前向きな人生の整理整頓

人生も後半、一日が短いです。明日やると思っても、若者のようには明日はたくさんないのかもと気づいた今日この頃

古い手帳、ゲーテも青臭く感じる

2019年03月05日 15時53分44秒 | 整理整頓
古い手帳の整理を始めました。

そのままポイッと捨ててしまえばよいのだけれど、

稀に中には大事なメモがあったりするものだから
ひま暇に確認中。

別宅、と言うと聞こえがいいけれど、
もう一軒の家にはまだ古いものもあるはず。
そっちも片付けないといけないのだけど。

手元にあるのは一番古いものが、2001年のものでした。
その後、間が抜けている、使用しない期間もありました。

先ずはこの2001年のものから、これは案外簡単に
処分できそうです。

この手帳に小さな字で、(わたしはいつも字が小さかったの)
ヘンリー・ミラーの『暗い春』からの抜粋かな?
生きていて、小鳥も同様に自由な身であることは実にいいことだ。
門は開かれていて、わたしは勝手にどこでも行ける。

そう書いていました。
きちんと書いたものじゃないからどこか書き違っているかもしれないけれど。

すっかり春めいた、暖かな日、卒業して羽ばたいて行くであろう
若い人たちの内にこんな言葉を感じながら、過ごす午後。

そしてこれもなぜなのか?Atlantic Starrの alwaysと
斜め書きがありました。
特に何かしらの思い入れがあるわけでもないけれど、
久々に聴いてみました。

1987年の曲です。手帳は2001年なのにね。

有名な曲なので皆さんよくご存じでしょうし、
いい曲です。

今ちょっと聴いてみたのですが、
同じ頃のイギリスの曲と違って
歌詞もかなりわかりやすい。
若く夢いっぱいな人にはいいんじゃないかな?
恋とかしているね。

こんなにのどかな春なのに、
恋とかしなくなるのですよ、そのうち。
恋どころか、何かを好きになったり中々しないし。

もう一個、こんな抜粋もありました。
ぼくは実に色々な物を持っている。
しかし、彼女を慕うこころが一切を飲み込んでしまう。
ぼくは実に色々な物を持っている。
しかし、彼女なくしては一切無となる。


そんなことないよ、ウェルテル君。君は若いね。
そのうちわかるときが来る。若いうちはまあ、
たくさん悩むといい。

年を取って夢や希望より、安寧を求めるようになりつつある
自分に気づきます。

天下のゲーテすら青臭く感じるのでした。
今はちょっとわたし、つなんない季節の中にいるだけです。
ちなみにくだんの抜粋は、申すまでもなく『若きウェルテルの悩み』ね。


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