つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

O先生

2021-08-16 07:43:16 | 健康
先日、血管検査の事を書いたが、
3か月前から予約していたので、
行ってきたのだ。

「血管が若返っていると良いですね」
担任の先生はそう言って嬉しそうな
顔をしていた。

と言うのも、2年前の春、遠くへ花見🌸に
行った時、段々脚が痛くなってきて、
平坦なところでは、何とも無いのに、
駅の階段を登ろうとすると、痛くて手摺りに
掴まらないと、登れなくなったしまったのだ。

翌日、早速病院に行ったら、動脈硬化の
疑いと言う事で、CTの検査したところ、
血流は足元まで行っているので、早急に
悪化ということはないでしょう。

という診断で、O先生の指示の元、血圧の
薬一錠を1日一回飲んでいたのだ。

実を言うと、それまでも他の先生に
処方されて、増やされた血圧の薬💊2錠を
まあまあ血圧好調をいいことに、飲まずに
サボっていたのである。

それを先生に一錠に調整して頂いて、
真面目に飲んでいたのだ。

お陰で、今は階段の登り下りなど、
スキップで出来るほど、何ともなくなって
いるのである。

自宅で日々測っている血圧も、上120前後と
好調なのだ。

なのになのに、その担任の先生の名前が
無いので、看護師さんに聞いたら、「O先生は
退職しました」と言うのだ。

「た、退職‼️」まだ50歳前後とお見受けする先生に、
何があったのか、良い先生だったのだ。

異常なしと診断された、定期検診の肺の
レントゲン写真から、肺気腫を見破り、CT
を撮って確認してくれた先生だったのだ。

この病院は、基本全ての科目の診療ができる
総合病院なので、医者の数もそれなりに
多く、何処かへの赴任も考えられたのだ。

しかし、退職というのは、さすがに驚いて
しまったし、残念という思いが強い。

当然、先生には辞めざるを得ない理由があっての
事だろうが、何だかちょっと裏切られた
ような、やるせない思いにかられ、ちょっと
「白い巨塔」が頭を過った。

そこでふと…医者と患者の関係って何なんだろう、と
思いを巡らせた。

この病院では、曜日ごとに先生が当番して
いるので、その曜日に行けば、同じ先生の
診察を受けることができるのだ。

ということは、O先生が辞めたので、その
曜日の患者さん達は、皆慣れ親しんだ先生を
失うことになるのだ。

もちろん、代わりの先生が診てくれるし、
こちらの病歴のデータも残っているので、
引き継いでくれるのだが、経過をずっと
見てくれて、言わば顔見知りになっていた
のである。

つまり、また1からのスタートになってしまう
のだ。

医者から見れば、患者はただのお客でも
あるが、患者から見れば、超プライバシー
ゾーンでの付き合いになるので、命に関わって
くるのである。
これは、内科だからまだいいとしても、
外科の手術直前に、執刀医が退職してしまった。
などとなった場合など考えると、よく
分かるというものである。

病院からの帰りの道すがら、お世話になった
O先生に、感謝と、先生のこれからの
ご多幸を祈らずにはいられなかった。

ありがとうございました。



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