線翔庵日記



おまつり、民謡、三絃、名水、温泉、酒、そして音楽のこと…日々感じたことを綴ります。

高田の四季

2008年06月29日 22時54分44秒 | 音楽
今日、テレビを眺めていたら、新潟県上越地方を巡る番組をやっていた。新潟県上越市に住んだことのある自分には懐かしい感じだった。妙高高原、高田公園、谷浜、親不知ピアパーク等、上越地方の有名どころが出た。

そして、ふと「上越の民謡」というCDを出して聴いてみた。

このCDの一番最初に収録されているのは民謡ではなく≪高田の四季≫(作詞/作曲 町田太郎)だ。これがまた懐かしい。

この曲は、戦後まもなく、県立高田中学校教師・町田太郎氏が、同校の寮歌として制作されたもので、次第に広く歌われるようになったという。詞は文語体で、曲の感じは短調で3連符のリズムで悠々と歌われる。


1高田の春は 燗漫と
 古城を包む 春霞
 あゝこの地 我等が故郷
 頚城平の 緑を越えて
 虹がかかるよ 妙高山に

2高田の夏は 爽涼と
 日本海の 波が呼ぶ
 あゝこの地 我等が故郷
 榊神社の 杜黄たそがれて
 南葉の山に 半輪の月

3高田の秋は さやけくて
 青田の川に 紅葉うく
 あゝこの地 我等が故郷
 森の都も 錦をおびて
 鐘がどよむよ あの寺町に

4高田の冬は ひゝとして
 繚乱香る 六の花
 あゝこの地 我等が故郷
 金谷山頭 スキーにくれて
 雁木に映ゆる 町並みあかり

やはり上越市高田を知る者には、妙高山、榊神社、南葉山、寺町、金谷山、雁木…といった詞に、何ともいえない郷愁を覚える。

また上越に出かけたいなと思った日曜の午後だった。
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