eine Pause

ドイツで右往左往する関西のおばちゃんのお話。
外人を見たら逃げていた私がまさかのドイツ暮らしΣ(゜д゜lll)

日本語のイメージ

2013-09-07 19:10:00 | 四方山話
今日は土曜日だというのに夫が出勤しました。

日本の方やこちらでも駐在員の方には休日出勤も珍しくないと思いますが、ほぼドイツ人と化している夫は年に1回あるかないかの事です。

そんな働き者の夫を応援するかのように、強い雨が降っています。

しかし休日に一人というのは実に退屈なものですね。

「亭主元気で留守がいい」なんて言葉がありますが、私自身はそうでもありません。

日本でだったら「出張でも休日出勤でもどうぞどうぞ行ってらっしゃーい」と送り出すところなんですけれど、娯楽が少ないドイツでしかも天気が悪いとくれば何もすることがないのです。




さてタイトルの日本語のイメージですが、昨日夫からこんなことを聞きました。

業者の人(50代)が「僕は日本語に興味があるんだ。漢字って同じ字でもいろんな読み方があるんでしょ?それってすごく難しいと思うけどその言葉を操ってる君達はとってもクールだね。時間があったら日本語を習いたいよ。」と言ったそうです。


それを聞いた私は妙に照れてしまいました。

いや・・・クールだなんて・・・それほどでも・・・(*´艸`*)



アニメやコスプレに興味を持つ若者は多いけれど、日本語の事をそんな風に思う人がいる事が嬉しかったです。

そう言えばドイツ語学校のクラスメイト達も漢字の事は知っていました。

大抵は「日本語と中国語って一緒なんでしょ?」というレベルでしたが・・・。

そしてよく「いったい幾つの文字があるの?」とも聞かれました。

そのたびにかなり適当なこと答えていたのですが、今現在の常用漢字は2136文字、4388の音訓があるそうです。

これにひらがなとカタカナをプラスすると6600以上。

私達は無意識にそんなにたくさんの言葉を使い分けているんですね。

これに対し、中国で常用漢字とされているのは2500字だそうです。


ドイツでは漢字の刺青を入れている人はよく見かけますが、一度だけ自分の名前をカタカナで腕に彫っている若者を見たことがあります。

  アレキサンダー

見た途端プッと吹き出しそうになりましたが、彼にとってはカタカナがクールに見えたんでしょうね。


当たり前になりすぎていて気付かなかった日本語の魅力。

改めて考えてみると、たくさんある中でも好きな文字があったことに気づきました。


漢字は「織」。

画数は多いですが、バランスが取りやすいのと何となく女の子らしい気がしてこの字を含んだ名前に憧れていました。

私自身がいつも男性に間違われる名前なので、女の子ができたら「紫織」にしようと決めたりして。

この「紫」という字も好きです。

ひらがなで言うと「ゆ」ですね。

特に理由はなく、何となく。


あとは繊細な色の名前が好きです。

「茜色」「浅葱色」「群青色」「萌黄色」・・・。



今まで好きとか嫌いとか全く考えたことがなかった日本語ですが、実はかなり好きだったようです。

今はドイツ語に一所懸命でおざなりにしてしまいがちな日本語ですが、もっと母国語を大切にしようと思いました。


ブログを読んで下さっている皆さんは、何か好きな文字や言葉ってありますか?

もし良かったら聞かせてもらえると嬉しいです。





人気ブログランキングへ