になりますが、「THE ICE」というアイスショーで、新ショートを披露して下さる予定だそうです。

→ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160601-00000142-jij-spo

追記: ショートとフリーで、合わせて一つになるプログラムだということまで、判明しました!

 

 

羽生選手は、まだプログラム作りに入れていないようなので、こちらもまだまだ楽しみに待ちたいと思います!

個人的には、あまり商業宣伝的な利用ばかりをされない曲のほうが、絶対に良いように思いますが…

羽生選手が心から良いと思えるような曲や、プログラムとの出会いがありますように…!

 

羽生選手!

焦らず、じっくりと体調を見ながら、頑張って下さいね!

 

 


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