老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

徳島県の神山町

2023-04-08 21:26:05 | 老人日記
       



坂本龍一さんが闘病中、最後まで作り続けていたのが、徳島県にある過疎の町、神山に新たに設立された「神山まるごと高専」の校歌だった。
4月2日、校庭には満開のしだれ桜。

 人口が5000人に満たない過疎の町に今年、「神山まるごと高専」という変わった名前の高専が新設された。
名だたる企業から100億円を超える出資を集めて設立されたという。
世界中から集まった、1期生44人の新入生の誕生。
地元出身の生徒は、ほんの数名。

外国から、日本全国から、起業家を目指す若者が入学をした。
頼もしい。。
 
坂本龍一さんの、最後の曲となったのが、この学校の校歌であった。
このニュースにで、世界に向けて カミヤマ なる町の名前が発信をされた。
神山の発展を祈るばかりである

この神山町。
私にとっても懐かしい町だ。

30年前、初めての俳句作り。
師と仰いだのは。豊川湘風先生。
富安風生さんが郵政次官の時の秘書官だった湘風先生に、俳句を一から教えていただいた。
湘風先生に俳句を教えてもらっていた先輩に、神山の旧家の奥さま、つた女
さんがいた。
今の私より若かったかな?
一年中、和服姿の方だった。
彼女のお世話で、名前は忘れてしまったけれど、とあるお寺で一泊の吟行句会をしたこことも。

   @    すつてんと転んで笑ふ寒さかな  つた女
広い畳敷きの本堂で滑って転んだ、つた女さんの句が特選に。私も勿論、選にとった。

三椏の花を見に連れて行ってもらったり、冬には氷瀑となる神通の滝へ案内をしてもらったり、夏の鮎料理の店に行ったりした。
徳島時代の懐かしく思い出す、お隣の町である。
師も先輩のつた女さんも、向こうの世界に行かれてしまわれた。

邪馬台国は、ここ神山にあったと言う説があったことも。
桜の頃も良いだろうが、梅の町として探梅の吟行には、もってこいの町であった。

ちなみに前も一度書いたことがある。
NHKの女性アナウンサーが、鮎喰川(あくいがわ)を アユクイガワと言った。
間違いもあろうさな。。。。
しかし今、全国ネットで人気を博しているアナウンサーを毎日見ているから、記憶力の無い私が連想をし、この神山町を流れているのが鮎喰川なので、神山へ思いを馳せる次第かもな~。


     🐸    選句忘れ河鹿の笛に耳すます

始めて聞いた河鹿笛は鮎喰川だった。

     ⛄    凍滝へ道を尋ねる人もゐず



 
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花を散らす雨

2023-04-08 03:22:15 | 老人日記
     

連れ合いが
「金木犀が咲いている」
と言う。
狂い咲きかと思い見る。
あれれ、、、確かに黄色い花が。
良く見ると、金木犀の金木犀の向こう側にあるロリエが咲いているのだ。
この家に植えて15~6年になるロリエ(月桂樹)に花が咲いているのを見るのは初めてだ。
今までも咲いていたのかも知れぬが気が付かなかったのかな?
お隣の家の二階の屋根よりも大きく育っている。

二階から見える山の桜が、、無い、無い。
今日の強い雨と風で散ってしまったのだ。

今年は、身体の調子が思わしくないなかったから、花を観る機会が少なかった。
淋しい。

        

庵が有りその前の畑を機会で耕していた。
王越街道を車で走っていた時の光景。
この光景がなぜか記憶に残っているのは、、どうして?。
西行法師がかってこの道を歩いたのかもかと思ってのことかも。

今夜は床の中でラジオ深夜便を聞いていても睡魔が襲ってくれぬので、パソコンの前に坐った。
リズムが狂って、気がつけば、昼はうとうと居眠りをしている。
目が覚めれば、韓国のドラマに目が離せない。困ったものだ。

    🌸     ありたけの桜貝沈める水槽

まこと久ぶりにしりとり俳句を覗いた。
桜貝を繋いだ。




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