老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

源平咲の花

2024-04-11 12:47:06 | 老人日記
           

源平咲の桜。
あたかも、ここは源平合戦の主要な場所だ。
ドライブをしていて、連れ合いがここの花に気付き車を止めてくれた。

    
       

一週間ほど前に桃の花が咲いているかと見にきたときは、莟もかたく花はまだまだと思っていた。

それが満開だ。

老が進み記憶力も無くなり、連れ合いがドライブに連れ出してくれるのが、唯一の楽しみだ。

私の住んでいるのは、中町。
一番賑わっている屋島の麓。
中町を西に曲がり花のトンネルを抜けると東町へ。

       

老木の桜がある。
高く育ち見上げるような木ばかりで花びらは薄い。
散りだすと本当に美しい。息をつく暇のない花のチンネルを走るのは至福の
時だ。

東町が源平の古戦場の周辺で合戦も一番に激しかった場所だ。
名だたる平家の戦に敗れた武将のお墓も残っている。

どなたも住んでいない空き地にこの源平咲の花が。
気付いた連れ合いが車を止めてしばし佇んだ。

海が見える。

舟隠しの湾も見える。

のどかな風景に心が洗われる。


最近は久ぶりにしり取り俳句に手を出している。
きまぐれな私を加えてくださるのは、一句でも毛色の変わった句の参加を認めてくれているのだろうと、我田引水の勝手な想像をしている。


取り敢えずラスカルさんのしり取り俳句から。

    🌺    花筏堤しずかに夕べくる

    🌺    平常心とりもどしゐる花の雨

    🌺    汽笛残す貨物列車や日の永し

    🌺    むずむずと足組みなおす花筵

    🌺    花冷えや魔法瓶から酒あふる

    🌺    武家門に古い表札燕くる



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