木の真ん中あたりで枝打ち中
どこで作業しているか分かりますか?そう、一番上の方を見てください。
青いヘルメットと赤いチェンソーが分かりますか?
そこまでの間に枝打ちしたところが良く分かります。
「空師」、「そらし」と読みます。
寺社や屋敷林などの巨木や狭い敷地内にある木を切ったり、枝を払うのを専門にしています。
先日の新庄村「森林セラピーロード」道の整備のとき、落合町の「空師」さんの仕事ぶりを見ることが出来ました。
ロープ一本だけで、木に登り、チェンソーで次々に枝を切っていきます。
どこの枝を落としたら良いか。
枝のどのあたりを切ったら良いか。
何時も木の事を考えながら作業をされているそうです。
枝も幹のすぐ端から切ると枯れてしまうんですね。
大きな木で、上のほうに葉がついているから大丈夫のように思えたのですが。
木を切ると断面から雨水とともに細菌が入り、程度の差こそあれ腐食が起こります。
それが幹にまで至ると木は枯れてしまいます。
そうならないために「空師」は、なるべく幹から遠いところで枝を切ります。
私も稲たちを話をしながら大きくなるのを見ていますが、やはり、常に木のことを生き物として考え作業をしているのだなあと思いました。
家庭の庭木の選定作業は、庭師さんがされ、見ることが出来ます。
しかし、「空師」さんの仕事は、通常見る機会が無いだけに「感動もん」でした。