線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

風林火山をめぐる

2007年03月28日 17時45分48秒 | 歴史
大河ドラマ「風林火山」関連の史跡が近くにある割に行ったことがないので、いきなりではあったが、出かけてみた。とにかく川中島合戦の八幡原史跡公園すら行ったことがなかったわたくし(汗)…、とにかくいざ川中島へ!

でも…まずウチの近くから。
①上田原合戦の碑がある上田市内の石久磨神社。あった!碑が。字は半田孝海師の書だった。

②板垣信方の墓。ここは2回目だが、あらてめて来てみるとおもしろかった。愛煙家であった信方を偲んでタバコが供えられていた。ちなみにタバコは、この時代には日本には伝わっていなかったという話も聞いたことがある。千葉サンも来たのかな?

③葛尾城。坂城のヒーロー村上義清の居城。無敵の武田軍を2回打ち破ったことで知られる。まあ、ここは見るだけで素通り。

④荒砥城。上山田温泉街の上の方にある。海ノ口城のロケをやったと書いてあった。ここも素通り。

⑤雨宮渡。♪~鞭声粛々…で知られるここは、上杉軍が渡ったところ。やはり素通り。

⑥妻女山。上杉軍が陣を敷いたところ。麓を通過!

⑦松代町。真田ファンのわたくし、ここは風林火山よりも真田氏の街というイメージ。または佐久間象山、松代大本営、もっというと松井須磨子…。ただ海津城は武田方の高坂弾正が最前線としていたところで、やはり外せない。しかし行ったことがあるので素通り。

⑧八幡原史跡公園。有名なのに初めてきた!やはりドラマの影響か、大型観光バスの客がいた。何と言っても八幡社。そして一騎打ちの像、三太刀七太刀の碑、執念の石…。そして長野市立博物館では特別展体感!川中島の戦い2007!(500円。3/24~12/26)の看板が目に入ったので、取りあえず入ってみた。
出口あたりに出演者のサインがあった。信玄役の亀次郎サンのサインが毛筆で「風林火山」と達筆で書かれていた。カッコイイー!

⑨山本勘助の墓【画像】。松代町柴にあった。山本勘助はもちろん知っていたが、松代にあったとは、正直知らなかった(汗)。場所は千曲川の更埴橋のたもと、堤防の外側のようなところにひっそりとあった。もともとは阿弥陀堂境内にあったそうだが、お堂は流されたらしく、墓だけがあった。墓の反対側を見ると長野市立博物館が見えた。やはり八幡原の見えるところだ。内野サンもお参りに来たのかな?

⑩典厩寺。典厩公とは武田信玄の弟・信繁公のこと。ここにはお墓があった。境内には資料館や「首きよめの井戸」(怖)など関連史跡もある。川中島300年記念で建てられた閻魔堂も有名で、日本一の閻魔様が睨んでいる。ちなみに信繁というと、イメージでは真田信繁。もちろん真田幸村公のことだが、やはり兄・信玄公思いの信繁公にあやかったのかな?真田昌幸公!

さて帰ろうとしたが、松代大橋の脇にドライブイン・おぎのやが目に入った。もちろん夕飯に「峠の釜めし」を買うために行った。すると…その駐車場にも史跡が…!

⑪胴合橋(どあいばし)。啄木鳥戦法を見破られ、敵陣に突っ込み、散った軍師・山本勘助。その討ち取られた勘助の首を家来が敵から奪い返し、川で首を洗っていると、流れてきた胴体とピッタリ合ったといい、つなぎ合わせた場所といわれているのがこの胴合橋だそうだ。真新しい石碑があった。見ると平成19年3月。最近除幕式があったばかりだ。じっと碑を読んでいると、近くのおじさんが「これは昔は別の場所だったんだよ!おらあ、近所の者だがねえ。」と声を掛けてきた。史実はともかく、ナゾの多い山本勘助だが、墓やこうした史跡の存在を考えると、やはり実在したんだろうなーと、あらためて思わされた。

大急ぎで巡った「風林火山」史跡巡り!地元にいながら行ったことがなかったところへ行ってみた。ここに武田信玄が通ったのかな?ここに山本勘助が眠ってるのかな?と想像すると楽しい。

またどこかへ行きたい!
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地震だー!

2007年03月25日 09時57分08秒 | 日々雑感
さっきトイレにいたら揺れた。慌てて部屋に戻ると、電灯がかなり動いていた。大きくゆらゆらした感じだったので、ドキッとした。一応、ファンヒーター消したり、心の準備をした。

ニュースによれば9:42a.m.、石川県能登半島沖で深さ50㎞、マグニチュード7.1の地震だそうだ。七尾市、輪島市あたりで震度6強。津波警報も出たらしい。

松本市は…震度3のようだ。わたくし集合住宅4階建ての1階にいるので、コワイなーと思った。

被害がなければいいな!
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木曽をまわる

2007年03月21日 23時30分10秒 | 日々雑感
何でか知らないが、木曽方面へ行きたくなった。
今日は3月21日の春分の日。中途半端な休日のため、ここのところはまり始めた巨樹巡り&温泉巡りでもしてみよう!と、ちょいと出かけた。

まず、どうしても行ってみたかった贄川の大栃。

ここは国道20号線沿い。今まで何回も通り過ぎてきたところに実はあったのだ。運転しながら「どこだろう?」とキョロキョロして運転していると、右手に覆い被さるように大木が見えてきた。
近くへ行ってみると、さすがに迫力があった。幹周は8.9m。幹のコブが神秘的。栃と言えば「栃餅」が知られているが、木の下には実の殻が落ちていた。

さて国道を南下すると、木曽町に入る。ネットなどで紹介されていた井出尻のトチノキが目に入った。
そして木曽福島。ちょうどお昼時だったので、ソバの名店・くるまやさんに行ってみた。国道店は何回か行ったのだが、本店は初めてだ。おもむきのあるお店に入ると、老舗らしい店構えだ。そこで盛りそばをいただく。木曽は水も良いし、ソバもうまい。なんかとろみのあるソバ(…表現が悪いかな?)というか、なめらかなソバは、とても満足だった。

さてその後「みこしまくり」で知られる水無神社へ行ってみる。ここにはヒノキの大木や杉があった。なお、ここには「壊れた」みこしが何気に置いてあった!

さて、大桑村須原まで足を伸ばす。ここでは大樹の前に、駅前の「大和屋」さんに寄りたかった。「桜の花漬け」を買った。桜の花の塩漬けなのだが、これを器に入れて湯を注ぐと、花が咲いたようになる。
地元の民謡《須原ばねそ》では、
 ♪ハァーヨイコレ 素晴らしいぞえ須原の桜 ホイ 漬けて煮え湯の中で咲く
  ハァー中で咲く 漬けて煮え湯の中で咲く
と歌われている、木曽谷でも古くから知られている名物だ。

さて、そこの店の方に大杉のある鹿島神社の場所を聞いてみた。ちょうど須原駅の裏側ということで、道を教えてもらって行ってみる。

ここも幹周7mの大きな杉があった。

その後、やはり大樹のサイトで行ってみたかった神明神社の杉に行く。しかし…なかなか見つからない。ようやく社叢らしいところをねらって行ってみると、ようやく見つけた。しかし…ここの杉はまた不思議な形だった。二股に分かれたような大きなものだ。こんな姿を見ると、神々しさと同時に怖さのようなものさえ感じる。

さて、その後は温泉巡り!どうしても開田村の御嶽明神温泉「やまゆり荘」に行きたかったので、北上し、三岳村経由で開田村へ向かう。途中、三岳村でも八幡宮のヒノキの御神木や、御嶽神社のサワラなどを見ながら進む。

さて、ようやく開田村。やはり道ばたには結構な雪があった。温泉手前の道は雪で通行不可の場所もあったくらいだ。
さて、温泉へ!
ここは茶褐色の湯で、大変気持ちいい。しかも飲泉すると胃腸にいいのだそうだが、飲むと暖かくて苦いサイダーのようだ。
久しぶりに行った「やまゆり荘」。なつかしく気持ちよく、ご機嫌だった。

こうして木曽路を楽しんで、松本へ帰った!
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風林火山CD

2007年03月19日 22時50分34秒 | 音楽
NHK大河ドラマ「風林火山」のサントラを買った。作曲は千住明氏。
わたくし、どうもこういうCDを見ると、ついぞ買ってしまう。NHK大河ドラマでは「北条時宗」以来、毎年買っている。

サントラCDは、面白い。結構、毎回一生懸命見ていると、耳になじんでくるので、それがあらためて、自分のウチのスピーカーから流れてくるのも、いいもんだ。
ただ…よく分かるのはやはりメインテーマがほとんど。他のいろいろな場面の曲は、案外聴き落とすというか…。きっとドラマを見てるといいんだろうが、音だけだと「あれ?こんな曲あったかな?」と思う場合もある。

ちなみに、この「風林火山」CDのメインテーマの曲は《風林火山》というのだが、ドラマでは内野サン?の声で「はやきことかぜのごとく…」と入るが、CDには入ってなかった。

じゃあ、自分で言うか!(嘘)
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見ていなかったものが見える

2007年03月18日 23時16分36秒 | 日々雑感
今日は、上田市に合併した旧・武石村に行く機会があったので、最近オープンした古木の間にアップできそうな木々を撮ってきた。

【信廣寺の大榧】

武石村は何回も行ったことがあったのに、あらためて巨木がどこにあったかな?という観点で訪ねてみたら、いかにいままで気づいていなかったなと思わされた。
また武石まで行く途中、「大きな木はないかな?」とキョロキョロしながら運転すると(危)、やはり、今まで見えていたはずなのに見ていなかった風景に気づくことが多いなと感じる。

古木の間は、昨年末から始めているが、昨年知り合った方々の影響から、自分も関心を寄せ始めたのだが、こうした観点からものを見ることはたくさんの発見が多い。例えば、自宅の本棚にある文化財関係の本や市町村誌の類の書籍を見るときは、大体「民俗芸能」のページしか見なかったのが、ここのところ「植物」や「天然記念物」のページを見るようになった。今までは考えられなかったことだ。そして、「ここにはこんなものがあるんだ」などと、あらためて見返すという面白さを覚えた。

しばらくは巨木めぐりが続きそうだ。


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