老人雑記

生活の中で気づいた浮世の事

あたたかき十二月なり、、、、、

2018-12-02 11:46:15 | 俳句

     

 暖かい。天気予報は夕方から崩れて雨になるとの予報だが。

狭いマンションの、一番暖かい席に夫のマサージ機が鎮座をしている。

これからは、私も使う回数が増えるこただろう。

 

日常が戻りつつある。

ベランダに洗濯を干した。

このような燦々と降り注ぐお日様を利用しない手はないだろう。

乾燥まで洗濯機に任せていたが、私の心に棲み付いている勿体ないお化けが出てきた。

昨日はミシンを使った。

雑巾を縫った。

それが当たり前の主婦の当たり前の日常であると気がつく。

リメイクもパッチワークも未だ、やる気が起らない。しかし、お裁縫虫の出番ももうすぐだ。

 

            あたたかき十二月なりひまにも馴れ    風生

 風生さんが、逓信次官を辞し官界から退き、役所勤めの激務から解放をされて半年が経った時季の句だそうだ。

嘘のように暇で暖かい日ざしに満ちている実感を詠んだ句だ。

  やっぱり多くいる俳人の中でも「風生さん」が一番好きだ。

 

 

           冬の朝未だき遍路の鈴聞こゆ

 マンションは屋島寺への遍路道に近い。

未だ夜も明けていないのに、お遍路さんの鈴が聞こえた。

 

 

 

コメント
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