今回はパッサウからすぐのオーストリアの町、Schärding シェルディングのお話です。
鈍行列車で2駅、いつ超えたか分からないうちに国境を超え、駅からは誰にも会わない道を延々20分。
ようやくたどり着いた中心部は、この門の奥にあります。
門をくぐると、ずらりと並ぶ色とりどりの建物。 ここがこの町一番の見どころSilberzeileです。
窓やドアに寄ってみました。
一番右が市庁舎。 こんなかわいい市庁舎なら、用事がなくても来たくなります。
そうしていると、急にブラスバンドの演奏が聞こえてきました。 続々と門をくぐって、コスチュームを着た人々が現れます・・・が、あっという間に終わってしまいました。
気を取り直してイン川沿いまで移動。 向こうに見えるのはSchloss Neuhausです。
川沿いは綺麗に整備されていて、誰でもタダで使えるハンモックがありました。(足だけ見えますが、夫が寝ています)
そして、Schlossplatzまで来たら、先ほどのパレードの方々がいらっしゃいました。
パレードはお祭りではなく、戦没者慰霊のセレモニーだったのです。
夫が理解した範囲ではこの町は何度も戦禍を被り、たくさんの被害者が出たそうです。 たまたまこのセレモニーに出くわさなかったら、単に「綺麗な町」という印象で終わっただろうと思います。
最後は大砲が3度撃たれました。
真夏のような暑さの中で粛々と行われる行事を見て、広島と長崎を思いました。
次回はまたパッサウに戻り、旅行記最終回です。
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鈍行列車で2駅、いつ超えたか分からないうちに国境を超え、駅からは誰にも会わない道を延々20分。
ようやくたどり着いた中心部は、この門の奥にあります。
門をくぐると、ずらりと並ぶ色とりどりの建物。 ここがこの町一番の見どころSilberzeileです。
窓やドアに寄ってみました。
一番右が市庁舎。 こんなかわいい市庁舎なら、用事がなくても来たくなります。
そうしていると、急にブラスバンドの演奏が聞こえてきました。 続々と門をくぐって、コスチュームを着た人々が現れます・・・が、あっという間に終わってしまいました。
気を取り直してイン川沿いまで移動。 向こうに見えるのはSchloss Neuhausです。
川沿いは綺麗に整備されていて、誰でもタダで使えるハンモックがありました。(足だけ見えますが、夫が寝ています)
そして、Schlossplatzまで来たら、先ほどのパレードの方々がいらっしゃいました。
パレードはお祭りではなく、戦没者慰霊のセレモニーだったのです。
夫が理解した範囲ではこの町は何度も戦禍を被り、たくさんの被害者が出たそうです。 たまたまこのセレモニーに出くわさなかったら、単に「綺麗な町」という印象で終わっただろうと思います。
最後は大砲が3度撃たれました。
真夏のような暑さの中で粛々と行われる行事を見て、広島と長崎を思いました。
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この辺りは、常にヨーロッパの権力闘争の舞台となってきた地域ですよね…あるコミュニティは武装して戦い、あるコミュニティは他者に統治を委ね、また否応なく戦闘に巻き込まれた地域も。。
立場はそれぞれ、評価もそれぞれですが、死者の追悼に関しては、いかなるものであっても尊いものを感じます。。
可愛らしい家々が連なるのどかな風景との対比を興味深く拝見しました。
tamago
ご主人もハンモックに揺られてのんびりできたんですね♪
6枚目の写真の赤い壁と白い窓枠、素敵ですね(^^)
私の住まいの近所では見掛けない色ですし、あったとしても馴染めないと思うのですが、はいでぃさんの出掛けたこの街にはとても良く似合ってますね( ^ω^ )
戦没者慰霊のセレモニー、大砲の音は響いたでしょうね…
どの土地にも様々な歴史があって、その上に今があるんだな…と、厳粛な気持ちになりました。
歴史をよくご存じなんですね。
私は何も知らず、しかも最初お祭りのパレードと勘違いしていたのを恥ずかしく思いました。
悲しみから立ち上がった人達が、この美しい町を造り上げたんですよね。
ここにお邪魔させてもらって良かったです。
赤い壁は派手になりそうなのに、この窓枠と飾りで上品に仕上がっていますよね。
日本では浮いてしまうと私も思います。
こういう町を見ているせいか、日本に帰ると色がないなと感じてしまうのです。
大砲はお腹にずしんと響きました。
亡くなられた方の魂にもきっと届いたと思います。
旅先で浮かれた気持ちを引き締めてもらったセレモニーでした。