つぶや句

夢追いおっさんの近況および思うことを気まぐれに。

「奈邪」へⅢ

2007-04-03 04:39:49 | ちょっとした出来事
いよいよギャラリー喫茶「奈邪」へ展示作品の搬入だ。
午後の予定だったが、「奈邪」のおいしいカレーが食べたかったので、
例によってカミさんをナビに、早めの午前10時30分頃出発した。

やはり2時間近くかかって到着したのだが、近くを流れる
佐奈川の数キロに及ぶ桜並木は、はや6~7分咲きで、
すでになかなかの見ごたえになっていた。

「奈邪」へ到着してまず目に入ったのは、入り口ドア横に掲示してあった
はいまん彩展のポスターだった。

原画よりきれいな印刷の「いわし雲」の作品と、数点の魚など
パソコンから取り出して構成してあったのだが、とてもステキな
ポスターに仕上がっていて、思わず見入ってしまった。
これ展示が終わったら是非いただきたい、と思ってしまった。
(よろしくお願いします)

中へ入るとドア近くに、私のマンガと昨年の新聞に載った記事とを
構成したマスター手作りの作者紹介が張ってあった。

私は新聞記事を展示されるのがニガ手なので、その旨マスターに
メールしてあったのだが、「このほうがいいと思って」とマスター。
これほどしていただくと、もう恐れ入ってしまった。

続いて、マスターが何やら見覚えのある本を持ってやって来た。
「まっまさか…」それは私がマンガ家時代に出した拙著
「愛しのデブリン」という作品の単行本1・2巻だった。

すでにまんが家をリタイアした身にとっては恥ずかしい限りだったが、
ネットオークションで手に入れてくださったということで、苦笑しつつ
ありがたいことと、素直に感謝した。(ありがとうございます)

「こんな感じになったんですが」とマスターが絵を印刷した案内の
ハガキを持ってきてくれた。
へェ~パソコンで送ったのが、こんなにきれいに印刷されるんだ…と
感心してしまった。「自由に使ってください」と
絵だけ印刷された200枚のハガキと100枚の案内状をいただいた。

実のとこ、この「奈邪」のある豊川は私のエリア名古屋から遠いので
案内状を出すのは止めようかなと思っていたのだが、せっかく100枚
いただいたので、50枚は「奈邪」の出口に置いて頂いただき、
残りの50枚は出すことにした。

まあ…来れなくても、近況の挨拶がわりにでもなればと思っている。

腹ペコだったので、前回食べたカツカレーを2つ頼もうとしたところ
「ドライカレーもおいしいですよ」とマスターからの勧めで
カツカレーとドライカレーを頼んだ。

カツカレーはもちろんだが、このドライカレーもおいしく、
例によってカミさんとお互いのカレーを取り合いしつつたいらげた。

一服した後、車から15点の絵を店内に運び込む。
作品を眺めつつマスターが「作品を展示していくのが楽しいんですよネエ」
とうれしそうな顔をして言った。

この言葉は展示してもらう者にとって、作者冥利につきる
言葉なのである。よろしくお願いいたします。

この「奈邪」では、すべてマスターまかせでいいのだ。
自分で展示すると、けっこう時間もかかり、終ったあとドッと
疲れるのが常なので、ほんと大助かりなのである。

「奈邪」を後にして、佐奈川べりの桜並木を眺めつつ帰路についた。
このところ日曜日の出勤がつづくので、次の土曜日までは
展示が見られないのが残念である。

まあ…それまでのお楽しみにしておこうっと。







コメント (2)
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