Heart and heart

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アンディ・ウォーホル展 ~永遠の15分~ ②

2014-03-26 13:14:12 | アート



       アンディー・ウォーホル展
       彼の代表作 「マリリン」が六本木ヒルズの
        エントランスを飾ります

       やっぱり 彼の作品は ぱっと目を惹きます
       それが、ウォーホルの魅力
        アメリカらしい ポップな色使い

       メッセージを紐解くなんて、なんだか無意味な気がします

       しかし、彼のクリエーターとしての
        仕事は非常に多岐にわたって 興味深いです----常にチャレンジである。
        といっていいほどの、彼の軌跡は、羨望に価します



      彼のアトリエ「シルバーファクトリー」
          内部はすべて銀色のアルミホイルで覆われています

        本展ではその原寸大が再現されています!凄い!!


       ここで多くの作品が生み出され、かつ著名人や
        アーティスト同士の交流が行われていたのです。

       しかし、この空間 長くいるところではないですね(笑)
        少なくとも 私は----

        まったく落ち着きません(笑)


       そして、1968年 ここで一緒に活動していた仲間の
        フェミニズム活動家の女性に ウォーホルは銃撃を受けるのです

       その後、だれもが 作品制作をやめてしまうのでは・・と
        懸念していたところ、ウォーホルは 方向転換しながら
         さらにそれを、続けていくのです


        まるで彼は原点回帰のように
         また広告とイラストの仕事を始めていきます

        しかしそこには、精神的テーマがプラスされていきました


       「悔い改めよ 二度と罪を犯すな」

       「あなたは他人とは異なっていますか」・・・・など作品の中にメッセージが
        描かれるようになったのです

        ここでオモシロかったのが、彼がつくったタイムカプセル
        書簡や書籍 雑誌などを段ボールに保管して
         「タイムカプセル」と称していました



        ものを捨てられなかった彼は人に頂いたもの
         や思い出の品をこうして段ボールに保管していたのです

        メディアと ともにアメリカの消費社会を
         駆け抜けた 彼の活動----早い時間の流れの中で
         過去を捨てられず 思い出を大切にする
         彼の意外な一面を垣間見た気がします

        「人が死ぬなんて思えない。ちょっとデパートに行くだけだ----ウォーホル
         銃弾に一度倒れた ウォーホル
         一命を取りとめても 「死」というものを受け入れ難かったのでしょう
 
         そして消費し無くなっていく事のスピードの速さ
          を受け入れているようで
          じつは、彼が一番 それを容認できていなかったのかもしれません




         世の中を揺るがすような 作品を生み出し
          その反応を窺い、
         個性を消していると言いながら
          見た人の視線を捉えて離さない 彼の作品-----


        まずは 人を惹きつける それでなくてはいけない
        を彼が一番感じていたのかもしれません

        どんな優れたものでも
         人の目にとまらなければ 意味がない
        そこにメッセージがあろうと無かろうと
         見た側がそれを判断すればいいだけ。。。
         そう言っているような気がしてなりません

       「なぜ オリジナルである必要があるのだろうか?
          人と同じじゃいけないのかい
?-----ウォーホル」

        自分がオリジナルである事にこだわるよりも
         そこにいつでもある当然のモノに
         あたりまえでない目を向けろ-----と言っているのでしょうか?




        会場の入り口に飾られた レーシングカー


        風を切って走り抜けるそれをイメージしたペインティング

        風景とスピードによる時間軸が一体になる瞬間

        60年代にはすでに現在の情報化ネット社会を暗示していたかのような彼の
        言葉---

        「将来 誰でも15分は世界的な有名人になれるだろう-----ウォーホル

        彼はこう思っているかもしれません
 
        みんなありがたがって 言葉の解釈を懸命にしたがるけれど
         そこに 大して深い意味なんてないんだよ----と。

        すっかり
        ひとの意識を動かす事に長けたアーティストの掌中でした----


       今回 物販が楽しそう!!!




      なんてポップ!!!


       限定のカフェスペースもかわいかったですよ
       眺めもサイコー!!


      メニューがおもしろすぎる!!         


       


        


                

     
          




         













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