つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

元旦を歩く

2013-01-03 06:28:17 | ちょっとした出来事
元旦の朝は天気上々、青空が広がっていた。

寒さに弱いので、寝正月を決め込んでいたが、
何だか、そわそわと我が庭、緑地のてっぺんで
初日の出を拝みたくなってきた。

しかしながら、外は寒い…。ぐずぐずしているうちに
外に日がさしてきたではないか。

結局外に出たのは、すでに初日が昇って
しまっていた8時過ぎになってしまった。

しかし、やはりこんな日は外に出てみるもの、
クッキリと初日に照らされた月が見えるではないか。
つまり、初日と初月を同時に拝顔するという
僥倖に恵まれたのである。

天才俳人山口誓子氏の一句に

「陵寒く日月空を照らし合う」

という、お日様とお月様を同時に見たさまを詠んだ
好きな句を思い出していた。

これだけでも単細胞のわたしは、今年は
いいことがありそう…などと思ってしまうのだった。

やはり寒さのためにてっぺんは断念したが
公園を一巡りしての帰り道、初日が
私の住む縦長のマンションに突き刺さって
いたではないか。

それらが何だか嬉しく、今年の幸運を
予感しつつ意気揚々帰途についたのだった。

「青空に初日残月照らし出す」
                 issei
コメント
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