線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

長野県北部地震

2011年04月30日 23時19分52秒 | 日々雑感
3月11日。歴史的な東日本大震災であった。いまだに復興の道筋も見えず、不安な日々を過ごされている被災地の方々には、お見舞いの言葉もない。

そして3月12日の未明。長野県栄村を中心とした長野県北部地震があった。携帯の緊急メールの音が鳴ったとたん、上田でも結構な揺れを感じた。





そんな栄村はどうなっているのだろう…と思い、今日は新潟へ行くとき、通ってみた。

栄村そのものへは、現在大型車両は通行止め。普通車は通れるのだが、まずそんな情報も知らずに来てしまった自分を反省…。

国道はデコボコ感のあるところがあった。
そして被害の多かった地区にさしかかる。


ああ…テレビで見たとおりだ。
全壊、半壊…。家々には緑色の紙の「調査済み」、黄色の紙の「注意」、赤色の紙の「危険」といった張り紙があった。

仮設住宅の増設のニュースも聞いた。復興に向け、何とか進んでいただきたい。


【栄村役場】
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妙高高原駅前での悲喜こもごも

2011年04月25日 22時07分34秒 | 食べ物
糸魚川から帰るとき、高速を使わずに能生、名立、上越と運転してきた。そして自分の好きな妙高高原付近にさしかかる。

JR信越本線の新潟県側の最南端にあたる妙高高原駅は、かつてこのあたりの中心駅。

赤倉高原、杉野原温泉、池ノ平温泉、赤倉温泉、スキー場…観光には事欠かない場所である。そして、その駅前にそば屋さんがある。「加藤」だ。

ここは20年来からのファン。学生時代に入って以来、ここらへんを通る度に立ち寄っている。もちろん、そうひんぱんに通っているわけではないが…。
ここでは「大盛りそば」を注文。現在、530円。


本当に変わらない味だ。丼にたっぷり盛られてくる。めんは長く、つゆの味はなつかしい感じ。
とにかく、自分にとっては学生時代の味なのだ。

今日は11:50am.頃入れたので、客としてはいちばんだった。

お店の気さくなおばちゃん、元気に、
「何を差し上げますか?」
と、気持ちよく声をかけてくれる。
「大盛りをお願いします」
という普通の会話。

その後、おばあさんと娘といった感じの2人連れが入ってくる。
すると、
「こちらはざるそばだね?おばあちゃんは、うどんでいいね?」
とのこと。

また、近所のおじさんらしい感じの方が入ってくると、
「はい、大盛りね?」
とのこと。

ま~おどろいた。来る人、来る人のメニューを把握しておられる。さすがだ。
自分も、それくらいにしてもらえるようにならねば!



一方、その店の数軒となりの石田屋さんに寄る。ここでは「笹すし」と「あんもち」が定番。これも必ず買って帰るのだ。
入るとまず「あんもち」を求める。そして、「笹すし」と思ったのだが、どうも表示がないことに気付く。思わず、
「あの…笹すしはありませんか?」
と聞く。すると、店の方からの思いも寄らない一言が…。
「おすしは、2月でやめました…」

続けて、
「実は、お店も5月で閉めるんですよ。このあんもちも、それくらいでやめます」


何と…石田屋さん、お店もやめちゃうんだ。
「え~、ずっとファンだったんですよ。楽しみにしてたんです~。残念だなー」
と、思いの丈を語った。

「ええ、皆さん、ここで買うのを楽しみにしていたのに…ってよく言われます」
とのこと。

おやめになる理由は聞かなかったが、長年親しまれてきた店を閉じるということは、それなりの経緯があったのだろうな…でも、個人的には本当に残念だ。



妙高高原駅前で、いまだになつかしい味をいただけるお店と、さみしいことにおやめになるお店。自分にとっては、何とも悲喜こもごも…。



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平成23年度 能生白山神社春季大祭 

2011年04月24日 23時10分05秒 | おまつり
今年もこの日が来た。新潟県糸魚川市、能生白山神社の祭り。昨年は行くことができなかったので、今年は2年ぶりの訪問だ。

朝、4:30a.m.頃、自宅を出発。まだ薄暗い感じ。だんだん夜も白々と明けてくる。昨日は雨が降っていたので心配したが、今日はいい天気になりそうだ。途中、朝食を買って車中で食べる時間以外は、ほとんど高速で突き進む。

能生には6:50a.m.頃に到着。早速、登社の行列が出る公民館へ行く。そこで知人に会い、ごあいさつ。
さて定刻通り、7:30a.m.に「三番貝」の法螺貝で出発する。能生の古い家並みを行列が行く。


境内に着くと、諸行事が始まる。舞台上での「修祓」、拝殿前での「七度半の使い」。今回はなるべく、今までにいたことのない位置で見よう!と考えていた。今年は初めて、拝殿内から使いの様子を見学した。



さて、獅子舞の登場。時刻は9:00a.m.頃。これがなかなかかっこいいんだな。結構お気に入りの瞬間。それで、午前中のメイン「御神嚮(ごじんこう)」のスタートだ。


延々と続く獅子舞は、なかなかキビキビとした動きであるが、その歩みはスロー。これで昼過ぎまで続くのだ。
この間、デジカメ撮ったり、境内にいる知り合いとしゃべったり…。それから楽屋へ行って、楽人会の方と久しぶりにお目にかかり、御神酒を置いてくる。「や~よく来なったねえ。まずは一杯!」といった歓待を受ける。

さて、2時間ほど過ごして、いつも通り、能生のラーメンの有名店へ行って、早昼飯。ここでも店主とごあいさつ。今日はチャーシューめんをすする。

いよいよ「お走り」を待つ。時刻は12:00a.mをまわったところ。全体にやや進行が遅い感じ。そして、走る準備になる。

稚児も袖をまくり上げられる。獅子も油単を身体に巻く。その他の人々も袴の裾を上げて、走る準備。いつものことだが、この独特の緊張感がたまらない。境内にいる人々は、ドキドキしながら待つ。

走った!


いつもながら、これが見どころの1つ。静と動とはよく言ったものだ。爆発的エネルギーで、境内は興奮のるつぼとなる。

さて、その後「供餞進」「黙礼式」「大祭」の後、いよいよ「舞楽」となる。

まず《振舞》。白い装束の稚児2人。


続いて、稚児4人の《候礼》。
そして3番目は人気の《童羅利》。一番小さい五の戸。
最後に「赤目」をする舞として知られている。

続く《地久》は、稚児4人舞。最も格の高い舞。
そして《能抜頭》。初めての大舞。赤と黒のストライプがかなり鮮烈な印象。


そして、もっとも長い稚児舞の《泰平楽》。鉾や太刀など、いろいろなものを手に採る。


そして大舞2人の《納曾利》、矢を放つ《弓法楽》と続いていく。

いよいよ一の戸の最後《児抜頭》。これは本当に美しい。紫色の上衣。そして今年の一の戸は、かなり上手!とった印象。


そして《輪歌》。これは二~五の戸による。この入り方が何とも感動的。
一人一人の名前が呼ばれ、最後まで応援が止まない。
そして今年の最後の《輪歌》の感動。何と、最後の子の入るところで、何と涙を流しているではないか。こんな光景は…今まで見たことなかった。結構、うるっとする場面の多い祭りなのだが、今年は、かなり泣かされた。

そして、最も好きな場面が《輪歌》から《陵王》の出るところ。ここも引き続き泣けた。ああ…2年ぶりだ。この《陵王》の姿の神々しさは、絶妙なのだ。


能生の祭りの象徴の1つでもある。これで1時間以上の舞となる。
舞台では「日を抱く手」等、独特の所作が続く。

後半の「打ち返し」の場面。自分が見ていたとき、後方ではくわしいおじいさんが、となりのツレの方に説明している。まさにライブ中継。
《陵王》の動きのなかで、「烏跳び」と「千鳥がけ」というステップがあるのだが、その動きが舞台上を一方の対角線を動くのだ。どうしてかな…ともうっすら思ってはいたが、それほど気にも留めていなかった。

そのライブ中継によると、どうも本殿に向かっているのだという。
確かにそうだ!今まであまり考えたこともなかったが、本殿の方向と、その180度反対の方向へ動くのだ。舞台上から本殿への意識…なるほど!

そして再び、橋がかりへ。延々と続く舞。2名の総代が出ると、いよいよ《陵王》が飛び込むのだ。それが、例によってじらされる。


今年は、拝殿前の燈籠のところで見ていた。結構、橋がかりの真ん中あたりだ。そして入る瞬間。これがなかなかいいシーンだ。
そして一気に「御旅帰り」となって、神輿がすごい勢いで拝殿へ担ぎ、神様を降ろして再び御旅所へ返す。そして「ヤッショーイ!」の大合唱だ。

ああ…この瞬間で終わるんだ。2年待って、この祭りに来て、この場面で「また来年」だ。
それにしてもい祭りだ。また来年も出かけたい!
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岩手県大槌町より…

2011年04月21日 20時43分36秒 | 日々雑感
以前黒森神楽 を見に出かけた岩手県上閉伊郡大槌町。海辺の民宿に泊まったのであるが、どうなったのかな…と気がかりであった。

お世話になった民宿はどうなったかな…といろいろブログなどを検索したところ、コメントからメールで連絡をとることができた。

民宿はすっかり流されてしまったそうだが、ご家族は波を逃れてご無事であったという。よかった…。



復興までには時間がかかりそうだが、何とかがんばっていただきたい。



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帰路の混雑

2011年04月20日 21時51分01秒 | 日々雑感
4月は花見シーズン。自分の職場は「上田城跡公園」の近くなので、毎年のことなのだが、帰宅時間になると、夜桜見物の客のために、付近の道路が混むことが多い。

今日帰るときも、何だか混雑していた。
しかし、今日は何だかいつもとちがう感じ。途中の信号機のあたりには、交通整理のような人がいる。あれれ?いつもこんな感じだったかな…。


と、なかなか進まない道路を、ノロノロと進む。




あ~…分かった。

明日オープンする商業施設の仮オープンだったのだ。

店舗周辺は、かなりの自動車の量。これでは進まないはずだ。




そして明日は、本オープン。きっとかなりの賑わいになるんだろうな…。

明日の帰りは…遠回りして帰ろう!

 
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