今日もドイツ語コースの話です。
始まって1週間経った頃の授業風景です。
2010年 11月
今日の授業は“家族”について。
父・母はもちろん、義理の兄弟・いとこ・甥・姪に至るまで事細かく勉強する。
生徒A 「私のお父さんは2回結婚しました。お母さんの違う兄弟は何て言うんですか?」
先生 「それはね、Stiefbruderと言うのよ。」
・・・・とここまでは良かった。
ところが何に闘争心を燃やしたのか、一気に火がついた人達がいた。
生徒B 「私のお父さんは6回結婚したのよ。」
その他 「おぉ~。」
何で5回も別れる?
生徒C 「私のお母さんは12人も子供を産んだわ。でも今も健康よ。」
その他 「すご~い。」
いやいや、そんな事誰も聞いてないし。
生徒D 「うちの国では一夫多妻制で、お父さんには奥さんが3人もいるわ。だから兄弟は全部で25人よ。そのうち兄が何人で姉が何人で・・・。」
その他 「うわ~。」
何でも多けりゃいいってもんじゃなーい
もう、わけ分からんからーっ
途中から先生は放ったらかしで「うちは~で・・」「うちは~で・・」と好き勝手にキャーキャー
喋る。
こうなると完全に収拾不可能
周りの話を聞きながらふと気が付くと、台風の目のように静かな場所があり、そこにはあきらめ顔の先生が座ってため息
をついていた。
時には問題を解くお母さんの代わりに2ヶ月の赤ちゃんを抱っこし、時には一人静かに嵐が過ぎるのを待つ・・。
先生も大変だ
しかし聞かれてもないのに「父が6回も結婚した」と言う日本人は、まずいないだろう。
一夫多妻制についてはどんな暮らしなのか想像もできない。
お国柄を垣間見た今日のひとコマだった。
どんな事も自慢になるもんなんだなぁ・・・と、妙なところに感心したりして。
というか、授業は (゜o゜;
信じられないかもしれませんが、これがいつもの授業風景なんです。
「手を挙げて、当てられてから発言する」なんてルールは存在しません。
誰もが好きな時に好きなように、たとえ他の人が当てられている時でも勝手に答えます。
なんで学校が始まったばかりなのに喋れるのか不思議でしたが、大抵の人は文法がダメなだけでしゃべるのは得意だったんです。
だから盛り上がる話題ならエンドレスに喋りまくる。
この頃はまだそれに慣れなくて毎日驚きの連続でしたし、もちろん全然ドイツ語を喋れなかったのでただポカーン
とするしかありませんでした。
タイトルとは関係ないですが、先週Wiesbadenの公園で見た木。 雷
の直撃を受け、ボッキリ折れています。

他にも折れた木がたくさんあり、現在Wiesbadenの公園や墓地など、木の多い場所が数カ所閉鎖されています。
折れた木や枝を排除して他に危険な木がないか調べ、安全が確認されて人が入れるようになるまでにはまだ時間がかかるそうです。
週末には雨で湖のようになった市街地もあり、優雅な保養地は今は違った様相を呈しています。
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始まって1週間経った頃の授業風景です。
2010年 11月
今日の授業は“家族”について。
父・母はもちろん、義理の兄弟・いとこ・甥・姪に至るまで事細かく勉強する。
生徒A 「私のお父さんは2回結婚しました。お母さんの違う兄弟は何て言うんですか?」
先生 「それはね、Stiefbruderと言うのよ。」
・・・・とここまでは良かった。
ところが何に闘争心を燃やしたのか、一気に火がついた人達がいた。
生徒B 「私のお父さんは6回結婚したのよ。」
その他 「おぉ~。」
何で5回も別れる?
生徒C 「私のお母さんは12人も子供を産んだわ。でも今も健康よ。」
その他 「すご~い。」
いやいや、そんな事誰も聞いてないし。
生徒D 「うちの国では一夫多妻制で、お父さんには奥さんが3人もいるわ。だから兄弟は全部で25人よ。そのうち兄が何人で姉が何人で・・・。」
その他 「うわ~。」
何でも多けりゃいいってもんじゃなーい



途中から先生は放ったらかしで「うちは~で・・」「うちは~で・・」と好き勝手にキャーキャー

こうなると完全に収拾不可能

周りの話を聞きながらふと気が付くと、台風の目のように静かな場所があり、そこにはあきらめ顔の先生が座ってため息

時には問題を解くお母さんの代わりに2ヶ月の赤ちゃんを抱っこし、時には一人静かに嵐が過ぎるのを待つ・・。
先生も大変だ

しかし聞かれてもないのに「父が6回も結婚した」と言う日本人は、まずいないだろう。
一夫多妻制についてはどんな暮らしなのか想像もできない。
お国柄を垣間見た今日のひとコマだった。
どんな事も自慢になるもんなんだなぁ・・・と、妙なところに感心したりして。
というか、授業は (゜o゜;

信じられないかもしれませんが、これがいつもの授業風景なんです。
「手を挙げて、当てられてから発言する」なんてルールは存在しません。
誰もが好きな時に好きなように、たとえ他の人が当てられている時でも勝手に答えます。
なんで学校が始まったばかりなのに喋れるのか不思議でしたが、大抵の人は文法がダメなだけでしゃべるのは得意だったんです。
だから盛り上がる話題ならエンドレスに喋りまくる。
この頃はまだそれに慣れなくて毎日驚きの連続でしたし、もちろん全然ドイツ語を喋れなかったのでただポカーン

タイトルとは関係ないですが、先週Wiesbadenの公園で見た木。 雷


他にも折れた木がたくさんあり、現在Wiesbadenの公園や墓地など、木の多い場所が数カ所閉鎖されています。
折れた木や枝を排除して他に危険な木がないか調べ、安全が確認されて人が入れるようになるまでにはまだ時間がかかるそうです。
週末には雨で湖のようになった市街地もあり、優雅な保養地は今は違った様相を呈しています。
