線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

刈谷沢神明宮お田植え祭り

2009年03月08日 22時17分12秒 | おまつり
久しぶりになった祭り見学。
東筑摩郡筑北村の刈谷沢神明宮作始め神事、通称・お田植え祭りに出かけた。
松本からは近いはずなのに、何となく行きそびれていた。職場の同僚から、今年は3/8だという情報を得て、出かけることにした。

住宅を午前10:30頃出た。松本からは国道143号線を北上、旧四賀村を目指す。上田方面を行きながら、中川地区から山越えに、風越トンネルを目指す。この峠、結構寂しげな感じ。だた、トンネルを出ると、パッと広がる風景はステキだ。北アルプスが目に入るのだ。峠を下ると乱橋地区。ここは以前、諏訪神社のケヤキを見に来たので、すぐに思い出した。ここから旧本城村を通過し、目的地に近付く。しかし、意外と早く着いたので、麻績村まで行って昼食をとることにした。

盛りそばを食べ終わって、12:00をまわったところ。祭りは午後2:00からというので、時間はたっぷりある。しかし、時間をつぶすのもなんなので、刈谷沢まで行くことにした。

ところが~地区の入り口に来ると、獅子舞の行列が出てるではないか!

慌てて自動車を停め、撮影。しかし、どんどん進んでいってしまう。
これは神社まで行ってしまおう!っと、神明宮まで行く。駐車場はせまく、道端に停める。それでも結構な台数だ。

さて境内を下見。境内のご神木と思しきスギの巨木が目を引く。
そして再び、獅子舞の行列をもう一度見に、神社から下りてみる。ゆるやかな坂道を上がってきた。
この獅子舞は、本来秋祭りのみだったのを、このお田植え祭りに合わせて、春にも舞うようになったのだそうだ。
ちなみに伝承は健児社という組織。お田植え祭りは区で行うが、この健児社は神楽を担当する集まりなのだそうだ。

神社前で、もう一舞。

そして境内に着くと、拝殿をぐるりと1廻りして、神楽が止まる。

午後2:00から拝殿内で神事、修祓が行われる。50分ほど続く。地元の客も「これが結構長いんだよね」という声が聞こえた。
そして終わると、午後2:50頃から、再び獅子舞が一舞。

獅子舞が終わると、拝殿から張り子の牛が出される。いよいよ作始め神事が始まる。
太郎という役が牛を導き、その他の鍬、鋤、産霊の木=男根をもった人々が、田に見立てた拝殿前を廻っていく。「アラ、めでたいなー」というかけ声とともに、客が雪を牛にめがけて投げつける。これがまたすさまじい。


同様な所作は3周。境内は雪を投げる客、それをねらうカメラマンたちで騒然となる。ただ…3周で終わりだ(笑)。

祭りとしてはおもしろいが、時間はあっという間だ。

午後3:30には終わる。


さて帰り道。国道に出ると、すぐ目に入る「西条温泉とくら」に行ってみた。この温泉は知ってはいたが、入るのは初めて。外観は近代的で立派な感じ。宿泊も出来る温泉施設だ。

さて、入浴後、再び風越トンネルを越して、松本へ帰る。
久しぶりの祭り見学。これから春祭りシーズンをむかえる。いい季節だ!
コメント (2)
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