線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

富山県民謡民舞大会~氷見市帰り

2010年11月30日 20時06分58秒 | 民謡
いきなり宿泊した氷見。朝起きると、天気は雨…。テンション下がるな~。
いつも通り6:00a.m.前に起きてしまった。宿泊のみだったので、さっさとホテルを出る。

氷見の朝といえば…やはり来てしまった「潮の香亭」の朝風呂。7:00a.m.から開いてるので、ありがたい。月曜の朝なので、誰もいないんじゃないか?と思ったら、宿泊客らしき人たちが数人いた。

いや~朝風呂、最高!冷えた身体であったので、とても温まる。塩辛いお湯は、保温性がいい。

またお決まりの道の駅は8:00a.m.開店。ここでもお土産…魚と地酒「曙」を購入!

さて、朝食は…?マイアミでも見たのだが、氷見漁港の魚市場にある食堂が平日は5:30a.m.からあいてるということで行ってみることにした。
漁港へははじめて来た。月曜日ということで、魚関係の方々でたくさんだった。

そのなかの市場の2階にあった。「海寶」という食堂だ。

朝から刺身を食べている漁業関係の方々。自分も定食を。


さてさて、喜んで過ごした氷見をあとに、長野へ戻ることにした。
今日は平日なので、高速で富山I.C.まで行って、あとは国道41号線で南下して、岐阜から北アルプス越えすることにした。

氷見を出るときも雨。高岡、小矢部あたりで少し小降りになってきた。途中、呉羽S.A.などで休みながら、富山まで行く。

国道41号線に降りたときは雨はない。よし!っと、これまたお土産の「鱒のすし」を「源」の工場で買う。

さて岐阜へ向け、進む。また雨も落ちてくる。んん~今日はずっとこんなメニューか…。
神岡町へ入り、北アルプス方面へ行く。奥飛騨温泉郷あたりの「道の駅」で、昼食。寒かったので「奥飛騨ラーメン」をいただく。

さあ…ここからが大変。みぞれになった。んんん…。

安房トンネルを目ざすが、福地温泉あたりから雪が増えていく。



そして!
平湯温泉あたりで、もう雪道。道路上で立ち往生している練馬ナンバーの車を追い越す!自分は、こんなこともあろうかと、一昨日にスタッドレスタイヤにしておいたのだ!

ご機嫌で進む。しかし雪道はイヤなもの。
すると、次の瞬間!サッと、フロントガラスにさっと横に走るものが…。上から雪が落ちてきて水でも着いたのかな?と一瞬思った。しかし違う。ワイパーやっても消えない。


あれ~~~~~
ガラスにヒビが入ってるじゃん!

そう。かつて、高速を走っていて石かなにかが飛んできて傷ついたことがあった。一応、コーティングという保護をしてはもらってあったのだが、どうもそのキズからヒビが入ったようだ。


まあ!何と言うことだ。外気温0℃だったし、温度差もあったためだろうか。それにしても、ヒビがひどくなりはしないかとか、粉々にはならないんだろうかなどとドキドキで運転。

何とか安房トンネルを越え、信州入り。だんだんいい天気になっていく。松本市街地はすっかり晴れてるじゃん!そして上田市は…やはり雨はないどころか、まぶしいくらいの太陽が出てるぞ!


そんなこんなで、いろいろあった珍道中ではあったが、無事に帰宅できた。

夕飯は…富山の「鱒のすし」だ!美味しい~!


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富山県民謡民舞大会~氷見市③

2010年11月28日 23時22分51秒 | 民謡
続いては、小矢部の願念坊踊り。
これも独特な芸能だ。願人坊主と呼ばれる芸人が歌い踊ったものだという。
唄は素朴ななかにも、江戸期の「粋さ」を感じる。都会的でもあるように聞こえる。

踊りは子どもと黒い僧衣の大人。子どものなかに、とても踊りの手の品の良い子がいた。その子は、おはやしも大きな声で掛けていた。何だか将来有望的な雰囲気!


その次は、高岡の「正調なき荷方節」。
 ♪ア~富山浄瑠璃 金沢謡 あいの高岡 なき荷方

で知られる。金沢城完成のとき、富山藩と金沢藩はそれぞれ披露したが、高岡藩は出し物がなく、泣きながら「荷方節」を歌ったのだという。
 しかし、富山には「荷方節」が結構伝承されている。「富山荷方節」「上市荷方節」「氷見荷方節」「上新川荷方節」「仁歩荷方節」「立山荷方節」「利田荷方節」等々。


続いて、福野の「夜高節」と夜高太鼓、夜高行燈。
「夜高節」を歌った方は男性であったが、高音の伸びが素晴らしかった。
太鼓と行燈の行列…本物の祭りを見たことがないが、なかなか演出がいい。


それから、越中五箇山筑子唄保存会の「こきりこ」だ。おなじみの名曲。唄も踊りも、狩衣姿を中心とした、中世の雰囲気をたたえた感じが、古風さを彷彿とさせる。


唄も結構長めに歌われたので、CDとかではあまり聴かない、
 ♪波の屋島を 逃れ来て 薪伐るちょう 深山辺に 
  烏帽子狩衣 脱ぎ捨てて 今は越路の そま刀

が聞こえてきたときは、ジ~ンとした。平家落人伝説を感じさせるこの歌詞は、「麦屋節」にも出てくるが、何とも言えない哀愁を感じるのだ。

今回の地方にはこきりこと鼓の方がいなかった。あれれ?


最後は、ご当地氷見市から「氷見網起し木遣り」。
これは本当にカッコいい。伴奏は太鼓のみ。しかし力強い歌いっぷりは、豪快そのもの。
魚の町・氷見らしい、いい曲だ。

あまりプロの方の唄は聴かないが、自分は鎌田英一さんの豪快なテイクをエアチェックしたことがある。なかなかいい曲!


以上、すべて終了したのは、5:45p.m.ころ。今年も大満足の半日であった。



さて、会場を出る。あたりは真っ暗だ。雨はあがっていたが、とにかく寒い夜だった。
今日は結局泊まることに。いきなりお願いしておいた、近くのビジネスホテルへチェックイン。

何となく氷見の町を出歩いてみたくて、チェックイン後、すぐ出てきた。
さて!せっかく氷見に来たんだから!魚!?っと思い、うろつく。すると結構面白い街並み。

暗がりの中からハットリくん像が登場したり、遅くまでやってるカマボコ屋さんがあったり。「ぎんなん餅」も気になった。もしかして上日寺と関係があるのかな?

結局、寿司屋さんに吸い込まれてしまった。
ここのところ飲んでいなかった生ビール!刺身や焼き魚をいただく。日本酒は…「曙」を期待していたが、そこには置いてなく「立山」だけ。まあ、いいか。

やはり氷見で魚食べてる雰囲気がいい。日曜日の夜ということで、人影は少なかったが、遠い街で飲んでいるこのひとときって、なかなかいいね!
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富山県民謡民舞大会~氷見市②

2010年11月28日 22時34分44秒 | 民謡
さて後半は3:30p.m.から。

南砺市から越中城端麦屋節保存会による「麦屋節」と「古代神」だ。
「城端麦屋節」は、大正末期に、本場・五箇山の平村から伝授されたものという。あの笠踊りはカッコイイね!

続いて、八尾の「越中おわら節」。

これもいいね。男踊りの黒い上下の踊りと、オレンジっぽい着物に黒帯の女踊りが、それぞれ独特な雰囲気をもって踊られる。男子のキビキビとした感じ、女子の優美な感じは、それぞれいい雰囲気だ。

さて、射水市は「加茂神社稚児舞」。これもなつかしい。学生時代に2度出かけたことがある。「カットンド」と呼ばれるこの舞は、稚児による舞楽である。舞楽とはいえ、楽器は篠笛と鋲留め太鼓で、リズムが「カッ!ドン!」と聞えこえるから、昔の人々もうまいことを言っていたんだなと思った!やはり、肩車で入場。


続いて、越中五箇山麦屋節保存会による「麦屋節」「早麦屋」「古代神」「文句入り麦屋節」「長麦屋」が演じられる。
例の、黒紋付きに袴、手には笠をもつ。なかなかキビキビとしていて、いい。

特に、最後の「長麦屋」は謡曲風。

出だしがソロで、あとは笠踊りの方々も正座のまま、大合唱である。

続く
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富山県民謡民舞大会~氷見市①

2010年11月28日 20時05分28秒 | 民謡
富山県民謡民舞大会は2度目。昨年は射水だったが、それに引き続いての2度目の訪問。

日曜日の朝、7:20p.m.頃、上田を出る。今回は日曜日ということもあって、高速で新潟廻りで行くことにした。例によって、麻績I.C.からのる。
上田は快晴。ドライブ日和~♪とご機嫌だった。


が、北へ北へと行くと、何だか雲行きがあやしい。信濃町あたりで曇り、ついに新潟に入ると雨。上越J.T.を過ぎて北陸道になると、結構な降りだった。

まあ、しょうがない。いつも通り、富山に入って、有磯海S.A.で一休み。天気はイマイチだ。

さて、富山I.C.付近は少し雨もおさまった感じ。快適に!でもないが、一気に氷見i.c.まで進んだ。ちなみに氷見北I.C.もできたんだね。さて時間は11:00a.m.をまわったくらい。開場は12:00a.m.とのことで、早昼食をとることにした。

場所は…自分が学生時代、たまたま氷見に立ち寄ったときに偶然入った「小川屋食堂」。「きときとの魚」とかいう看板の意味が分からず、入った記憶がある。なつかしい場所。
ここで氷見うどんと刺身&揚げ物のセットをとってみた。揚げ物はシロエビだった。なかなか!


さて、ちょうど市民会館と食堂はすぐ近く。さっそく会場へ。

しかし、付近には駐車場がない。ちょっと離れたお寺の下の臨時駐車場に停めておく。
初めて入る氷見市民会館。それほど大きいキャパでもない、手頃なホールだ。
二階席に陣取る。

さて、開演に先立って、いろいろ挨拶が続く。何しろ第59回なのだ。なかなか歴史あるイベントだ。

まずは小矢部の「打込み源氏太鼓」。いきなりの太鼓のステージ。ドン!っと腹に響き渡る。

続いて立山の「米道踊り」。「おけま」「追分」「甚句」「松坂」の4曲。素朴ななかにも、なかなか味がある唄と踊りだ。

次は、黒部から「新布施谷節・正調布施谷節」。今年は、新節からの演奏。そして正調と続く。

大好きな曲。農作業を模した、演出的な踊りがつく。
伴奏は、尺八と胡弓。個人的には伴奏だけでいいような気がする…。

それが終わると、高岡の「伏木帆柱起し祝唄」。これも名曲。自分が初めて聴いたのは、初代浜田喜一演唱によるもの。

これを東京で広めたのは初代さんなんだろうな。

続いて、魚津の「せり込み蝶六」。短時間で編集されるCDとはちがって、結構長かったので、「ヤレヤレヤーレ…」で始まる「ちょんがれ」の部分が入る。やはり地元ならではだ。踊りも手踊り、扇子、菅笠、提灯、唐傘…と、なかなか華やかだ。

花笠が出るのは、「八木節」とも同じで「新保広大寺」の流れであることは明らか!

さて、今度は南砺市の越中五箇山民謡保存会。今回は「といちんさ節」から。
続いて「お小夜節」。手を肩に掛けて入場するのが可愛らしく、また珍しい。

「五箇山追分」もいい。追分の本場とされる信州生まれの自分には、「なげ節」の後の三味線入りの部分が、「信濃追分」と似た雰囲気で、結構お気に入り。なお、プロの演奏としては、二代目浜田喜一のレコードがウチにある。なかなかいい曲。

そして、自分のお気に入り!滑川の「新川古代神」。去年は、こんなCDを買った!

これも「新保広大寺」の流れなのだが、やはり菅笠、扇子、手踊り等々、華やかな踊りだ。今回も松明はなく、提灯からスタートだった。


続いて、民俗芸能である黒部市は明日の「稚児舞」。明日は「あけび」と読む。ここも2度ほどお訪ねしたことがある。今回は「万歳楽」と「千秋楽」の2演目。祭礼通り、会場から稚児を肩車で入場する。

前半の最後は、南砺市は福光の「もちつき太鼓」だ。これは初めて見た。唄はないが、太鼓メインで賑やかな三味線が入る。そして、杵を持った人が餅を搗きながら踊る…というか踊りながら搗くというか…。

ここで搗かれた餅は、実際には振る舞われるのだそうだが、今日は終わった後の休憩時間にロビーで配られるとのこと。

ここで、休憩時間だ!

(続く)



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今日の土曜日は忙しかった???

2010年11月27日 21時08分12秒 | 日々雑感
夕べは飲み会。いや~久しぶりの「外飲み」。

そして今日は、自動車を取りに職場へ行かねばならない…ということで、午前中は職場へ向かう。

そして月1回の通院のため、その帰りに病院へ。



これが大変な混み具合!
待合室で名前呼ばれるまで、居眠りをしてしまった。




それで帰宅して昼食。


そして予約しておいた、スタッドレスタイヤの交換のため、車屋さんへ。

何だかんだ忙しかった~(笑)
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