Heart and heart

ありきたりになりがちな毎日をオンリーワンな一日に

JULIEN LEVY ジュリアン レヴィ

2014-07-02 14:50:36 | アート


      シャネル ネクサスホールで開催中の
     ジュリアンレヴィの展覧会


      ジュリアンレヴィ------フランス人アーティスト
     その活動は、映像 写真 書籍 インスタレーション
      と多岐にわたっています

     テーマは「目で見る 詩のコレクション」


      その表現は とてもフランス的
      何と言えばいいか 哲学的であり、詩的であり・・・・
 
      東京やパリ ニューヨークで制作された
       作品はまさに 詩を読んでいるかのよう


       俳優 アストリッド ベルジュ=フリスベ
        との親密なビデオノート

       自分のプライベートと重ね合わせるひともいれば
        ミュージックビデオのように楽しむひともいるかもしれません

       白黒はっきりさせない グレーの世界が
        いかにもフランス的です
       好きなのか好きでないのか。。。。
        行くのか行かないのか。。。。
        哀しいのか さほどそうでもないのか。。。

       結末のはっきりしたストーリーではなく
        物事の移り変わり 時間の経過を見せているのです


       ジュリアン自身が失恋したあとに
         撮ったフォト-----それはあえて劣化したフィルムを使ったりして
         置き所のないこころの 危うさが表現されています 



        虫眼鏡を使ってみる 女優のポートレートも
       興味深いです。。。。3センチ四方ほど
        の写真が大きなフレームにはまり おおきな余白を残して掛けてあります
        一見 ひっかりのない写真が 虫メガネを
         通すと なぜか興味深いそれに変わります

        自分だけがのぞいている 女優の一面
         そうすると、その表情からは一転して、彼女らの心の内が見えてきます


       そして水原希子の映像
        彼女演じる 一人の女性が
        複雑な 自分の心の内をカメラに向って吐露している
          ムービー

        ジュリアンレヴィは初め 女性かと思っていました
        そのくらい なぜか女性の 曖昧で簡潔で
        執拗で明朗な。。。。いうなれば面倒くさい部分を
        面倒くさく表現しているのです

        これがおもしろい-----女性は感情に左右される生き物
 
        おそらく その時の気分で感じる事も違うはず
        きっと ジュリアンの世界を見たら
       自分では気づかない 自分の今の感情に気付けるかと思います