馬ひでの助

街道歩き&城廻りの記録、
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地名夜話21.05.02

2021-05-02 22:27:00 | 歴史地理
地名ちょこっと紹介

【猪苗代湖】福島県
いなわしろこ。
今さら説明するまでもないけど、日本で4番目の面積を誇る淡水湖。
琵琶湖と同じく構造湖で、断層により誕生したそうです。

猪苗代の由来は諸説あり、よくわからないというのが実情、
「苗代」は四方を限って苗を仕立てることなので、
稲作にからんだ地名であるのは間違いない。
猪は稲を食べないが田んぼを荒らすことが多い。
猪との戦いの歴史が詰まった地名かも?と思われますな。

ここで、ちょっと大胆な仮説を申し述べます。
今休刊してる地図マガの決め台詞は、「地図で確認してね」。
なので、早速地図で確認してみた。
シゲシゲと見てると、猪苗代湖がずんぐりとした猪のような形に見えてきた。
で、閃いた!
昔の人が磐梯山に登って下の湖を見たら猪の形に似てると思い猪苗代湖と名付けた、のではないか?
と思った。
ま、位置的は磐梯山よりも会津若松側の山から見たほうがより猪らしい形ですが…

ところで、このマガの前号で
「城・柵」を「しろ」「き」と読む、と述べた。

現在の福島県は江戸時代まで陸奥国に属した。
陸奥国は福島県から青森県まで含む広大な地域だったため、明治時代になり4つの地域に分割された。
岩代国(いわしろ)と磐城国(いわき)の2国が設置され福島県の母体となった。
福島市・二本松市から会津にかけてが岩代国で、猪苗代湖も含まれる。
磐城国は、いわき市に代表される福島県の東海岸地域で一部現在の宮城県南部も含む。

いわしろ、いわき、
読み方は違うが、どちらも岩からなる城の国という意味に思えませんか?

実は奈良時代に短期間だが、「石背(いわせ)国」と「石城(いわき)国」が設置されたことがあります。
領域は多少違うが、明治新政府はこの奈良時代の旧国名にちなんで新しく岩代・磐城国を設置したのです。

「石背」に関しては、いわせともいわしろとも読む。
現在の京都府南部の旧国名が山城(やましろ)国が最初は「山背」、後に山代・山城という表記に変化したのと一緒。
山背とは都のあった奈良の山の背中、つまり反対側の国なので山背国と呼ばれ、
後に平城京から平安京に都が移り京都が政治の中心地となったため山背→山城に表記が変わったと思われる。
この理屈から言えば、「石背国」は岩の背中の国ということになる。
石城国の背中、反対側に位置するから石背国と呼ばれたのです。
明治新政府も本来は岩背国にするつもりだったが、岩背を「いわしろ」と読んでたので岩代という表記にしてしまった、というわけですな。

では、太平洋側の「石城国」の石とは何?
実はこの石は、「石炭」。
石炭は「石木」という漢字表記がある。
常磐炭田で代表されるようにこの地域は石炭の産地だったので石城国と名付けられたのです。

《ちょっと待った!
待った!
待ちなされ!》

《おぬし、先ほどから背中とか城とか代とかためになる話をしてくれたが最後の石炭は納得できんぞ!

石炭を採掘したのは明治時代以後。
奈良時代に石炭の産地だったなんて初耳、ありえんぞ!》

う、う、うーん…
確かに!
じゃぁ奈良時代の石城国の石は金だ。
金銀銅は古代の日本でも利用されてたぞ。
特に金は東北地方は産地だった。
宮城県の小田郡(遠田郡)から砂金が奈良朝廷に送られたという記録があるわい!

《いや、小田郡は陸前国。
磐城ではないぞ!》

う、う、うーん…
やむを得ん、話を変えるわ


磐城と宮城。
宮城の由来は、屯倉(みやけ)がミヤギに変化した、あるいは多賀城の宮にちなむとも言われる。

磐城は、やはり岩と木の国。
そういえばこの地方は阿武隈山地の東側の地域で岩や木が多い。

単純に阿武隈山地の地形の岩木にちなんだのだと思われますな。

ところで、話を最初に戻すと
猪苗代湖の北、磐梯山の南端に猪苗代城跡が残ってる。
地元の豪族猪苗代氏が築いたと言われてるが、代は城とも書く。
本来は猪苗城だったかも?
もしかしたら猪縄城だったのでは?
猪を捕まえる縄張り城という意味で。

色々と想像が膨らむわ。

というか、長々とわけのわからないことを述べてきたので、

お前さん、いい加減にシロ、キ!

と、言われそう…


明後日に続く


Φ(*^ひ^*)Φ
実は30日にスマホが壊れた。
数日前から充電が異常だったのでたぶん電池が限界に達してたのだと思う。
すぐに近くのドコモショップに行った。
再起動を何回も繰り返して使えないので何とかしてくれと頼んだら、機種が古くて要領が足りないのが原因。
まずはアプリを削除しろと言われた。
電池交換をお願いすると、修理扱いになり大型連休なので10日以上かかる、
新機種に交換した方が早い、と言う。
なんで電池交換にそんなに時間がかかるのか、解せぬ。
と言うか、店員の新しい機種を買わそうという意図が見え見え!

だんだん腹立ってきて、そのまま帰った。
とりあえずインターネットのホームページで手続きして端末を東京のドコモに送り返した。
と同時に格安スマホサイトで
SIMフリー端末を注文しました。

そんなわけで現在今までの我がgmailを見ることができません。
返信いただいても全く見られない
この後、
新しくメールアドレスを作り設定をし直す予定です

しばらくゴタゴタしますが
あしからず、です

トホホ、ですわ


馬《●▲●》助ヒヒーン♪
コメント
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