シャネル ネクサスホールで開催中の
ジュリアンレヴィの展覧会
ジュリアンレヴィ------フランス人アーティスト
その活動は、映像 写真 書籍 インスタレーション
と多岐にわたっています
テーマは「目で見る 詩のコレクション」
その表現は とてもフランス的
何と言えばいいか 哲学的であり、詩的であり・・・・
東京やパリ ニューヨークで制作された
作品はまさに 詩を読んでいるかのよう
俳優 アストリッド ベルジュ=フリスベ
との親密なビデオノート
自分のプライベートと重ね合わせるひともいれば
ミュージックビデオのように楽しむひともいるかもしれません
白黒はっきりさせない グレーの世界が
いかにもフランス的です
好きなのか好きでないのか。。。。
行くのか行かないのか。。。。
哀しいのか さほどそうでもないのか。。。
結末のはっきりしたストーリーではなく
物事の移り変わり 時間の経過を見せているのです
ジュリアン自身が失恋したあとに
撮ったフォト-----それはあえて劣化したフィルムを使ったりして
置き所のないこころの 危うさが表現されています
虫眼鏡を使ってみる 女優のポートレートも
興味深いです。。。。3センチ四方ほど
の写真が大きなフレームにはまり おおきな余白を残して掛けてあります
一見 ひっかりのない写真が 虫メガネを
通すと なぜか興味深いそれに変わります
自分だけがのぞいている 女優の一面
そうすると、その表情からは一転して、彼女らの心の内が見えてきます
そして水原希子の映像
彼女演じる 一人の女性が
複雑な 自分の心の内をカメラに向って吐露している
ムービー
ジュリアンレヴィは初め 女性かと思っていました
そのくらい なぜか女性の 曖昧で簡潔で
執拗で明朗な。。。。いうなれば面倒くさい部分を
面倒くさく表現しているのです
これがおもしろい-----女性は感情に左右される生き物
おそらく その時の気分で感じる事も違うはず
きっと ジュリアンの世界を見たら
自分では気づかない 自分の今の感情に気付けるかと思います