最近は庭に少なくなったが、この花ルリマツリの繁殖力は旺盛だ。
以前は庭中、この花が謳歌をしていた。放っておけば、、、
ハナちゃんが庭から帰って来ると、この花を身体中にまとっていた。
ねばねばの莟が、猫ちゃんの長い毛についていて
「ちょっとハナちゃん待って、その✿を取ってあげるから」
そんな具合だった。
昨日は、誰もいない家に少しだけ咲いていた。
一番にハナちゃんを想いだした。
そして 蝉 。
庭の木と言う木に蝉が止まっている。
これもハナちゃんの想いでに結びつく。
ジャンプの出来なくなった ハナちゃんが 、木の下でひたすら蝉が落ちてくるのを待つ。
小半時も待って、やっと低い所に来た蝉を捕まえて、一目散に私に見せに来る。
得意のどや顔みたいだが、、、
誉めてやりたいが、私の目の前で獲物の蝉をなぶりものにして遊ぶのだ。
逃げようとすると、ジャンプをして覆いかぶさる。
サッカーボールのように両手でもって遊ぶ。
ハナちゃんが野生に、、、そうは思うのだけれど、
「ハナちゃん ごめんね、、、」
と、蝉を取り上げて逃がしてやる毎日だった。
網戸に空蝉が。
無数の空蝉がベランダのいたる所にある。
🐞 すんでのところ熱中症に庭掃除
🐞 眼から出る汗の痛さよ熱砂なる
🐞 空蝉や胸に想ひ出帖あまた
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