つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

今年は最高の花見だ(奈邪Ⅳ)

2007-04-09 04:46:39 | ちょっとした出来事
作品を展示してから最初の休日に「奈邪」へ。

自分の作品がどのように展示されているのか、わくわくしつつ
「奈邪」へ向かってカミさんと二人佐奈川沿いを車で走る。

佐奈川べりの数キロに及ぶ桜並木は、見事に満開で
その白さであたりを明るくするほどだった。
私はかつてこれほどの桜を見たことがない。

車の中から鑑賞しつつ「奈邪」へ到着。
早速マスターが顔をのぞかせ迎えてくれた。

店へ入るなりまず展示作品をぐるり一覧する。
さすがに見事な配置で、店内の照明度や雰囲気に合わせて
作品が選択されている。

この「奈邪」は洋風なたたずまいと雰囲気を漂わせているので
純和風の私の絵が合うかどうか、正直なところ自信がなかったのである。

しかし全然違和感はなくスッキリして、品さえ良くなったようで
なんだか自分の作品ではないような気がした。

カミさんと顔を見合わせ「参考になるねえ」と思わずつぶやいた。

コーヒーと料理を注文すると、マスターが2本のお酒の話をしだした。
マスターは私のブログを見てくれてて、花見のくだりを書いたときに
コメントをいただいたのだ。花見にいい酒が2本あるので1本差し上げるとの
ことだった。実はこれも大いなる楽しみの一つだったのだ。

私が辛口が好きだというのを知ると、冷蔵庫から1本のお酒を取り出し、
「これが辛口なんですよ」と持ってきてくれた。
「可」と書かれてあって(べし)と読む。ウム…呑むべし…か。

のんべえの私は遠慮なく頂戴することにしたのだ。ありがとうございます。

カツカレーとマスターお勧めのスパゲティーが出来てきたので
食べようとすると、マスターがもう1本お酒を冷蔵庫から持ってきて、
「これも搾りたてでうまいんですよよかったら…」「エ…」

ラベルには「立春朝搾り」と、斜めに書かれ、生原酒「蓬莱泉」の銘柄。
さすがにこんなにいただいては…と遠慮したのだが、「私は血糖値が
上がってウイスキーにしているので、酒は控えているんですよ」と言われる。

「それに搾りたてなので早く呑まないと…」とのありがたい
お勧めで、結局2本ともいただいてしまった。

食事を終え、取替えで持ってきた3作品を、マスターにおまかせで置いて
店を後にした。もちろん初めて食べたスパゲティーもおいしかったです。

2本のお酒は温まるといけないと氷で包んで手渡された。
もういたれりつくせりで、なんだか申し訳ない気がしてしまった。

帰り道の佐奈川の桜を見ているうちにちょっと花見がしたくなり、
車を近くのスーパーに止めて(ちゃんと買い物をして)

川べりを少し歩いた。「わあーやっぱり車の中から見るのとは
全然違うー」とカミさんも感激している。
ひとしきり歩いた後佐奈川を後にした。

「おいしい~まるでワインみた~い」ワイン好きのカミさんは
フルーティーな香り漂う生原酒「蓬莱泉」をこう称し、
佐奈川の桜を思い浮かべつつ、「奈邪」のマスターに乾杯を捧げ、
2人で空けてしまったのだった。いやあ~うまかった。

こんなにすばらしい花見をありがとうございました。











コメント
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