老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

 万引き

2020-08-24 09:35:28 | 俳句
    


あうやのところで私は万引き犯  (*_*;
 
買い物に行った。
以前はなんでもなかったスーパが、こんなに疲れる場所だとは思わなかった。
涼しい間にと、坂道を下ってスーパーへ、ほんの12~3分の距離だ。

レジで買い物のお金を払う時、スーパーにパンを置いている場所と、ちょっと小ましなパン屋がある。
小ましなパンを買って、買い物籠に入れた。
清算の時、「このパンは、パン屋でお勘定をしてください、、」と言われた。
そうだ、それを忘れていた。
勘定が別になっていることを!

金を払って、自分の買い物カートに入れて、帰ろうとした。

「ちょっと、お客さま、パンの代金をお支払い下さい」
と店員が追っかけて来た。

私の思考の中から、パンの事などすっかりと消えていた。
万引き、、、って言葉がよぎった。

暑さに疲れていたのか健忘症になっているのか?痴呆の始まりか?
パンの代金は忘れ去っていた。

小ましなパン屋に引き返し、お金を払ったが、この事は少なからずショクとして、今日まで尾を引いている。


ぽっくりさんの仏さまを見るたび、私は、ぽっくりとあっちの世界に行きたいと思う老人の事と自分を結び付けて考えたことは一度もなかった。

いいかげんに病気を持ってそれなりに戦い、昨今のコロナの騒ぎ。

「死」が身近な問題として、頭の中に潜在的にあるに違いない。
ぽっくりさん が身近の存在になった。

     


今まで辛辣に他を批判をしていた。
真っ赤の唐辛子のように顔を怒らし、黄色い唐辛子のように不満を心の中に抱えて、紫の茄の花ような花だけ見て、さてこれはどんな花が咲くのかと思いもしないし、疑いもしないで、甘く世間を渡ってきた。
紫の花には未知の世界に打って出る淋しさが宿っている、、、と遅ればせに考えてみたり。

向こうの家も良いがコンパクトに纏められたマンションも老人にとっては、まことに住みやすいと再認識をした。
それに気づいたことも一理あったって事。


      ☆     星月夜人鼠猫犬照らす
  私、鼠のはなこ、猫のハナちゃん、犬の慎ちゃん、みんなちっぽけ。
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