渋谷パルコパート1のパルコミュージアム
で開催中の「絶命展----ファッションの秘境」
ファッションクリエーションの可能性を
提示する事・・・がテーマらしいです。
デザイナーの山縣良和氏と坂部三樹郎氏
プロデュースのインスタレーションやフロアショウなどによる構成で
開催中は、
日によって 内容が変化していくのがおもしろそうです。
それは、冒険と秘教的な修行の末に生み出される表現。。。の様ですよ。。。
まずは、観た方が早い(笑)
坂部三樹郎氏の展示
なぜ「絶命」か----
ファションは大きな生きもののように日々変化していくもの。
--------儚く死んでしまっても、輪廻のようにまた姿を変えて
生まれ変わる。------生まれ変わるために死は必要なもの------
そして絶命が僕らの微かな希望となるのです----------
(山縣良和&坂部三樹郎)
「Alicorn」というブランドデビューした
新人デザイナー柳亜里 さんの展示
ファッションデザイナーが
作品を生み出す時にイメージするものや
彼らのアタマの中が見えて・・・・さらに
ファッション・アート・クリエイション
はすべてイコールという事がわかります。
ファッションに魅了された人達が
さらなるクリエーションを追求したら、こんなところに辿り着いた
というカンジでしょうか?
山縣良和氏はデザイナー活動の傍ら
ファッション表現の実験と学びの場として「ここのがっこう」という
スクールも主宰しています。
今回 そこに通う生徒さんも参加しているんです。
パルコのエントランスに飾られた
「ここのがっこう」受講生
「大草桃子」さんのお洋服
テーマは~Welcome to my ring~です
彼女はイタリアで開かれる 欧州最大のファッションコンテスト
「ITS」でファッション部門最終審査 ファイナリストに残った経験もあるんです
このコンテスト、ファイナリストに残るだけでも
大変、名誉な事らしいですよ。。。
洋服からエネルギーを感じます!
靴まで全部 かわいいんですよね。。。
福岡出身の彼女は 服飾系専門学校 卒業後
アパレル会社でお洋服を作っていたんだそうですが、
自分でデザインもしてみたい!というので「ここのがっこう」に入ったんですね
年数が経つにつれ、専門時代の同級生は、だんだん
服飾の道を離れていくにも関わらず 彼女は自分の夢を邁進しているようです。
専門を卒業しても
デザイナーになれる人はほんの一握り
とっても厳しい業界だと思います。
山縣氏はそんな受講生 大草さんを、こう紹介しています。
「-----入ったはいいが、うそくさくて、ださくて、安っぽいレディースのデザイン
しか出てこない---それもそのはず
公団住宅に住み 男兄弟に囲まれ、自分の部屋ももらえなかった環境。そんな中で
彼女がひそかに持っていた夢-------これからが楽しみだ------」
ここに来るまではどれほど大変だったでしょう
経験したひとにしか、分からないものだと思います。
諦める事の方がよほど 簡単ですから。
絶命展----- 一時として 同じところに留まらず
滞らないように、流れ続ける事のむずかしさ。。。毎日 生まれ変わるように
生きていけたら最高だと思います。
山縣氏のブランド
「リトゥンアフターワーズ」のコレクションの世界を少し----
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