信州の神々に会いに行く

こういうタイトルを見かけると、つい買ってしまう。

地元・長野で発行されている「ＫＵＲＡ」という雑誌の12月号だ。
豊富な写真で、お気に入りの雑誌の１つ。

今月号には「天龍村の霜月神楽」「新野の雪祭り」「野沢温泉の道祖神祭り」また「伝説を秘めた寺社へ」「教会から届いた心みちるメッセージ」といった特集が目を引く。

信州は、これから冬の祭りのシーズンに突入する。

和田宿の水場

今日は小県郡長和町和田地区（旧和田村）への出張があった。
和田と言えば、中山道の和田宿のあったところ。中山道でも難所の１つ・和田峠の麓であり、今でもかつての名残を見ることができる。

出張で出かけたところ、やや早く着いたので、宿場内をゆっくり自動車で走ってみた。
すると和田中学校の前あたりに水場があった。

こういう場所を見ると、すぐ降りて、自動車に置いてある専用コップで水を頂く。
結構ヒンヤリとしている。

ドボドボと出ているわけではないが、何ともスッキリとした水だ。

これは湧水なのか、地下水なのか、井戸水なのかは未確認。
和田宿内には結構水場があるようなので、かつての生活用水であったことは予想される。

こうしたいい水が出ている雰囲気がいい。


和田といえば、新和田トンネル料金所付近の男女倉地区の黒耀の水という名水が知られている。ここ和田峠付近は、黒曜石の産地なのだ。
そんな古い時代から水場があったかどうか分からないが、いい水が湧き出す条件の整っている場所だ。

まだ、知らない水場を訪ねてみたいものだ。

明日から12月…

今年もあとわずかだ。明日から「師走」である。
９月に富山へ出かけたとき、細入の「道の駅」で勝った、「おわら風の盆」の来年のカレンダーを飾ってみた。


民謡マニアとか言っている割に「風の盆」に行ったことがない。普通の八尾へは行ったことは３回ほどあるのだが…。


こうした画像もいいが、生で見てみたいものだ。

１１月最終週…

昨日、今年のＮＨＫ大河ドラマ「江」が終わった。そして、今日から11月最終週。そして12月になるのだ。毎年のこととはいえ、「早いな」と思う。

それにしても寒い１日。天気予報では、今日は「平年よりも高い気温…」とか言っていたが、結果的には寒かった。


１日１日、日は短くなるし、朝起きる時間も暗い。本格的な「冬」だ。



こんな時期に、生命の再生を祈る「霜月神楽」を徹夜で行う意味は、確かにある。







今年も残りわずかになったな…。



　　

飯山市＜神戸のイチョウ＞

８月に飯山市神戸（ごうど）のイチョウを見に行った。

飯山市街地から千曲川を渡って、野沢温泉方面へ行くと瑞穂区神戸（ごうど）地区がある。その山手の畑の中に、この大イチョウがある。標識に沿って行くと、「銀杏三寶大荒神」と書かれた鳥居があり、それをくぐるとイチョウに対面となる。

でかい！

異様なほど束になったような幹、枝が垂れ下がり、木陰を作っていた。幹の根元には祠があり、またイチョウ右手には拝殿もある。このイチョウ全体を神様と考えているのだろうか。確かに神々しさを感じる巨木である。幹周約11ｍ、樹高約36ｍ、樹齢約1500年と言われる、長野県屈指の大イチョウである。

これほどのイチョウなので、昔から知られていたようだ。案内板によれば、明治20年に刊行された井出道貞著『信濃奇勝録』にも記述があるという。

それで帰宅後に、たまたま自宅にあった『信濃奇勝録』をあらためて開いてみた。

あった！

大きな幹に、３人の人物が手を広げている描写がある。また大きく垂れ下がる気根もしっかり描かれていた。これがイチョウとは、とても思えない(笑)

ところで、巨木を見るようになって何年か経つが、いつも時期が合わないのがイチョウの黄葉。青々とした夏の樹を見ることはあったが、イチョウの黄葉のいい時期になかなか出くわさない。

今年の神戸のイチョウの黄葉はどうだったのだろう。