前向きな人生の整理整頓

人生も後半、一日が短いです。明日やると思っても、若者のようには明日はたくさんないのかもと気づいた今日この頃

西洋への憧れ/星降る夜にきかせてよ

2009年08月03日 00時54分53秒 | 本・漫画
現実逃避 80年代に時間旅行というタイトルで書いていた頃の記事です


昭和52年ということは・・・・西暦だと1977年。
その頃イギリスにあった『ジェット』というお店にPANNY・RAIN / ペニーレイン
というアマチュアバンドが出ていました。
メンバーはローリエ、クレランス、ナルシスの三人。('79年にジュリアンが加入)
美しい彼らは女の子に大人気でありました。

「そんなバンド知らないなあ・・・」
・・・でしょうね。彼らは漫画の中の登場人物。実在のバンドではありませんから。

見なきゃ見ないでも暮らせるのですが、ついついパソコンを開くとインターネット。
自分がいつも見るところを一巡りすると結構な時間。
就寝前の読書の時間がこれでいつの間にかなくなって久しいいことに気づきました。
そこで、夜はパソコンに触れない日々を数日過ごしてみました。
結果のんびり過ごせます。そこで、若返りたくて漫画なんて読んでみます。

星降る夜にきかせてよ/ 一条ゆかり
これは昔、『りぼん』の付録についていた文庫本で、小学生の頃初めて読みました。
その後、続編の『ハスキーボイスでささやいて』を加えた単行本を買って読んだのは
もう大学に行っていた頃だったかも。

あらすじ ですが知りたくない人は読まないように、
知りたい人はマウスで反転させると読みやすいです。


憧れのウィルソン画伯の講義が受けたくて、イギリスに留学してきたフランス人の女の子ジュール。
しかし、画伯は事故死。夢はかなわなかった。おまけに人気バンドペニーレインの親衛隊に加入することを拒絶したため、
寮を追い出されるはめに。寒空の中、見知らぬイギリスで倒れたジュールを救ったのは故ウィルソン画伯夫人。
夫人に気に入られたジュールは下宿させてもらうことになる。
が、そこに帰宅した一人息子はジュールが寮を追い出される原因となったペニーレインのローリエだった。
毎夜帰宅が遅く、時に泥酔。人気物のローリエは、ジュールの目には軟弱な遊び人にうつっていた。
しかし、しかし、ローリエには秘密があった。軟派な男に見えていたローリエこそ真の男だと気づくジュールであったが・・・・


と・・・これくらいにしておきましょう。知りたい人には個人的に教えてあげます

不思議なもので小学生の頃に初めて読んだときと、いつの間にこんなに年をとったのか
しらないけど、現在の自分とで、読後感はあまり変わらないので、我ながら驚き。
一条ゆかりさんは大人っぽい絵柄の人でしたから、(内容も)小学生時分は苦手だと
いう人もいましたが、今でもちっとも古臭く感じません。
ヨーロッパの映画を観ているような間や雰囲気が好きでした。
西洋への憧れは、映画でも音楽でもなく、わたしの場合は漫画から始まったのかもしれません。

いい年して、漫画を読んで楽しかったってことで終わるのも如何なものかと思いますが、
その昔、『漫画を読むと馬鹿になる』などと大人が言っていた時代がありました。
しかし、大人も大人の今思うのは、漫画には知識や教養が結構散りばめられていまして、
そこから得たものって結構ありますよ。問題提起もあって考えさせられることもありますしね。
考えることや読み解くことが苦手な人は、昔の漫画から入ってみるのもいいかもしれません。
まあその分勉強する時間は減るけど、インターネットの時間くらいなものです

わたしが漫画を読んでいたのは80年代までのことでそれ以降のものには
責任は持てませんし、語ることもできません。
でも、そこから得るものを一つでも漫画好きの人には見つけて欲しいな。

今後も時々80年代、それ以前の漫画について語っちゃうよ


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