つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

久々チャップリン

2013-01-05 07:01:45 | ちょっとした出来事

何年ぶりになるだろう…。久々にチャップリンの 「街の灯」を観た。 例の、山高帽にステッキといういでたちの チャップリンが、ペンギン歩きのようなステップで 飛んだり跳ねたりして活躍する。 ストーリーは、チャップリンが盲目の花売り娘に 恋をして、その目が手術して見えるように するための資金を稼ぐべく、奮闘努力する 物語である。 最初の登場シーンから面白い。銅像の 除幕式で、シーツが払われた瞬間に 大きな銅像の上にチャップリンが寝そべって いるのだ。 やがて、盲目の花売りの少女と出会い、 別れた後、酔っぱらった金持ちの投身自殺を 助ける。このシーンもけっこう笑える。 チャップリンの励ましで、彼は再び生きる勇気を 奮い立たせ、チャップリンを親友として、大きな 屋敷に招き入れる。 よくできているのは、この金持ちが酔っているときと 酔いがさめたときに人格がガラリと変わって しまうことだ。金持ちの気まぐれさをよく表現 している。 再び盲目の花売り娘に会って、金持ちに貰った お金で、持っていた花を全部買い上げ、 彼女の家をたびたび訪れるようになる。 やがて、彼女が手術をすれば治ることを知り、 その資金を稼ぐために働き出す。 てっとり早く稼ごうとやった、賭けボクシングの シーンは笑えた。ホントに笑い過ぎて 涙が出まくったのだ。 いま、涙が出るほど笑わせるものって、 あるだろうか…と思ってしまった。 さんざんあって、最後に目の治った花売り 娘は、チャップリンに貰った資金で 花屋を始めていた。 そこへ、刑務所帰りのうらぶれたチャップリンが 通りかかる。彼女はチャップリンの姿を 見たことはなく、自分を助けてくれた まあ、云ってみれば、白馬に載った裕福な 王子様とでも思っているのだ。しかし チャップリンは、ムショ帰りのうらぶれ男…。 という二人の再開がラストシーンになっている。 お見事…というしかない。一見の価値 大いにあり、お勧めです。

 
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