goo blog サービス終了のお知らせ 

線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

上諏訪街道 春の呑み歩き

2009年03月21日 23時39分00秒 | 
諏訪市上諏訪の国道20号線沿いに5軒の酒蔵がある。そこで春と秋に、呑み歩きの会がある。今日はその「春」の会だ。

5軒の酒蔵は<舞姫酒造㈱><麗人酒造㈱><酒ぬのや本金酒造㈱><伊東酒造㈱><宮坂醸造㈱>。どれも国道沿い、というか甲州街道沿いにあるわけだ。

今回は、JR松本駅13:54発の臨時列車「上諏訪街道ほろ酔い号」に乗って向かう。
上諏訪駅に着くと、諏訪らしく御柱祭になくてはならない「木遣り」で迎えられる。そして、ここでパスポートときき猪口をもらう(2,000円)。

さて、酒蔵巡りをする前に、近くにお住まいのかつての上司のお宅に寄って、ご挨拶。実はこのイベントを知ったのも、この上司に教えてもらったからだ。

さて、繰り出すことにする。
今日はとてもいい天気。このイベントに参加するのは4回目だが、今回はとても混んでいた。
まず「横笛」をいただく。純米大吟醸、にごり酒、特別本醸造などをいただく。絞りたてのせいか、炭酸を感じる。
その向かいにあるのが「本金」の蔵。何だかすごい行列だったので、先に「真澄」へ行く。ここが、駅からは一番遠い。
ここも結構な混雑。人を押し分けながら、進んで純米大吟醸「山花」目当て!
ここのショップは結構広くて、三味線の生演奏などが行われていた。奥へ行くと、粕汁のサービスや、おやきの販売があった。

さて、もう一回戻ることにする。「本金」はまだ混雑だ。ちょっと先へ行って、「麗人」の蔵へ行く。ここでは100円で、地ビールを頂ける。酒をちょっと休憩、ビールを飲む。3種類あって、どれも個性があっていい!
さて「麗人」ではどうしても買いたいものがあった。この時期にしか出さない、ピンク色のにごり酒だ。純米で珍しい。諏訪地方以外では、あまり見かけないので、4合瓶2本、300ml1本買ってしまった。
さて、ここでも純米大吟醸をいただく。

だんだん酔いも回ってくる。ブログ書いているが、記憶がなくなってきている(笑)
確かこの後は、再び「横笛」に行ったような気がする。そして「真澄」までの間に、食べ物を売っているので、腹に入れよう!という企画。諏訪らしく「鹿の唐揚げ」「鹿肉ジャーキー」などを買う。そして再び「真澄」へ。今度は「樽酒」があったので、それをいただく。それを呑みながら、「鹿肉」をいただく。

さて、今度こそ「本金」へ…と思ったら、まだ混んでいる。そこで、向かいの「横笛」をいただく。仕込みの水も出ているので、「和らぎ水」として飲みながら!

さて、いくらか「本金」が減ったので、いよいよ突入。
ここは店の構えがいい。昔ながらの佇まいだ。酒も、昔ながらのボディのしっかりした酒で、楽しみだった。純米吟醸と純米酒をいただく。しかーし!純米がいい。吟醸に負けない香りのする、いい酒だ。去年よりも印象がいい。この純米は、結構精米してるのかな?

さーて、まだ行っていない「舞姫」へ行く。ここは入り口が狭いので、結構並んでいる。しかし、お互い酔っぱらいなので、すいすい入っていって純米吟醸やあんず酒などをいただく。

時刻は6:30をまわる。おお…あと30分。時間は3:00~7:00なのだ。
ふたたび「麗人」へ戻り、純米大吟醸、そして忘れられない「本金」へ再び。そしてもう一回「横笛」へ。

ここで時間だ。結構飲んだぞ~。



松本まで帰らねばならないが、同行者に諏訪に詳しい人がいたので、餃子食べたり、ラーメン食べたりして、9:06上諏訪発の電車に乗って、松本へ。


いや~飲んだ飲んだ。ご機嫌のひとときであった。また行きたいな!

職場の留別会

2009年03月19日 23時06分45秒 | 日々雑感
職場の留別会だ。
過去、3回送ってきた側だったのが、いよいよ送られる方になった。特別な感慨…というわけでもないが、ついにこの日が来たな~という思いだ。

一次会は温泉宿のセレモニー的な飲み。前の方に座らされ、送別のことばをいただいたり、1人1人話すコーナーがあったり…。あまり飲んだ気がしない。
しかし…温泉宿での会の割に、宿泊しない。当然温泉にも浸かれない…(謎)


そして2次会。松本駅前まで出る。
中華だった。上司も同席、やや緊張感のある飲み。でも2次会は2次会。結構にぎやかな会だった。


続いて3次会。松本らしい居酒屋で。松本名物の「馬刺し」「山賊焼き」等々。こんな飲み会も、あとどれくらいかな…?


来週の金曜日はいよいよ引っ越し。再来週からは新職場だ。

去っていく3月。

年度末の異動

2009年03月17日 11時34分24秒 | 日々雑感
4年間勤務した松本の職場を、この年度末の異動をもって去ることになった。
この4年は…長かったような短かったような…不思議な感じがした。

4年前、「あと何年勤務するんだろう?3年?4年?長い!」という感じ。そして、人生的にも「暗黒」で、どん底の1年目であった。

そして、すっかり気落ちして?ある意味、やる気を失いつつあった2年目。

また、何とかせねば!という焦りの3年目。

そして、集大成、ここで踏ん張って、せっかく苦労してきたので、まずはがんばろう!と、気を取り直した4年目。

結局、気を取り直しただけで終わったのか?
でも、悔いはない4年間だった。

よく「時が解決してくれる…」という言葉がある。4年間という「時」は、自分にとってどうだったのだろうか。解決してくれたかどうか…。いや、自分には、この松本の地で4年間で出会った方々、同僚すべて…「人」に支えられて、何とか乗り切ったように思う。「人」に支えられなければ、自分には「時」が経っても解決しなかったように思えてならない。

いよいよ職場を去る日も近づいてきた。残りわずかな松本ライフを、充実したまとめをして、去りたいものだ。そして、実家の上田へ戻る。

三絃師

2009年03月14日 20時59分09秒 | 音楽
自分の三味線コレクションは18挺。中古から、そこそこのものまで結構買い集めた。ただ、日々忙しがっているので、手入れが悪い。そこで、今日は日頃、お世話になっている三味線屋さんの三絃師のMさんに来ていただいて、メンテナンスをお願いした。

午後1:00に約束。早速、見ていただく。
職人さんだけに、いろいろな道具も持ってこられた。印象的だったのは、棹にまっすぐな木を当てて、しなりとか反りを見ておられる。特に、胴と棹の位置関係が大事なのだそうだ。胴の下の方が下がりすぎると(文字通り「さがり」というそうだ)、絃が棹に当たりビンビンいってしまう。どうして変な音がするのかな?と思っていたので、説明を聴いて納得。

またこのコレクションは古いのが多いので、「この棹は○○の木ですね」とか、糸巻きの広がり方から「これは手作りですね」とか、説明が面白い。糸巻きにも種類があることを知った。ある楽器を見て「これはスロクですね」と言われた。
「スロク?」「素六」というのだそうだ。普通、面取りをしてあるのが一般的らしいのだが、面取りがされていない「素」の「六角形」のものを「素六」というのだそうだ。

また革の張り方も「これは甘くなってます」といわれたものは、何だか「ボンボン」とした音がする。糸巻きがひび入ったものや、天神が割れたものなど、どうしようもないものもある。また「サワリ」も一通り見ていただいた。「サワリ」一つとってみても、駒の高さで違うので、決めた一定の高さの物で揃えていただいた。

一通り見ていただき、4:00をまわってしまった。実に2時間。しかし、自分も三味線は弾くが、楽器のことをあまりにも知らなすぎ。今日はとても勉強になったような気がした。

ちなみに三絃師は、昔ながらの分業なのだそうだ。棹担当、革担当等々、分かれているとのこと。そんな歴史と伝統にも触れられた。今日来ていただいた三絃師Mさんは、若手の棹師で、珍しいようだ。

続・日本酒を飲む

2009年03月13日 23時42分43秒 | 
先日買った青森県の「田酒」。これをどうしようかな~と思ったが、職場に日本酒好きを増やそう!草の根運動を展開しており、前回と同じくGさんとKさんをオンボロ住宅に招いた。
今日はウィークデーということで、なかなか仕事も終わらず、まずGさんが1人で到着。Kさんを待つが、なかなか来れないようなので、一足先に開始。

「田酒」は、ここらへんではなかなか見かけない。たまたま、とある酒屋で見つけて買ったのだが、何と純米大吟醸の4合瓶。まず、これからためしてみる。

やはり吟醸酒だけあって、香りがいい。Gさんも言っていたが、ノドをスイスイと入っていく感じ。これは旨い酒だと実感した。
そして…「田酒」だけではない。続いて、珍しく手に入った新潟の「雪中梅」純米。吟醸ではないものの、香りはいい。やや甘めな感じだ。
続いて新潟の「越乃寒梅」純米吟醸。コレも珍しく手に入った。やはりスッキリとしてる。しかし、純米大吟醸を最初に飲んでしまったので、ちょっと印象が薄れてしまった(笑)

今日は「珍味」もあった。たまたま買っておいた、能登の「このわた」。要するにナマコの内臓のこと。これは酒飲みのつまみには最高。海の香りという感じのする珍味。

そうこうしているうちにKさんが10:00p.m.過ぎに到着。これから飲むか!っという
時間になってしまった。なかなか忙しい職場だ。

結構、今回もミーハー路線ではあった。造りのいい酒がいいと思う。悪酔いせずに飲めるのもいい。そして、いろいろ語りながらの酒がいい。そんな「贅沢」な飲み会であった。