前向きな人生の整理整頓

人生も後半、一日が短いです。明日やると思っても、若者のようには明日はたくさんないのかもと気づいた今日この頃

ハート型のレコード/Richard Sanderson

2009年04月03日 21時14分46秒 | 音楽
現実逃避 80年代に時間旅行というタイトルで書いていた頃の記事です

前回はラ・ブームのについて書いたのですが、今回はその主題歌についてです。
今回ふと思い出したすごくレアな記憶を披露したいと思います。
ラ・ブームの主題歌Realityは邦題を『愛のファンタジー』といいまして、
Richard Sandersonという人が歌っていました。当時はてっきりフランス人だと思っていましたが、
wikipediaで調べてみたところイギリス人でした。(のようです)スコットランドとフランスのハーフ?
と、いうのも英語、独語、仏語、伊語しかなくて後ろの二つは全くわからないので、英語と独語のわかる範囲で無理矢理理解
しかし、イギリスではあまり知られていないようですし、一発屋というのですかね
『愛のファンタジー』は彼の最大にして唯一のヒットソングらしいです。
そうですねえ、ふむふむ、それ以降名前を聞いたことがありませんもんねえ・・・ちょっとしたハンサムでした。
現在についてはパリ近郊で奥さんと娘三人と暮らす、という程度しかわかりませんでした。

と、ここまで書いていったい何がレアだというのか?ですよね。
まあ大したことではないのですが、このレコードは普通のドーナツとは別に、
ピンク色のハートの形をして日本では発売されていたのです。 持っていた人いる?
なーんだぜんぜんレアでも何でもない情報じゃん。じゃっ、じゃあですね、
Sophie Marceauが『恋するソフィー』Dream in blueという曲をデュエットで歌っていたの知っていますか?
日本では(しつこい)それは緑色のハート型だったの・・・・レコードをハート型にするなんて日本人の発想ですねえ
実はずーっと長いこと、ソフィー・マルソーのデュエットの相手はリチャード・サンダーソンだと思い込んでいました。
久しぶりに聴いてみたらぜんぜん別人、しかも Francois Valeryでした。びっくり。
曲の方は掛け合いみたいな感じでソフィーだから何でも許される。
ソフィーの歌唱力は?それはご愛嬌 当時の可愛さで何でも許されます この緑がレコードの色よ 
"Dream in blue" Sophie Marceau & Francois Valery


もうひとつレアなレコードがあったのですが、それは次回に。話を主題歌に戻します。

とにもかくにもロマンテックな曲でした。映画の中でも二人だけの空間を作るべく、
ヘッドフォンステレオ(当時の日本ならウォークマンⅡ)と共に効果的に使用されていました。
特にこの曲はギターがよろしいんです。カッティングっていうんですか?はて?ミュートっていうんですか?
そういうワザについてはわかりませんけど、あの音が好きですねえ。
それと♪~perhaps that's my reality  ~♪の後の間奏に心をかき鳴らされていました。
ちゃーん、ちゃっちゃっちゃちゃちゃっちゃーん ちゃらちゃらちゃっちゃらちゃちゃちゃ

当時中学生だったのですが、家から学校が遠くて毎日がヘトヘトでした。
家に戻り、自分の部屋のコタツの中で、ウォークマンで聴くのは『愛のファンタジー』
聴きながらよく眠ってしまったものです。夢は僕の現実だ 唯一のファンタジー・・・くぅーくさすぎるロマン。

中学生のくせにどういうわけか生意気にも何人かの高校生によく手紙をもらいました。
今じゃ考えられない話ですが、eメールなんてものが無い時代でしたし、家庭用の電話しかないし。
まあ人生で唯一モテていた期間といってよいでしょう。
プレゼントなんかも貰ったりして、その中にラ・ブーム関連のものもありました。
次に公開のラ・ブーム2に一緒に行けたらよかったのに・・・とかね。

あったんですよそんな頃がわたしにも。
彼は結構素敵な紳士的な人で、自分は子供で到底相手にはならないだろうと、
一歩引いた返事しかいつも書けず、会えばドギマギして返事をするのが精一杯。

ロマンテックな曲も世界も大好きでしたが、夢というより、現実あるのみの人生で
唯一の甘やかな思い出かもしれません。
あの頃から生き直したい そんなロマンテックな時間を演出してくれたあの人は今どうしているでしょう
思い出の中で流れていたこの曲を・・・送ります ロマンをありがとう 
Richard Sanderson - Reality

Il tempo delle mele - tema principale



次回、la boum2の主題歌『恋する瞳』your eyesについて書くよ。