線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

秋の子

2009年10月28日 22時00分35秒 | 音楽
すっかり秋だ。
どうして秋というのは、詩情豊かというか、郷愁というか…なんともいえず、昔を懐かしむ気持ちが沸き立つ。


ふっと口から出てきた曲…《秋の子》


すすきの中の子 一、二、の三人
はぜつりしてる子 三、四、の五人
どこかで やきぐり やいている
つばきを のむ子は 何人だろな

かきの実みてる子 一、二、の三人
さよならしてる子 三、四、の五人
ごはんに なるまで おもりする
おんぶを する子は 何人だろな

ひぐれに走る子 一、二、の三人
ふろたきしてる子 三、四、の五人
こおろぎ あちこち なきだした
さみしく 聞く子は 何人だろな

  【サトウハチロー 作詞・末広恭雄 作曲】

明るい歌だが、どことなくさみしい感じ。
楽譜には「さみしく いそがず」と書かれている。これはもちろん作曲者が入れたものだろう。

3番にはズバリ!「さみしく聞く子」とうたわれている。

どうもサトウハチローの詩には、さみしさがある。名曲《小さい秋みつけた》もうそうである。亡き母への思いがあるとも聞く。

いずれにしても、童謡は作者の手を離れれば、自由でいいはずではあるが、やはり背景を知りながら、曲を味わって歌うのもいいものだ。

やはり「秋」は「さみしさ」なのかな?
 
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久しぶりに別所温泉

2009年10月27日 21時58分22秒 | 温泉
今日は、久しぶりに平日の別所温泉。

転勤してから、日曜日とかはたまに出かけていたが、平日はあまり行っていなかった。今日は何となく行きたい気分…久しぶりだった。

どこへ行こう?っと、「石湯」を目指す。ここへは、北向観音下の駐車場に停めて、歩くのだ。

夜、7:00過ぎで、すっかり暗い観音様の参道を通っていく。そして「石湯」へ!

あれれ…


暗い…


あちゃ~休みだ。久しぶりに来てみると、定休日とは…。


気を取り直して、「大湯」へ向かう。これがまた、ちょっと離れた駐車場から上り坂を行くのだ。こちらはやっていた。
ここもいい湯だ。そんなに混んではいなかった。

割合熱いイメージなのだが、今日は熱すぎず、温すぎずで、ちょうどいい感じだった。ゆったりと入れて、ご機嫌。

今日は、ゆっくり寝られそうだ!
 
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10月の獅子舞訪問!④夜の羽咋…太田町

2009年10月12日 02時47分49秒 | おまつり
千田町が終わって、再び太田町へ行ってみる。
すでにでかい花は終わっていたようだ。宮上がりまであと数軒というときだった。元気いっぱいの獅子舞が行われていく。ここでも夜の舞のときは花火が出る。特に赤い光の花火が幻想的な感じを増していく。

途中、声をかけられた。寒鰤さんだ。ネット上で、随分盛り上げていただいている方。いろいろお話させてもらった。やはり獅子舞にあつい方だ。いろいろお詳しい。今日も氷見市を何ヶ所か廻られてから、羽咋まで足を伸ばされた。

さて、いよいよお宮の前へ到着。ピカイチさんの解説をききながら、これから一舞あって、ナイヤガラの下をくぐっていくところを見ようと境内へ先回り。



ここ太田町は煙火師の免許をもった方がおられるので、自らの手で煙火を上げられます。かなりはげしいナイヤガラの下を獅子方さんや神輿が進んでいく。

そして、これから「獅子殺し」だ。
境内にはろうそくが並ぶ。青年団の方からろうそくが配られ、みんなで火を灯す。何とも参会者一体型の祭りという雰囲気でうれしい。

最初は暗い境内だが、ぼんやり明るい程度。そして天狗がぐるりと廻り、横たわる。また、獅子も登場し、いよいよ格闘になる。青年団の方の花火が、境内を明るくする。やはり赤い光が幻想の世界に引き込んでくれる。



やがて天狗は、獅子を文字通り「殺し」てしまう。



そして天狗は再び獅子にまたがり、退場していく。これが氷見系越中獅子最高ランクの舞なのである。今年の終了時刻は日付をまたいで、0:10過ぎだった。

祭りの後で、ピカイチさん、寒鰤さんとともに、立ち話。お互い写真撮ったり、ビデオ撮ったりしていて、十分話す時間もなかったので、しばしの語らい。ピカイチさんは翌日(もう今日だ!)お仕事とため帰宅。寒鰤さんは、まだ氷見あたりを廻ってご自宅へ。
自分は…迷ったのだが、朝早く来たせいか、この時間がモーレツに眠たい。適当な場所で車中泊を決めた。

ホントにわずかなミニOFF会。自分も北陸の地で、祭りつながりの知り合いが増えたモノだ。またの再会を約束して、それぞれ分かれた。

 
太田を出て、ちょっとコンビニへ。入ってみると、コンビニとはいえ石川の地酒が置いてあるのに目がいく(笑)珠洲の「宗玄」のワンカップを1つ買ってみた。
そして、獅子で有名な神子原あたりの体育施設の駐車場をお借りして、車中泊。
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10月の獅子舞訪問!③夜の羽咋…四町・千田町

2009年10月11日 23時32分34秒 | おまつり
仮眠後、あたりは暗い。まだ19:00前だ。取りあえず四町へ行ってみる。
ここは3年前に一度行ったことがある。昼間の舞だけ見たのだった。すっかり暗くなった四町を探すと、神社からお囃子が聞こえる。近付いてみると、鳥居の前は藁が焚かれた後だ。そして天狗が剣を持って舞っている。

「もしや?」と、近くの方に聞いてみると「獅子殺しだよ」とのこと。おおっ!もう始まってるではないか。もっと遅いかと思ったが、すでに始まっていた。



やはりカツカツとした音を立てる獅子頭。これでもか!と斬りかかる天狗。なかなかの迫力だ。なかなか迫力の舞だった。
四町の獅子が終わろうとする頃、ピカイチさんも到着。


さて続いて、今年初めて見た千田町の宮上がりへ行ってみようと、再び千田へ。
まだ町廻りだった。1軒ずつていねいに廻っていく。夜になると、ドラゴン花火や爆竹がパンパン鳴らされる中での舞だった。

そして午後9:00近くになって、神社へ。鳥居の所にはナイヤガラなどが仕掛けられていた。そこを獅子が入っていく。

そして拝殿前で、繰り返し舞わされていく。



なかなか元気のいい獅子舞だった。

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10月の獅子舞訪問!②昼間の羽咋付近

2009年10月11日 22時42分12秒 | おまつり
伊勢大町の三町合同舞を見終わってから、後ろ髪引かれる思いで、氷見を去る。
羽咋へは、氷見I.C.付近を通って、415号線を進んでいく。高速近くに来ると、来週10月18日には氷見北I.C.が開通とのこと。ますます便利になりそう。

さて、峠を越えると石川県羽咋市。
やはり風景がちがう。氷見と羽咋は隣同士なのだが、能登半島の西と東というだけで、雰囲気がかわるような気がする(実際はどうなんだろうね?)。

体育の日前の羽咋は2回目の訪問。さて、どこへ行こう?
まだ見ていない千田町へ行くことにする。

時刻はまだ午後2:00前。千田町の諏訪神社で準備する青年団と少年団?子どもが多いような感じ。これも能登獅子の特徴か?
ちょうど神事が終わったところで、まず境内で舞が始まる。

ここはカヤが印象的。大人の舞う獅子は真っ赤。子どもの方は鮮やかな緑色。やはり所変われば…である。

さて鳥居をくぐって町まわし。例によって、デジカメやビデオを撮っていると、あるおばあちゃんが、
「どちらのテレビだい?」
と言われた(笑)
長野から来たことを伝えると、何だかビックリしておられた。

さてまわり始める。石川は神輿が出る。六角形のきらびやかなものだった。家々では、子どもの獅子と大人の獅子が交互に舞う。ちなみに楽器は縦笛と小振りの鋲留太鼓、そして鉦。なかなか軽やかな囃子だ。
さて、なかなかいい雰囲気。1時間半ほど見ただろうか…。もう少し見ていたいなとも思った。ところで「獅子殺し」があるのか聞いてみた。すると、かつてはあったのだそうだが、現在は行っていないとのこと。ただし、神社での宮上がりと、締めの舞はあるという。これは見たいなと思った。

さて、少し疲れてきた。ここで温泉!「ユーフォリア千里浜」へ初めて行ってみた。450円だったかな?中は値段の割に充実していた。温泉は紅茶のような薄い褐色。露天風呂もあってよかった。

さて、再び獅子のあるあたりへ行く。立開(りゅうがい)町へ。ここは2回目だ。

ここは子ども中心の獅子だ。楽器は縦笛のみで、太鼓はない。小振りの獅子頭をカツカツやるのが打楽器的な効果を感じた。

さてさて、中途半端な時間。ここで早夕飯を済ませ、太田町へ行ってみる。
ここは石川の獅子舞で初めて見たところだ。まだ明るいので、獅子の一行はすぐ分かった。太田の祭りの管理人さんとは、パッと目があった。3年ぶりの再会。おしゃべりさせていただきながら、しばらく獅子を追いかける。

さて大分薄暗くなってきた。獅子方さんも休憩のようだ。自分も眠くなってきた。そこで、日吉神社裏の田んぼのあたりで仮眠することにした。
それにしても羽咋の風景は、信州とはちがうな~。

思わずパチリ!
 
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