山の自然

身近な野山の花、虫や鳥たちの写真を撮ってます。それと農業も。

待望のおにぎりづくり

2019年10月31日 | 食育
お米さんを混ぜ、再び弱火で7、8分弱火で炊くと後は蒸すだけ。

15分から20分ほど。

待ちに待ったご飯が炊けましたよ。

お待ちどうさんです。

蓋を取った途端に「ふぁ~」と湯気が上がります。

上がった後に見えたのは?



どうですか?

「お・い・し・そ・う!」との声に、「それでは、これから園長先生に検食をしていただきます。」と私。

「園長先生どうぞ!」と一口渡すと、「ぱっく」と口に運ばれました。

「うっ、お・い・し・いー!」も思わず大きな声が。

「うわぁー、園長先生だけずるーい。」と園児たちからブーイングの嵐が。

待ってましたと私、「園長先生、園児たちもいいですよね?」と問うと、いやとは言えない園長先生。

「ニッコ」と、了解の合図が。

みんなニコニコ顔で、口にほうばります。

炊け具合は?

2019年10月30日 | 食育
最初は強火で炊きます。

しばらく炊くと羽釜と蓋の間から勢いよく湯気が立ってきます。

7~8分炊くと、沸騰します。



園児たちは、「湯気」を見てくるころには、湯気、ボコボコ音に目や耳をフル稼働。

「クン、クン、いい匂いがしてきた!」米を炊くとき昔はよく聞く言葉がありますね。

五感をフル活動しています。

お米を炊くときに昔からの言い伝えに、「赤子泣いても蓋取るな!」と。

でも我が家では、その蓋を取っちゃいます。

これって、ある老舗旅館の女将が教え供くださった秘中の秘中。

沸騰している時、羽釜の中ではお米さんが滞留しているのですが、より均一に熱が伝わるようにするためだそうです。

みんな、羽釜の中ではどうなっているのか興味津々です。

それでは蓋をあけます。

「おー!」と一斉に声が上がります。



羽釜の中では、ブク、ブクと泡が今にも飛び出すぐらいに。

あっという間に泡が無くなってきます。

みんな見えたかな?

混ぜますよ!


ちょっとまって、ちょっとまって

2019年10月29日 | 食育
火をつける?

家では、炊飯器は電気やガス。

外で、紙に点けるのは「チャッカマン」か「ライター」。

それもないときは?

これ、「マッチ」です。

最近は「マッチ」を使う事はほとんどありませんね。

先生も初体験。

紙の薪に火をつけることが出来るでしょうか?

点け方の見本を見て頂き、さあ、本番です。

「シュッ」と音がすると、パッと鮮やかなオレンジ色の火が付きます。



園児たちから、「わぁー」と大きな声が。

「すごーい!」の声が。

ほっとした先生、まきを入れていきます。

上手に重ねて、火もだんだん大きくなってきましたよ。




はやくたいて!

2019年10月28日 | 食育
お米の用意が出来たけど、いつになったらごはんになるの?

ごめん、ごめん。

早速、竈を設置。

竈には、「まき」を入れます。



あれ、これって「新聞紙」?

はい、そうです。

新聞紙で作った、紙の薪です。

木の薪をナタで割りたいのですが、ちょっと・・・。

で、自分たちでもできる薪づくりを。

みんな新聞紙を折って、折って、折って、丸めて、最後に雑巾絞りをしたら出来上がり。

一人一本づつ竈に入れます。

「井形」に置いていくんです。

これって意外に難しいですよ。

上手にしないと、竈のススがついて真っ黒になるのです。

用意が出来たら、羽釜を載せて、いよいよ、火をつけます。

火をつけると言ったら???

なにがいるかな?

みずかげんは?

2019年10月27日 | 食育
みんなが一合づつ洗ったお米さんは羽釜の中に集まりましたね。



次にいるのか?

お水さんですね。

水を入れていきます。



家の炊飯器には、お米の量に合わせて印のところまで水を入れますが、今日はどうでしょう?



お米の量は、羽釜を二つに適当に分けたため分かりません。

はい、昔のばあちゃんはね、こうしていました。



どうしてこれでわかるのかな?

不思議ですね。

上手くいくでしょうか?

どうやってたくの?

2019年10月26日 | 食育
園児たちの一番のお楽しみ「おにぎりパーティー」の日です。

登園すると、早速おにぎりパーティーの開始です。

最初にお米さんを研ぎます。

一人、一合づつ、ボールに入れ水を入れます。

最初は、軽く混ぜるとすぐに水を捨てます。

そのまま、お米さんを混ぜ汚れを落とします。

そのまま水を入れ、軽く混ぜて水を捨てます。

もう一度水を入れ混ぜたら水を捨てます。

洗うのはこれで完了。

ざるに入れておきます。

みんな時間までに集まるかな?

ざるに集めたお米さんは、羽釜に移します。



そうそう、みんなが脱穀、籾摺りした玄米さんもいれましたよ!

おにぎりパーティーは?

2019年10月25日 | 食育
たった一粒のもみさんから沢山の籾さんが取れました。

一人、一粒の籾さんから、8本から10本ほど稲穂が付きました。

1本当たり、80粒から100粒の籾さんが出来ました。

一株当たり640粒から1000粒になったことになります。

これだけをすべてをお父さん、お母さんと一緒に一生懸命に作業した結果です。



おにぎりパーティーは、朝から雨の予定。

でも、みんなの願いがお天とうさんに届いたのでしょうか?

曇ってはいますが、何とか持っています。

それでは雨が降る前に「おにぎりパーティー」の始まり、始まりです。

赤ちゃんの服を脱がせるよ!

2019年10月24日 | 食育
みんな上手に稲さんから籾さん一粒ずつ外すことが出来ました。

つぎは?

籾さんの服を脱がしてあげなければいけません。

これってなんといのかな?

も・み・す・り です。

どうやって籾さんの服を脱がせるかな?

「一粒ごと指ではがす!」と。

「わー、みんな今日は保育園にお泊りしないとダメだわ。何日も泊まらないと出来ないよ。」と言うと、「いやだー!」と。

「それではもう少し早く出来る方法でしてみましょう。」と、すり鉢とゴルフボールを用意。

籾さんを入れると、ゴルフボールを回して擦ります。

「ゴリ、ゴリ、ゴリ」。



何回かすると、もみ殻の中に玄米さんの顔が覗いています。

「できた!。」と歓声が上がります。

「玄米さんが、もみ殻の中で溺れているよ。どうやって助けてあげる?」と聞くと、「一粒ごととっていく。」と。

「こうやって、口を尖らして、フーと吹いてごらん。」と見本を見せます。

吹いたら、すり鉢からもみ殻が飛んで行きます。

すり鉢には、籾さんと玄米さんが残っています。

すり鉢から玄米を取出し、ビニール袋に入れます。

籾摺り時間は、はなんと1時間あまり。

園児たちもちょっと疲れたかな?

でも、翌日の「おにぎりパーティー」のために頑張りましたよ。

お待たせしました。

2019年10月23日 | 食育
昨年から、保護者の方も一緒に稲刈りを行うようになりました。

「保護者の方も、単に田植えと稲刈りだけでなく、籾を水に浸け籾蒔きを行い、田植えをしてからは毎日稲さんの顔を見ながら過ごす。最後は稲刈りから脱穀、籾摺りに精米まで。一番子供が楽しみにしているおにぎりパーティーまで、貴重な体験が出来るなんて、すごいですね。感謝しています。」と。

ちょっと、気恥ずかしいです。

でも、こんなに喜んでくださると元気が出ますね。

たった一粒の籾から、たわわに垂れるほど籾が付いた茎が何本もできました。

すごいですね。

さあ、それでは、稲刈り後の作業の開始です。


稲を刈ると稲架掛けをしますが、次の日におにぎりパーティーを行うため、脱穀を行い籾摺りまで行います。

毎年、足ふみ脱穀機と唐箕を持ち込み、園児と一緒に体験するのですが、今年は私が手の痛み、一緒に行っている娘もぎっくり腰となり断念。

やむを得ず、牛乳パックを利用して脱穀です。

牛乳パックの口を半分開き、穂を中に入れます。



茎を持っって、力いっぱい引き抜きます。



「バリ、バリ、バリ!」と大きな音とともに、「バラ、バラ、バラ」と牛乳パ灰汁の底に籾が落ちていきます。



引っ張った瞬間、園児たちの大きな歓声がおきます。

そう~と口から覗くと?



「あっ、一杯落ちてる!」と嬉しそうな声が。

「おとうさんもやってみて!」と園児に促されお父さんもチャレンジ。

交代しながら、和気あいあいと脱穀に汗を流します。


かきわすれ

2019年10月20日 | 食育
ちょっと書き忘れが・・・。

今年の稲さん達、籾を蒔いてからしっかり根づくまで少し時間がかかったのですが、稲さん自体の出来は上々。

花が咲き稲穂が出る時期もそろい、例年になく上出来な年になりました。

しかし、ちょっとビックリポンの出来事も。

それがこれです。



「ひこばえ」です。

ほこばえって稲刈りをした後に生えてくるものなのですが、稲刈りの前に出てきたのです。

こんな経験は初めて。

刈り取られると、稲さん達子孫を守るために再度成長するとか・・・。

地力があり、又成長すると言われる方もおられます。

穂が出てもお米は取れません。

この穂は、丁度花が咲き籾が閉じた状態です。


お米さんの花は、朝咲きおしべが出てきます。

二時間ほどの命で、受粉するとおしべは外に出たまま、籾は閉じられます。

壮絶!お父さん仕事が終わるとそのまま殉職。

でもね、その後はお母さんに見守られながら籾の中で大きくなっていきます。

おかげで1本植えた苗が10本ほどに分げつしました。

無農薬で、肥料は田んぼに生えた草や、園庭の草さん達です。

この小さな田んぼも11年目ですが、採れる量は減りません。


何かあれもこれも書いてしまいとなりゴチャゴチャに。

失礼しました。


子供料理教室の稲刈りの次は?

2019年10月19日 | 食育
子供料理教室の稲刈りは、大好評のうちに終わりました。

今度は、保育園の稲刈りとそのお米を使っておにぎりパーティーが今月末まで続きます。

品種は、コシヒカリを使っているので、稲刈りが遅いのですが、運動会の練習、本番が済まないと出来ないのです。

一昨日第一弾の稲刈りを昨日はおにぎりパーティーを開催。

この園では、稲刈りの日は参観日で、保護者の方と一緒に行います。

今年は、お父さんの比率が高い!

育メンが増えています。

刈り取るのは、一人僅か2株。

こどもが稲をつかみノコギリカマを持ちます。

送の後ろから手を添え、怪我がないように刈り取ります。

刈り取ると、藁でくくってもらい、お父さんやお母さんたちと記念撮影。

もう、ニコニコ顔です。

さあ、つぎは?

手の傷みが・・・

2019年10月18日 | 健康
9月の半ばに書きましたが、

第一関節は、へバーデン結節。

第二関節は、ブシャール結節。

親指は、母指CM関節症。

手は満身創痍の状態です。

左手は、すべての指。



右手は、親指と中指。



だましだまし仕事をしていたのですが、先日草刈りをすると翌日から少し傷みがまし、竹を切る位はと思ったのですが、とうとう疼いて止まらなくなってしまいました。

整形外科で診察を受けたものの、処置は痛み止めのみ。

傷みを止めるだけで”曲がったら終わりです。”と言われ、病院がよいは中止。

そうしている時、新聞で”あなたの指先、変形していませんか?” 笠原 巌著 で”へバーデン結節です!”と言う本を発見。

早速、書店で購入。

初期には、安静が必要とか。

添え木をし、テープで固定させ安静にすることが重要と。

期間は?

最初は、一週間行い様子を見る。

その後3ヶ月から、6ヶ月固定すると痛みが消え、症状も落ち着くと。

とにかく薬を飲まず、まずは痛みを止めること。

早速、添え木をしてテーピングをしなければ。




子供料理教室 5

2019年10月17日 | 食育
お兄ちゃんに教えてもらい、一人黙々と稲束を運搬してくれます。

私は?

私は、稲架掛けをします。

稲束一束に5株の稲を一括りにしてあります。

3株と2株に分けてホギに掛けるのですが、運搬が終わった笑ぐ一年生の僕、「僕が掛ける!」と。

しかし、背の高さが足りません。

どうするでしょうか?

私に、腰を持って持ち上げろって?

でも、持ち上げてあげると、「これでいいのでしょう?」と満面の笑顔。

おかげで、仕事もはかどり、1時間ほどの作業で終了。

そのあと、「何株植えてあったかな?」と言うと、一生懸命に数えだしました。

「997つあったよ!」と。

さあ、何kg収穫できるかな?

年末はこのもち米を使い、餅つきがあります。

楽しみはその時までお預けです。

こども料理教室 4

2019年10月16日 | 食育
昼食を食べると、例のお兄ちゃんが「早く行こうよ。」と、声をかけてきます。

「ちょっとまって。」と大忙しでおなかへ駆け込みます。

「さあ、いくかー!」、「早く、早く!」。

稲刈りはほとんど終了しています。

さて、何の作業をするのかな?

なんと、アルミの一輪車を押してきます。

実は、昼食前に4年生のお兄ちゃんが一輪車に刈り取った束を載せ運んでいるのを見ていたようです。

藁の束を載せていますが、バラバラに載せていますね。

どうするか見ていると、4年生のお兄ちゃんが飛んできて教えだしました。

何でも「ぼくが、ぼくが。」と言う僕ですが、一言ごとにうなずきながら教えてもらっています。

今度はぼくが載せてみます。

「そう、そう。それでだいじょうぶだよ。」と4年生のお兄ちゃん。

何も言わなくてもお兄ちゃんは下の子の面倒を見ていますね。

小さな僕も、何でも出来るお兄ちゃんの言う事はよく聞いています。

いつの間にかいい関係が構築できています。

お互いが協力し、尊敬しあえる関係、親はいなくても育っているようです。

若者、がんばれ!



子供料理教室 3

2019年10月15日 | 食育
今回の稲刈り、一部間違いがありました。

今回参加者は2歳~12歳と書き込みましたが、年長組の5年生と6年生が卒業していたのです。

失礼しました。


今回の稲刈り、一番上が4年生ですが、中々の気遣いをしていました。

小さな2歳のおんなの子がいたのですが、お母さんが稲刈りをし始めた時、それを見た4年生の女児が、一緒に世話をしてくれました。

お母さん、「わー!うれしいい!子供の世話をせず、思いっきり稲刈りが出来る!」と。

家では、お母さんはお兄ちゃんと小さな女の子を見なければなりません。

子育てだから仕方ないのでしょうが、お疲れモードに。

でも、少しの時間だったかもしれませんが、思いっきりしたいことができ、ニコニコ顔。

お兄ちゃんの顔を見て、「いつもの顔と違い、お兄ちゃんも一番いい顔をしている。」とまたニコニコ顔。

稲刈り体験も良かったのでしょうが、体を動かし、みんなに助けてもらいリフレッシュできたのが一番良かったようです。

お母さんの笑顔が一番。

お兄ちゃんもいつも笑顔をいっぱいね!