線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

諏訪の古木巡り

2011年07月31日 21時41分21秒 | 巨木
今日は諏訪周辺をふらついた。この辺はあまり出かけたことがなく、興味深い地域だ。
巨木を中心に廻ってみた。

まず「先ノ宮神社のケヤキ」。場所は諏訪市大和。国道20号を東京方面に行き、左折して中央東線を渡って、狭い道を上がっていく。「先ノ宮」とは諏訪神社以前にあった神社の意味だそうだ。
拝殿左手にあった。目通り幹囲8.2mの巨木だ。

いくらか痛んだ感じもあるが、たくましいケヤキ。いくらかコブも見られた。こんな巨木のあるところに神社を造ったのか、神社のあるところに植えたのか、何ともパワースポット的雰囲気だ。

諏訪大社本宮で参拝し、続いて茅野市へ。
まず「達屋酢蔵神社のケヤキ」。場所は茅野市ちの。国道20号から茅野市街地へ入る道沿いに見えてきた。横内の公民館のすぐ横だ。
昨年、諏訪は御柱祭だったが、この神社は古来より御小屋神林より御柱の曳出し特権を持つ唯一の末社であったという案内板があった。
境内には目立つケヤキの巨木が3本とサワラがあった。いちばん大きいのは本殿裏のこれ。

目通り幹囲7.2mの堂々たるモノ。ただし、損傷が激しく、主幹も欠損している。落雷か火事だろうか。

ついでに、この神社へ入ったとき、取り囲む水路の水がとても澄んでいて、鯉が泳いでいることに気付いた。また、手水から水がしたたり落ちていた。

境内をよく見ると「水資源開発の碑」があった。読んでみると、昭和41年にこの横内地区の豊富な地下水が探査され、茅野市とともに飲料水の提供を開発が始まったのが昭和48年だそうだ。その折りに、この神社の御神水として奉納したとあった。境内は本当にキレイな水が引かれている。

さて続いて大門街道方面から湖東方向へ行く。「縄文の湯」や「尖石遺跡」の標識をかすめながら「湯みち街道」を行くと、まず「白山社の大柏樹」に気付いた。場所は茅野市湖東。

いわゆる「カシワ」である。目通り幹囲4.3m。道端で、ややかしがっている。バックに広がる八ヶ岳山麓の風景とマッチする。

さらに奥へ行くと「笹原のシダレヤナギ」がある。場所は同じく茅野市湖東。

目通り幹囲4.2mのシダレヤナギ。現在は笹原公民館脇の広場にある。この場所は,明治期は笹原学校であった。その学校に通う子が授業料を払えず、代わりにヤナギの苗を1株持ってきて植えたといい、それがこのヤナギなのだそうだ。何とも昔話になりそうなお話だ。今日まで大事にされてきた古木だ。

さて再び戻って、大門街道へ合流しようと進んでみると、やはり道路沿いに「子ノ社のケヤキ」があった。場所は茅野市北山芹ヶ沢。

目通り幹囲5.6mの巨木。道路側の幹が裂けているのか、金属板で覆われていた。その金属板には「芹ヶ澤区」と書かれており、分かりやすいというか何というか(笑)

こうして、諏訪市から茅野市を巡ってみた。諏訪地方は自分にとっては「未開」の地なのだ。諏訪信仰の根付いた面白い場所でもある。また機会を見つけて出かけたいものだ。
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線翔庵10周年

2011年07月30日 18時22分59秒 | 日々雑感
本日で、拙サイト線翔庵を公開して10年目を迎えた。

まったくの自己満足の内容で、細々と更新してきた。よくもまあ続いたな…という感じ。


当初は「まつりの間」と「民謡コレクションの間」に力を入れていたような気がする。そもそもHP公開にあたって、自分の趣味であるおまつりや民謡に関わるページにしよう…くらいのモチベーションだった。

その後、水や三味線、温泉、酒蔵等々と増えていった。そして古木の間にいたるまで、本当に自己満足の内容だった。

またその間、掲示板をつけ、ブログをはじめ…いろいろなことを付け加えていった。

明日から11年目に突入。
せっかくここまでやってきたので、もう少し続けてみようと思う。
 















それにしても、サイトつながりでいろいろな方と知り合えたことが大変大きかった。また、そんなつながりからいろいろな情報をいただくこともできた。

せっかく続けてきたので、もう少し続けてみようかな…と思っている。


コメント (4)
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沢井一恵:ジョン・ケージ《三つのダンス》、沢井忠夫《讃歌》

2011年07月28日 20時21分47秒 | 音楽
箏演奏家の沢井一恵さんのCDを買った。


【収録曲】
《3つのダンス》~プリペアド箏ヴァージョン〈ジョン・ケージ 作曲・沢井一恵 編曲〉
《マルヴィナ》〈クリスチャン・ウルフ 作曲〉
《箏とオーケストラのための協奏曲》〈加古隆 作曲〉
《讃歌》〈沢井忠夫 作曲〉

沢井一恵さんといえば、宮城道雄に師事し、古典から現代音楽まで幅広いご活躍。急逝された沢井忠夫さんの奥様だ。

沢井一恵さんの生演奏を聴いたことがある。八橋検校《六段の調》は、本当にビックリした。こんな表現があるんだな~ということ。「もっと自由に弾いていいんだ」という趣旨のお話を聴いたことがあるのだが、普通の演奏家はこうは弾かないだろうなという感じ(笑)。しかし、自分にとってはとても心地よかった。

そして、このアルバムにある《三つのダンス》も聴いた。元々、いろいろな材質のモノを設置して独特なサウンドにする「プリペアドピアノ」作品なのだが、沢井一恵さん自身が箏曲バージョンにしたもの。これはなかなかの迫力と、ガムランを彷彿とさせる独特なサウンド。

このときは、沢井一恵さんの他、西陽子さん、栗林秀明さん、竹澤悦子さんの4人がステージ上で、四角形のように向き合って演奏されていた。このCDも同じメンバーによる1991年の録音。

久しぶりに聴いて、何とも懐かしいような、今更ながら斬新なような、不思議な気分にさせられた。



そして、もう1曲。大好きな《讃歌》が入っていた。
これは沢井作品のなかでも白眉のモノと思っている。
CDでは、沢井忠夫さんご自身の演奏のものを聴いたことがあった。
生演奏では何年か前に竹澤悦子さんの演奏、一昨年に吉澤延隆さんの演奏を聴いた。どれもステキだった。

今回、一恵さんの1987年の録音。とてもステキな演奏だ。何ともジ~ンとさせるテイク。これ聴くと泣けてしまう~!




また、いつの日にか、生演奏でお聞きしたいものだ。
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飲み会…二次会

2011年07月26日 23時55分13秒 | 日々雑感
今日は職場で飲み会があった。ちょっと一段落なのだ。
一次会は地元でもよく知られたトンカツの名店での宴会。
さすがにボリュームがあった!ヒレカツなど、最高だ。


続いて二次会。
…ところが、今日火曜日は、一斉に休業のところが多く。行くとこ行くとこ、休みだったり、混んでたり(涙)

何軒か行ってもダメで、結局最終兵器のラーメン屋?へ。
しかし、やはり混んでいたので、隣の同じ経営のジャズ喫茶風なところへ入って、注文したものは中華メニュー&居酒屋メニュー。


しかし、かなりボリュームもあり、自分が注文した冷やし中華は…


残してしまった。



あらあらあら…
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東京旅行

2011年07月24日 17時29分48秒 | 日々雑感
今日は職場の旅行で東京へ行った。日帰り旅だ。
朝7:50a.m.の新幹線で一気に東京へ。上田から上野まで、1時間とちょっとで行けてしまう。

まず築地へ行く。世界最大級の市場!やはりお寿司を食べたい!ということで、いきなりお寿司屋さんへ入る。
何でも朝8:30から営業しているのだという。
我々も午前中の10時前からビールいただいて、お寿司をいただく。
やはり寿司というのは江戸の食い物だな~と実感。
お店の方々も愛想良く、楽しい人たち。「はぅまっち!はぅまっち!」とか言って、「いくら」を出している。こんなところも「粋」かな?

その後、築地場外市場をうろつく。


時間があまりなかったが、急いでいろんな買い物をした。


さて、続いて浅草へ移動する。
駅を降りると「吾妻橋」あたりから、スカイツリーが見えた!
こんなところで画像を撮るオノボリサンだ(笑)

浅草で昼食でプチ宴会。浅草の「麦とろ」のお店でお昼をいただいた。まさに長いも料理が並ぶ。さすが東京、美味しい料理が続く。

さて浅草演芸ホールへ行く。
はじめて入った。ここは正月に正月寄席とかで中継する場所だ~!

1:30p.m.頃入った。
まず、紙切りの林家正楽さんだった。よくテレビでも見かける芸だ。おもしろかったのは、お題の注文を聴くのだが、それにあったお囃子をやっているのだ。今日は「海水浴」というお題のときは何と!《我は海の子》を三味線と鳴り物で演奏。「舞妓」では《祇園小唄》だった。PAは通すが、下座囃子の生演奏だった。

落語や漫談が続く。テレビでお見かけする方では、漫談のあした順子サン。桂文楽師匠、柳家喜多八師匠の落語が楽しい。また鈴々舎馬風もさすがの話芸だった。

曲芸の鏡味仙三郎社中はスゴかった。いかにも江戸の太神楽芸の正統を伝える。ハラハラさせてくれた。
そして自分たちが聴けた最後の、柳家はん治師匠の「鯛」。これがかなり印象的。帰宅してググると、何と桂三枝サンの新作落語なのだそうだ。何ともシュールな噺で、面白かった。

約3時間ほど過ごした演芸ホールを後にして、浅草寺でお参り。


ここの仲見世通りは、何回か訪ねたことがあった。
参拝の後、まず象牙の店で、三味線グッズを扱う店で、舎利駒をかってみた。


そして有名な舟和の芋ようかんを買う。

浅草といえば、いろいろな名物があるのだ、もう1つ、亀十のどら焼きを買っている同僚があったので、自分も行ってみた。どら焼きも美味しそうだったが、きんつばが目に入り、そっちを買ってしまった。


さて、今日の最後は両国。大相撲は名古屋場所だが、国技館近くのちゃんこ屋さんで宴会。当然ちゃんこ鍋だが、今回は「塩ちゃんこ」をいただく。


夏ではあるが、こうした暑い時期の鍋料理もいいかも?と思いつつ、味わった。


こうして、江戸情緒を味わった旅行も日帰りで終了。8:40p.m.の新幹線で、長野へ向かう。
上田は祇園だった。最終の別所線に乗り、帰宅した。

暑い7月ではあったが、割合涼しい1日だった。たまには東京もいいね!
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