線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

平清盛と能生白山神社陵王

2012年11月25日 22時06分31秒 | 歴史
NHK大河ドラマで「平清盛」をやっている。いよいよ終盤だ。
ここのところ、松山ケンイチ扮する主人公・清盛の衣装が面白い!真っ赤な僧衣のような感じだ。
こちらから!

自分には、これがどうも新潟の能生白山神社舞楽陵王の装束に似ているような気がしてならない(笑)


能生白山神社舞楽の陵王の舞には「日を抱く手」という所作があり、日本海に沈む夕陽を、手にした中啓で招き返すという。

平清盛には数々の伝説があるが、広島の音戸の瀬戸を切りひらくとき、沈む夕日を扇で招き返して、一日で切り拓いたというがある。

何でも結びつけるつもりもないが、能生の陵王が見つめている舞台の先は日本海なのだが、ほぼ真西を向いている。そして、能生海岸には海中の岩に厳島神社まであるのだ。

広島の安芸の宮島の風景には、厳島神社で舞われる蘭陵王の写真をよく見かけるが、平安時代頃の舞楽を代表する演目の1つが、蘭陵王だ。

能生白山神社の舞楽の中に、こんな時代の装束を模倣したかどうかは分からないが、何とも結びつけたくなるものがたくさんある。偶然かも知れないが、この頸城地域が古い時代から、舞楽を伝えるだけの力のある土地であったことはまちがいないだろうと思う。
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駒ヶ根出張続き

2012年11月21日 23時20分05秒 | 日々雑感
この2週にわたって、駒ヶ根出張が続いた。松本からは70kmくらいあるので、2日も続くと大変は大変。
大変な中にも秋のいいシーズンなので、車窓の眺めを楽しみながら出かけている。

途中、時間調整で寄ったお寺の駐車場では、とてもキレイな紅葉が目に入った。


ああ…このまま遊びに出かけたいものだなどと思いながら、出先へ向かった。

そして駒ヶ根市といえば市名ともなった駒ヶ岳連山が雪をいただいて、美しい。


宝剣岳っていうのかな?遠くから見ると、何とも雄大。


近くから見ると、迫力がある。

ある日は午前中で仕事も終わり、昼食を。駒ヶ根といえば、ソースカツ丼だ!


そして、帰りは温泉だ。

ここは、駒ヶ根市の早太郎温泉「こまくさの湯」。内湯からも眺めがかなりいい。


ここは、宮田村にある「こまゆき荘」。「こまくさの湯」からは川をはさんだ向かいにある。この2湯を2日に渡って、入浴してきた。まあ、たまにはいいかな!
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泣きそうになった…

2012年11月17日 21時50分05秒 | 日々雑感
あまりにもバカバカしい話

長野市出張の帰り、宿泊した長野駅前を出て、まず川中島古戦場へ行った。


その後、高速で長野I.C.から乗って、麻績I.C.経由で帰ろうとした姨捨S.A.あたりで何かお土産でも買っていこうかななどと思って運転していた。するとふっと見ると「エンプティランプ」が点灯しているではないか

まずい…

ふっと姨捨にガソリンスタンドがあったかな?と思い、約1kmほど、どきどきして走ったすると、

ない

まずいな。あれ?姨捨はETC専用のスマートI.C.はなかったけ?と、駐車場をぐるぐるまわったが、どうも入る専用で出られない

ガ━━Σ(゜Д゜|||)━━ン!!

まあしょうがない。エンプティランプはついたけど、ガソリンの残量の目盛りがまだ2つついている。姨捨から麻績I.C.までは8kmほどだから、まあ何とか行けるかななどと思って、再び姨捨S.A.を出ることに。

ああ、ドキドキだな~。こんなに長い8kmはないぞと思いながら運転。すると、あと4kmほどの地点で、何と残量の2目盛りが…

同時に消えた

ガ━━Σ(゜Д゜|||)━━ン!!

もう半泣きだ
いろいろ考えた。このままどこかへ停めた方がいいのか?だましだまし運転するか?しかし、そう思いながら、トンネルに入る。

こんなところで停まってもいけないよな…
それよりも、こんなところで停まったことを上司に話さねばならないのかななどと、いろいろ考えた。

そして、トンネルを越えると道路は、何となく下り坂。そして麻績までは2km。んん…まずいな。
残量目盛りが何もなくなると、一番右側のところが赤く点くんだね~。

しかし自動車会社さんだって、エンプティランプが点灯しても。きっとしばらくは走れるようにしてあるのさ!などと言い聞かせたり、無駄な抵抗だとは思うが、エアコンを止め、カーステを止め…。

そしてゆるやかに下りながら、
麻績まで1km

麻績まで500m

あ~出口だ!


ああ、よかった。無事に料金所を出ることができた。そして、近くのガソリンスタンドにたどり着くことができた。


まあ、結果的には無事であったが、姨捨から麻績までの8kmは、本当に泣きそうだった








それにしても、十分反省せねばいけない。
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奉納温泉

2012年11月12日 23時02分02秒 | 温泉
「奉納温泉」は「ぶのうおんせん」と読む。北安曇郡小谷村にある温泉だ。
先週の小谷村出張の帰りに立ち寄った。



行ったのがもう暗い時間。一体どこにあるんだ!?というくらいの暗い山道を進んでった。一見、営業していないのか?と思ったが、やっていた。

中に入る!


おおっ!よく温泉のガイドブックで見かける絵だ!


湯はまろやかだ。いくらか塩味がする。「ナトリウム塩化物炭酸水素塩」という。かなり保温性がいい。



それにしてもカルシウム分だろうか?析出した部分がすごい!かなり効能の高い温泉なのだろう!
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布施谷節

2012年11月08日 21時04分48秒 | 民謡
先週、富山県をふらついたとき、布施川沿いに進んだ黒沢のお稲荷さんの大杉を探しに行った。


不案内の土地で、うろついていたが、獅子舞で有名な小川寺の千光寺にたどり着いた、すると、立派な石碑を発見!


いつか春風 里より吹けば 山のこも僧が 腰あげる

おおっ!これは《布施谷節》ではないか!地区名としては「西布施公民館」のすぐ近くだ。

その後「黒沢の大杉」を見た後、「大沢の地鎮杉」を見て、布施川の東側を運転した。すると、気になる絵を発見!


水門操作室の壁に、踊っている姿壁画風なものが目に入った。《布施谷節》を踊る様子のデザインだ。ここは同じ布施川沿いでも東布施。市町村では黒部市なのだ。


《布施谷節》はいい曲だ!

いつかーハネーヤー春風 (ハーハレナー) 里より吹けばヨー
  山のーホネーヤー虚無僧が (ハーハレナー) 腰上げてヨー
  めでためでたの 布施谷節を 吹けば田植えが 近くなる(ハーレナー ハーイヤー ハーイヨー)

○泣くなーハネーヤー 嘆くな(ハーハレナー) 布施川柳ヨー
  水のーホネーヤー 出るのも(ハーハレナー) 一ト盛りヨー
  水は出る出る 柳が踊る 川の石砂(いしな)が 音頭取る(ハーレナー ハーイヤー ハーイヨー)

○嫁にーハネーヤー 行くなら(ハーハレナー) 小川の村へヨー
  寺はーハネーヤー 三か寺(ハーハレナー) 後生どころヨー
  三十三年たちゃ 小川の開帳 鐘や太鼓が鳴り渡る(ハーレナー ハーイヤー ハーイヨー)


これはメロディが最高だと思う。難しい節回しだと思うが、大変美しい旋律だと思う。
またナゾが深まる。《布施谷節》は黒部市の歌だと思っていたが、実際に来てみると、布施川沿いに行政的には黒部市と魚津市とまたぐようだが、このあたりで《布施谷節》は歌われるのかな?

いや~!民謡の歌われてきた土地に来ると、わからなくなることが多い。でも楽しい!
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