老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

綿の花

2022-09-18 12:40:16 | 老人日記
     

子供図書館の庭、プランターに咲かせていた綿の花。
二株か三株撒いたであろう種が上手に手入れをされて咲いていた。

綿の花の季語は夏。
毎日、秋とは言え残暑が厳しい日が続いた。

綿畑は想像をするのみ。
正確に綿の産地はどこかと聞かれても答えることはできない。

イメージが湧くのはいつもフォスターの唄。
クンタッキーの我が家とか、スワニー河が口をついて出る。

       

歳時記で見つけた句。

     @   棉の実をつみゐてうたうこともなし    加藤楸邨

アメリカの広い大地の労働者を想像する力強いののイメージとは違う。

     @   棉の花白し夕立の峯一つ    山口青邨

どちらも暗い感がいなめない。

そして今。

「綿吹く」、、の季語も。今はこの季語を詠む時季だ。

歳時記より

     @    洪水のあとに取るべき綿もなし     正岡子規

     @    旅にして棉笑む風の北よりす     臼田亜郎

過去の俳人の句の棉のイメージを押して図ればおのずと解かる、、、


図書館が10日あまり休んでいた。棚卸しと夏休み。
「ここが休館だと淋しい、、、」
と馴染みの司書さんと。


    👩     子供館綿吹かれゐるプランター

    👨     綿吹くや流れてきたる鎮魂歌





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 秋遍路 | トップ | 少し快復? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿