前向きな人生の整理整頓

人生も後半、一日が短いです。明日やると思っても、若者のようには明日はたくさんないのかもと気づいた今日この頃

哀愁をまとったカリスマ/BOOWY 武道館 伝説LIVE

2016年07月20日 13時43分23秒 | 音楽
先日見るともなしにテレビをみていたら、NHK-BSプレミアムでBOOWY「武道館 伝説LIVE」やっていました。
早く寝ないとと思いつつ、最後まで観てしまいました。時は1986年ですって・・・そんなに昔。何だか嘘みたい。

その昔、レンタルビデオ屋で借りて何度も観ていますが、
当時のわたしの財力では、14型のテレビしか買えず、よくまあそれでねぇ、
と、思ってしまいますが、当時はみんな?そんなもんだったので満足でした。

観終わった後、わたしは思ったものです、カリスマと、書いて氷室京介とルビをふる。
指一本動かしても、人をひきつける魅力のある人だとおもいました。素敵だったんですよそれはそれは、

だった、と過去形で語るのはその後のことをあまり知らないからなのです。
ご縁がありませんでしたし、すごくBigになってしまったこともあります。

最近耳の不調からもうライブ活動から離れるらしいと聞きました。
残念です。この残念はバンドの復活ならずという点が大きい残念です。
確かに一人でも素敵ですが、バンドだから素敵なのです。
そしてまた、若さが素敵なんですね。きっと。
最近の映像を観て、若さとは違うせつなさを感じて、引き付けられました。

わたしも年を取ってしまって、目も悪くなってきたのですが、テレビ画面が大きい
ことと、年くって 視野が広くなって、ボーカリストだけを目で追うのではなく、
細部に視野が行渡ります。枯れるっていうのも悪いことばかりではなく成長ですね。しみじみ

音楽的にも、ライブの運びも全然古臭くない、みんな後から出てきた人が真似している
感があって、だから古くならないのでしょう。服装や髪型もそれほど違和感ない・・・よね?
松井恒松の肩パットが広い?かな・・・それが時代ですよ。
この方の演奏スタイルもピクリともせず、表情もなし。まるで前川清か東海林太郎?
わたしとしては、今でもよく聴くことがある9th IMAGEに参加していたおひとりということで、
横道にそれますが、たった一枚のアルバムDAY & NIGHTはかなりお勧め。

軌道修正して、どれもこれもいい曲だらけですが、一曲選ぶならば、ベタベタですみませんが、
NO NEW YORK これでしょう。
理由は、音楽性がどうのこうのとかわかりゃしませんので、こんなわけで・・・
 何だか美人になれたような気になるから・・・・ 図々しいですねぇ。

仕事に行きたくない朝(ほぼいつもでしたけど)お化粧しながら聴きました。
気が晴れなくても、自分が美人だと思えるなんて、いい気がするし、
自分が美人だなんて自分を好きだということに繋がって、何だかその日はハッピーです。

こういう飛躍した解釈するひともいるんです。音楽っていいですね。

先ほども少し触れましたが、当時のカリスマは現在どこか寂し気で、哀愁をまとっていました。
これは活動を休止するほど耳の調子がすぐれないことに起因しているのかもしれませんが、
その切なげな雰囲気が、かつて指一本動かしても素敵に見えたようにステージ上では魅力の栄養に見えました。

ひとは絶対昔には戻れません。
敢えて近年の声を聴いて、美人になれる魔法をかけていだきます。やっぱ素敵です。しつこい。
中々、耳が悪いというのは解決の難しいことかもしれませんが、快方を願っております。

氷室京介 "NO NEW YORK" Live 歌詞