山の自然

身近な野山の花、虫や鳥たちの写真を撮ってます。それと農業も。

朝、一番

2008年08月31日 | 自然


朝起きて外に出ると「雲海」が眼下に広がっていた。

今日は、少し範囲が狭いが、「雲海」を見るとつい嬉しくなってくる。

「雲海」が発生すると言うことは、一日の気温の差が大きいと言うこと。

この温度差と霧が美味しいお米や野菜を作る基になるそうです。

写真下のほうが、我家の自然農の田んぼです。

草刈が出来ず、大きくなるのに苦労をかけています。

今日も、朝から村の道の草刈と町内一斉の缶拾いです。

何時になったら、草刈に取り掛かってもらえるんでしょう???



ゲリラ雨

2008年08月30日 | 自然
今回の豪雨は、死亡不明4人、住宅被害3600棟と東海や関東に大きな被害をもたらしました。

局地的に愛知県岡崎市では、1時間降水量が146.5ミリと、全国観測史上7番目の大雨になったようです。

被害を受けられた方には、お見舞い申し上げます。

当地でも今週は、久しぶりに雨が降り、野菜たちもちょっと一息つきました。

今年植えた「ひまわり」さんは、水を吸い上げられず、とうとう抹茶色に枯れてしまいました。

全体的に水分不足で、なすびも皮が硬かったですが、中はいつもと変わらない美味しさでした。

身内びいき?

今年は、露の時期には、雨が降らず、8月になっても台風も来ず、どうなっているんでしょうね。

発芽

2008年08月29日 | 農業
楽長(奥様)が種を蒔いて一週間目、葉がのぞいていました。

ここは、南の町の庭先です。

本来は、畑に直播したいのですが、山には、夏野菜が沢山頑張っています。

そこで、南の家で発芽させ、植え付け前に山に持ち込みます。

もう一度大きなポットに植え替え、最終は山の畑に直植えします。

自然農 ③

2008年08月28日 | 農業
隣村に、川口由一さんの弟子の方がおられます。

自然農をはじめて8年目。

この地に来られて4年目です。

私の村は、標高340mの山の上ですが、彼はの村は山のふもとのです。

植えている稲の品種は、「ひのひかり」。

毎日、こまめに世話をされています。

適時に、草を刈り取りその場所へおいていく。

稲に必要な栄養素(刈った草)を上手に与えていき、成長させます。

今年も立派に大きく育ちました。

背丈も1m余り、茎ははじ切れんばかりになってました。

もうすぐ出穂します。

岡山での私の師匠の作品です。

何時もこの出来栄えに感嘆するばかり。



空師

2008年08月27日 | ロハス
  

木の真ん中あたりで枝打ち中



どこで作業しているか分かりますか?そう、一番上の方を見てください。
青いヘルメットと赤いチェンソーが分かりますか?
そこまでの間に枝打ちしたところが良く分かります。



「空師」、「そらし」と読みます。

寺社や屋敷林などの巨木や狭い敷地内にある木を切ったり、枝を払うのを専門にしています。

先日の新庄村「森林セラピーロード」道の整備のとき、落合町の「空師」さんの仕事ぶりを見ることが出来ました。

ロープ一本だけで、木に登り、チェンソーで次々に枝を切っていきます。

どこの枝を落としたら良いか。

枝のどのあたりを切ったら良いか。

何時も木の事を考えながら作業をされているそうです。

枝も幹のすぐ端から切ると枯れてしまうんですね。

大きな木で、上のほうに葉がついているから大丈夫のように思えたのですが。

木を切ると断面から雨水とともに細菌が入り、程度の差こそあれ腐食が起こります。

それが幹にまで至ると木は枯れてしまいます。

そうならないために「空師」は、なるべく幹から遠いところで枝を切ります。

私も稲たちを話をしながら大きくなるのを見ていますが、やはり、常に木のことを生き物として考え作業をしているのだなあと思いました。


家庭の庭木の選定作業は、庭師さんがされ、見ることが出来ます。

しかし、「空師」さんの仕事は、通常見る機会が無いだけに「感動もん」でした。

自然農の稲たち ②

2008年08月26日 | 農業
  


今年の自然農の稲たちは、雨が少なく水不足で可哀想な事をしました。
でも稲たちは、暑い太陽さんは大好きのようです。
全国的に見ると今年は豊作のようです。
我が家はどうなるかな?

昨年は、私が交通事故にあい、草を取ってやれませんでした。
収量は大幅に減りましたが、雨はほどほどに降ってくれたため、生育状況はまずまずでした。

今日の写真は昨年、自然農で田植えをした場所で、収穫前の稲たちの写真です。
前日の写真と同じ田んぼの写真です。
背丈も90~100cmありました。
水が手当てできれば、このくらいには出来ます。

イタリアントマト

2008年08月25日 | 農業
今回山に行っての最大の収穫は、このイタリアントマトでした。

お天気が続くのに、なかなか赤く熟してくれませんでした。
ここに来て、やっと熟しだしたのですが・・・。
一週間前に楽長(家内)が行ったとき、「もう少し赤く熟するまで待とうか」と置いて帰っていたのです。

さすがに、一週間経つ間に熟していたのですが、収穫前に横取りされていました。
調べるうちに、犯人が特定されました。
「たぬき」かと思っていたのですが、なんと「からす」君でした。
よく熟した実をくちばしで落とし、突っついていました。
さすがに美味しいものは良く知っているようです。

早速、帰ってから保存食として「トマトソース」を作りました。

スパゲッティーに、ピザにと家族みんな大好きです。
孫が、「ばあば、これおいちぃ~よ」とパクパクと口の周りを赤くしながら食べていました。

自然農の稲たち

2008年08月24日 | 農業
  
出穂した赤米               カラカラになった溝

        
久しぶりの山です。

久しく雨が降っていませんでしたが、昨日朝5時ごろ、土砂降りの雨が1時間あまり降りましたが、すぐ上がってしまいました。

我が家の稲たちも少し息をついたかな?

不耕起(自然農)の稲たちです。

溝にも水がなくカラカラです。

多少湿り気はありますが、ひび割れています。

水不足で、分割も悪く背丈も通常の六割くらい?かな。

でも、子孫を残すため、一生懸命に光合成を繰り返し、出穂してきました。

籾から苗にするときの私の失敗で、苦労をかけ、さらカラカラの天気により、欲しい時に無かった水。

でも、のどが渇いたら、一生懸命根っこを地中に伸ばし、少しでも水分を吸収しようと努力をしてきました。

黙々と大きくなってきました。

自然を見ていると、何事にもあるがまま。

その時、その時を淡々とすごしている。

わが身も見習わなければと思う今日この頃です。

森林セラピーロード

2008年08月23日 | ロハス
  


長男、長女、楽長(家内)と4人で、早朝どしゃぶりの中、一路新庄村へ。
新庄村が進めている森林セラピーロードの整備をするためです。

着くころには、雨上がり、早速作業現場に。

そこには既に30人近い人達が作業をされていました。
チェーンソーで木を切る人、木を運ぶ人、杭を打つ人、鍬で土を砕き均す人となかなかの流れ作業。

担当の方は天気が余りにも悪いため何人来られか心配されていたそうですが、大勢の方が来られあっと言うまに終わってしまいました。

森の中での作業で心地良い疲れが。

その後は、村内の各飲食店が工夫をこらした昼食です。
村にある食材だけを使っての腕比べです。

森林セラピーで健康作り。
地産地消で村おこし。
一石二鳥の新庄村。
来年のグランドオープンに向けて、ぐー、ぐー。
あっちょっと間違えた。
go!go!

【お知らせ】9月6日、7日の両日、新庄村では、農業体験を募集しています。興味のある方は、新庄村のホームページをご覧下さいね。

恋人

2008年08月22日 | 農業
今月前半は、そば打ち講座に、夏休みフリー塾、そして長男の結婚と忙しく、山にはいけませんでした。

今日は、久しぶりに稲たちに会いに行ってきます。

早い品種は、稲刈り寸前との情報が入っています。

不耕起の田んぼどうなってかな?

お尻がムズムズ。

とにかく行ってきま~す。

暑い夏

2008年08月21日 | 農業
今年は、昨年に比べ雨量が少ない。

ここのところ「カラ、カラ」状態。

耕して植えてある田んぼは、かろうじて水を保っているようです。

不耕起の田んぼは、多いときは、田んぼの面まであった水が、溝にもないような状況に。

お天気が好きな稲さんたちも、土の中から一生懸命に水を求めて根をはやしているんだろな~。

この状態が続くと、稲さんたちも「熱中症」になってしまいそう。


我が家のスター

2008年08月20日 | ロハス
我が家の初孫は、2歳と8ヶ月。

今日も「じぃ、じぃ。かへりまった。」?、と言いながら上がってきました。

最近は、言葉もかなりはっきりしゃべり、受け答えが出来るようになたのです。

たまたま、ストロー笛で「ぶび~」、「ぶぃ~」と吹いていたら、「きゃ、きゃ」と言いながら、踊りだしました。

止めると、「早く吹け」とばかりに、催促。

手を上げ、足を上げ、腰を振り、体一杯で。

その時、リコーダーを見つっけ。

最初は、どうしたらよいか分からず、吹いたり、すったり。

そのうちに、吹いたら音が出る事を理解すると、「ぴゅ~、ぴ~」と大合唱。

子供と言うものは、好奇心旺盛で、怖いもの知らず。・

手当たり次第にやってみて、いじくりまわし、いつの間にか自分のものにしている。

この子はもしかして、将来世界的な「ダンサー」?、それとも「音楽家」?


夏まつり

2008年08月19日 | ロハス
今年は、この暑さでダウン気味、初めての不参加となってしまいました。

戸数11戸、人口27人、最高齢90歳、我が村では、毎年8月16日に行う田舎での夏の大イベント。

小さな村は、この日は町から帰った若い息子、娘もより集まり楽しい宴が始まる。

村出身者の屋台が大歓迎してくれます。

昨年は、地元企業に研修で中国から来ている若い女性も初参加。

この村も国際化が進んできたものだ。

夜も更けてくると、一番の楽しみが宝探。

昔は、戸外の物陰に札を隠し探したそうだが、高齢化により、探すときに「怪我をしてわいけない」と室内に変更されました。

順番にくじを引き、商品をもらいます。

しかし、何せ数が半端ではない。

何回も何回も順番が来る。

「まだあるの?」と言うぐらい。

商品は、農業で毎日使うものが主ですが。

暑くて、草刈に忙しい夏ですが、楽しいひと時を過ごします。


ストーロー笛

2008年08月18日 | ロハス
先日ストーロー笛の作り方のリクエストがありました。

そこで今日はストーロー笛講座で~す。


まず、用意する物~。


「ストロー」と「えんぴつ」と「はさみ」で~す。

みんなあったかな?

あっ、ない? ないひとは、直ぐに買いに行きましょう。

あっ、大事なことを忘れてました。

ストローの太さで~す。 直径は、6mmが吹きやすいで~す。

買って来られたら、机を前に座って。そこ喧嘩しない。しない。仲良く座ってね。


それでは、準備ができたら、始まり、始まり。



ストローの先っぽをたいらにつぶしま~す。

鉛筆を手に握り、鉛筆の下にストローを入れて、押さえられましたか~?

押さえたら、今後はストローを手前に引っ張って抜きま~す。

それを2~3回繰り返しま~す。

できたかな?

はーぃぺっちゃんこぉ~。

うっん?どのくらいかって?

3~4cmくらい、しごいてね。

そうそう。それでいいよ。OK。OK。


つぎ~。



ぺっちゃんこになったところを斜めに切りますよ。左右対称に切りま~す。

切り取る長さは、1.5 cm くらいで~す。ここが大事なポイントですよ~。

みんなできたかな~。

はい、はい、はい。


それでは、つぎにいきますよ~。鳴らし方~。


ストローを蛇腹付近まで深くくわえて~。

は~い。一杯お腹に空気を入れて~。

おっと。空気を入れすぎて、ここに風船になって飛んでる帰るさんがいます。あっ、間違えた。「カエル」さんでした。

それでは、吹いて~。

「ぶび~」、「ぶぃ~」色々な音が聞こえます。


「すー」、「すー」。ありゃ、鳴らないって?こりゃ困ったぞ。どれどれ、ちょっとみせてな~。

これね~、口の所の切り方が左右対称になっていないからだな。右も左も同じ長さに切ろうね。

次の人は?

うん、これは、切ったところが堅いな。良くもみほぐして柔らかくしようね。

そう、そう。いいよ。鳴らしてごらん。

「ぶび~」、「ぶぃ~」。よかったね。

ほかには?

ほー。これは、切りようが少し短いかな?少し長めに左右対称に切ってみよう。

どう?だめ?おかしいな???もう一度吹いてみな?

吹き方をちょっと変えてみようか。くわえ方が浅いと切ったストローが振動しにくいからちょっと深くくわえてみて。口でストローを少し押さえて前後に動かしてご覧。

吹く強さも調整してみてね。

「ぶび~」、「ぶぃ~」。みんななり出したね。



さあ、できた人は、スペシャルテクニックにチャレンジしてみよう!

1.吹きながら、はさみで先から切ってごらん。

2.もう一本ストローをセロテープでつないでごらん。

3.ストローに穴を開けてごらん。

4.短いストロー、長いストロー、色々試してみてね。


さあ、結果はどうなるかな???

それでは次回まで。さ・よ・な・ら。

福岡 正信

2008年08月17日 | 農業
自然農法を提唱し、実践してこられた 福岡正信 さんが16日、老衰で死去された。享年95。

1937年に、横浜税関植物検査課勤務時代に日本農業の将来を憂い地元に戻り、1947年からは、自然農法一筋で研究に没頭された方です。

人の手を省き、自然の力にゆだね、土を耕さず、農薬・肥料・除草をせず栽培する農法を確立されました。

稲を刈る前に麦の種の粘土団子を蒔き、稲を刈ったら稲わらを振りまく。
麦を刈ったら麦わらを振りまくという栽培技術です。

今から70年以上前から輸入穀物の農薬について、将来の日本を見通し、自分の人生を自然農法に全てをかけてこられたかたです。

最初に手がけられた方の苦労は並大抵のことでは無いと思います。

いま我々は、貴重な体験をお手本に少しでもより良く、安全な物づくりをしていきたいと思っています。

合掌。