無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

新潟市秋葉区文化会館

2016-11-18 09:57:59 | 建築・都市・港

急に新潟へ行くことにした。天気予報は曇りか雨のようだが、曇りとあらば、建物の外観写真は撮りやすい。

新潟市秋葉区文化会館 設計は新居千秋氏。秋田県本荘での彼の作品から、目眩が起きるような建物を想像していたのだが。

きちんと垂直の面で構成されている。

しかし・・。この柱はどうだ。

構造計算や、現場での施工図作成に同情する。

ただ、本庄市の建物とは違い、色彩が単純統一されているため、五月蠅さは感じなかった。

残念ながら、ホールに入ることが出来なかった。

 

天井材の仕上げも、高さが統一されてはない。照明との取り合わせは綺麗だと思った。

外部に回る。

螺旋階段で、屋根に上ることが出来る。

屋上緑化と併せて、歩いて一周できる。

途中で道が分かれていたり。

行き止まりがあったり。なかなか楽しい建物である。

水盤の水は抜かれていたが、雨の為にその雰囲気は楽しめた。

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パンク無し

2016-11-15 14:03:55 | 社会

空気を入れる必要なし、パンクする事も無しの自転車のタイヤがあると言う。8000kmまで走れるそうだが、人間の技術は凄いなと思う。

空気入れ不要!絶対パンクしない自転車タイヤが開発される

最近、高齢者の運転による交通事故が多く発生しているようだが、あれは通常ならローカルニュースで流される程度でも、各地のマスコミがこぞって集めていると思われる。所謂情報操作だ。そうでないと言うのなら、成年層や若者達の事故も一緒に報道すれば良い。ただし、高齢者に限らず認知症の患者はこれからも増加すると思われるので、そこを何とかするか、自動運転の普及を安価に進めるべきと思う。

 

話は変わって、博多駅前の陥没事故の復旧が終わった。さすがに速い。工事費と作業員と道具と材料さえ揃えば、こんなにも早く工事は終了する。東日本大震災時の東北の高速道路の復旧の速さは、世界の人々に驚かれた。この速さで日沿道も進んでくれれば、どんなに良いだろうと思うのだが。明治時代の国鉄の線路網の設置は、どえらい速さで日本中に巡らしたものだが、現在はもっと技術が進んでいるはずなのになと思う。

 

話は、もう一度変わって。お隣の大統領がどうなろうと私には興味がない。大統領を退任するとすぐに逮捕されたり自殺に追い込まれるのは、かの国のお家芸みたいなものだから、日本でニュースにもせずにそっとしておけば良いのにと思う。20万人だろうが、100万人だろうが、200万人にしても、デモで政権を変えようとするのは、選挙を根本とする民主主義の否定なので、そんな程度の人達だから、ほっとけば良いのにと思っていたら、Twitterでこんな画像が回ってきた。

里帰りした人達なのか、それとも左折しか出来ない日本人なのか。そうだとしたら、内政干渉も甚だしい。これって犯罪になるんじゃないの。

参加している人の顔がはっきりと分かる画像が何枚もあった。

日本が誇る旧国鉄の生き残りなんだよね。がっかりだよ。

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スーパームーン

2016-11-15 08:35:38 | 動物・自然

11月14日、天気はどうかと心配したが、ストーブを消すほど暖かく穏やかな日だった。これは期待される。

しかし・・・。電線や松の木が邪魔をして、でかい月は見づらく。幾ら露出補正をしても白丸しか写らず。あげくの果ては手ぶれで、画面を横切る白い帯。

ちょっと真面目に、月を撮影する方法を探さねばならないなと思った。

しかし・・・。いくらスーパームーンと言われても、他に大きさが分かる対象と一緒に撮さねば、出来た写真は単なる月に過ぎないことにも気がついた。

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最近のニュースから

2016-11-10 10:19:38 | 社会

☆博多駅前の道路の陥没には驚いた。まるで日本じゃないみたいだ。

「博多で、何か悪さをしてきたんじゃないの?」と問われたが、駅前には行っていない。博多では、過去にも地下鉄工事で陥没事故があったそうだが、地下水が原因の陥没だろうと思う。(原因はまだはっきりしてはいないが岩盤が風化して、その下を工事していた坑道に水と土砂が洩れ流れ、陥没したと日経アーキティクチャーでは書いている。)ちぎれた下水道の管から、汚水が止めどなく流れている。消毒の塩素を撒きながら流動化処理剤入りの土砂で埋め戻ししている。)匂いもそうだし、補修は大変だろうな。隣接する建物の杭があらわになっていたが、被害がない事を祈りたい。

☆トランプ大統領

講習の間にも、携帯にニュース速報が流れる。トランプ優勢--クリントン持ち直し--トランプほぼ確定95%。日本のマスコミの予想は総崩れだったのではないか。虎ノ門ニュース関係者では、有本薫さんと藤井さんあたりが、事前にトランプが勝つと言っていた。日本はCNNばかり重宝するから、 情報は自分で集めないと駄目なのだと。トランプは、日本の在米軍費用の全額日本負担を上げて、払わないなら撤退だと言っていたようだが、日本が独自で軍隊を持つ費用を考えると、全額負担でも安いそうだ。(そうなると、米国は単なるガードマンに成り下がる。)まぁ、その前に憲法9条改正だろうね。

「それと、TPP反対。日本車を追い出せ」は、これからが面白いと思う。日本車だって、現地で米国人を雇って作っているんだからね。周りのブレーンが、徐々に教え込むのだろうが、本人がちゃんと耳を傾けるかは分からない。イギリスしかり、フィリピンしかり、世界の政治の流れが自国優先になっているのに、日本の国民は気がつくべきなのではないだろうか。

☆米国下院選で、マイク・ホンダ落選

これは目出度い!韓国系日本人のマイク・ホンダは、米国の地でこれでもかと言うほど反日運動してきたからね。大差で落選したようで、良かったと思う。

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雪だった。

2016-11-10 09:41:57 | 建築・都市・港

山形市のビッグウィングで、管理建築士の研修会が行われた。

朝の8時半から受付が始まる。雪の予報で、ノーマルタイヤで国道を走ると時間が掛かるだろうと、朝の5時半に出発する。驚くことに、新庄市まで殆ど赤信号に遭わず走った。あんなに速いのは初めてだ。13号線に出ると、いつもの混み具合だったが、おかげで1時間前に会場前に着いた。この無駄な時間どうしよう。まぁ、遅れるよりか良いか。

この研修会は、建築士事務所を登録してから、3-5年に一度必ず受けてきた。義務だと思っていた。それが先日「任意」だったのを教えられた。受講申し込みに書いてある文章が「建築士法第27条の2の7の規定に基づく」とあり、「山形県の要綱第3条1項」とあれば、誰だって義務だと思い込む。そんな人達が沢山会場に集まった。裏事情で言えば、これが事務所協会の収益になる。3年に一度の設計事務所で仕事をする建築士の定期講習会以外は、まぁ、建築士会で開催する講習会も同じようなものである。

研修は朝から夕方まで、びっしりだった。他の県では、考査もあると言うが、山形県では行わない。

昼食は、1時間の昼休みの中で、各自摂るようにと書いてあった。そさくさと階段を降り、ビッグウィングの前の美味しいと評判のラーメン店に走った。 ・・・定休日だった。仕方なしに近くの大将のドアを開ける。 ・・・押しても引いても開かない。お店は営業中のようだし、嫌われたかなと思ったが、戸はドアではなく横にスライドする奴だった。じたばたドアと格闘する私の姿は、店内から丸見えだったろう。

醤油ラーメンを食券を買って注文する。醤油ラーメンに見えないのが運ばれてきた。味は悪くないのだが・・・。

研修が終わり、受講証明書を受け取ると、産直をハシゴして帰る。

降っている雨が次第に雪交じりになった。尾花沢では完璧に道路が白く変わり、外気温は0度である。朝とは違い、ノロノロの運転の車が連なって、まるでムカデのように見える。立冬も過ぎ、本格的な冬の到来である。ニュースで月山道路は警察が検問をして、ノーマルタイヤの車は戻されたそうだ。これはラッキーだったと思う。

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ファブリーズ

2016-11-08 12:15:13 | 社会

都市伝説で、悪霊が出た時にファブリーズを掛けると霊が消えると言う話があった。ファブリーズは花王(P&Gだった。)の製品だが、そんな効果があるなんてと、私は「ふふふ」と喜ぶ。この手の聖水と言うか、清い水は神社でも発売(?)されているとも聞く。

ファブリーズは、我が家では重宝している。特に匂いに敏感な家族がいて、無香料の物の詰め替え用を買っている。ちょっとだけエコな、その実ケチな私である。最近は2回分の大きな物が売られていて、差し口も着いていて便利だ。1コづつの小さなタイプも残っていたと思っていた。

先ほど、トイレのファブリーズが空になったので、その1個用の物を詰めた。しばらく経ってトイレに入ったら、ヒノキのような香りがした。間違えて無香料でないのを買ってしまったかと、ゴミ箱に捨ててしまった袋を取り出して読んでみた。そこには、「トイレの洗剤マジックリン」と書いてあった。ひぇ~~。

 

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スマホで撮る鳥海山

2016-11-08 10:45:32 | 動物・自然

鳥海山が雪を被り、私の目からはとても美しかった。なのに、スマホで撮影すると・・・・キメが荒い。

それは、私のスマホが古いから。新しいiPhoneだと、デジカメよりも性能が良いとの噂である。

時は刻々と夕方を迎えた。

 

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斎場かわら版

2016-11-08 10:12:34 | 建築・都市・港

ちょっと画面が大きかったかなと思ったが、酒田斎場改築工事の建築JVで、工事の進捗状況が市民に判るようにと、かわら版を発行した。工事の要所要所で続編が出る予定だ。

私の「今日の現場」写真よりは、全体が判るかな。

 

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女性部秋期研修会in米沢

2016-11-07 08:45:22 | 建築・都市・港

米沢市立図書館は、8月にフライングし一人で見に行った建物だ。

今回は設計された山下設計の安田俊也氏の講演会も企画されている。講演内容は世界の図書館全般に渡って面白かった。

内容は、時間が出来たら詳しく書こうと思う。

講演に先立ち、時間まで施設内を見学する。これは外部のアプローチの床。

1階の講演会場は、この先になる。この光っている床が気になった。

まるで光る泥玉のように、モルタルが光っている。漆喰でも石で磨くと、このように光る。モルタルだろうと思っていたが、正式名称はシールハードの磨き仕上げだそうだ。女性部の面々は講演の質問時間に、この床では冬分の雪や水で滑るのではないか、子供が転んで大丈夫かなどのきつい質問が飛んだ。

「2階から上は、撮影禁止だそうです。」の連絡が入る。えっ、何故?私はこの前撮させて貰ったのにと、交渉を開始する。我々は建築士の仲間で、建物に興味があったので集まった。何としても撮させて欲しい。すると展示物や人間を撮さないようにしてと、OKを貰い、10名分の腕章(報道と書かれた)を預かる。

改めて見ると、梁が平行ではない。この建物は敷地に目一杯建ててあって、この平行ではない梁が、実は道路と平行なのだそうだ。実に気持ちの良い空間である。こんなに薄くてこんなに柱が少なくて、設計されているのに感心する。光の入れ方もうまい。薄い壁柱も、同じ方向を向いていない。

前回見られなかった部分を見学する。

 

講習会後、転がるようにして車に乗り、またしても山形市に寄る。ストーブ屋さんで、バイオエタノールのストーブを見る為だ。これは移動できるタイプ。下の部分はそんなに熱くはならない。ガラスの部分は熱くなる。

このストーブは、灯油よりも揮発性の高いバイオ・エタノールを使用する。バイオ・エタノールは、サトウキビの絞りかすやトウモロコシの茎、それに山から伐採された木の建築に向かない端材などで造られる。まぁ、性能の良い灯油のストーブのようだが、煙突は必要としない。明るい部屋では見えにくいが、夜になるとその炎の揺らぐ様子が心地よい。結構熱量はある。ただし、バイオ・エタノールがまだまだ高い。タンクからストーブに燃料を注ぐ行為も実は面倒である。揮発性が高い為に、長い棒で着火するのだが、ぼぉっん!と結構大きな音がしてびびった。ガラスのガードがあるのは、熱いのでやけどの防止である。特に子供達には注意が必要らしい。洗濯物は、上部には干せない。簡単に燃え移るからだ。

化石燃料からの脱却は、なかなか難しい。このバイオエタノールやバイオマスと言われるエネルギーも、本気で向かうと山は植林が追いつかなくなる。バイオ先進国の動向を見定めての開発が必要だと思う。例え山形県のように山林面積が多い県であってもである。本来なら薪、せめてペレットに留めるなら、CO2の排出ゼロになるのだが。

着火の時に、少しアルコール臭い匂いがした。「呑めるんじゃないの?」と呑兵衛は思った。元々は植物だし。

  

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晩秋の月山道を行く

2016-11-07 08:34:16 | 動物・自然

土曜日の朝、建築士会の女性部の秋の研修会に参加するとて、米沢に向かった。月山道の紅葉は綺麗だろうなと期待したが、いつもの通りに風の強い場所では紅葉は綺麗にはならない。しかもこの辺りはブナの原生林なので、茶色の葉が続く。月山もしっかりと雪を被っていた。

月山道路の最も標高の高い辺りは、すっかり葉も落ちて、晩秋の香りがした。

途中で高速道路を降りて、山形市内にある(株)シェルターの防火地域に建つ木造住宅を見学する。世が世であれば、防火地域にはRC造かS造で耐火建築物にしなければならない。それを木造で可能にした。

柱や梁の中に、石膏ボード21mm×2枚貼りが入って耐火構造になっている。

ジョイント部分がネックで、現場でボード貼りの上に、仕上げ材を貼る。

筋違いは、短期なので被覆はいらないそうだ。

空間が広くて気持ちの良い住宅になりそうだ。出来上がってからもう一度見たいなと思った。現場に居たのは30分ほどだった。

悲しいかな、カメラの電池が切れた。いつも替えを持っているはずなのに、バックの中に見つからず、後は携帯で撮す事になる。これもまた解像度も悪い。

それから国道13号線を南下する。赤湯では、パラグライダー達が空で優雅に舞っていた。

山形中央道の工事も進んでいる。これが福島と繋がると、便利になる。そうそう、日東道の鶴岡温海から県境までの起工式が終わったとTVニュースで見た。酒田では、なかなか新潟方面のニュースが遠いが、着実に高速道路が整備されていく。

さて、米沢で何を食べるかと、第2チームは事前に散々リサーチしてきた。(ちなみに、第1チームは7時半に酒田を出て、米沢牛のステーキを食べるらしい。)山大前やまと屋、熊文、ひらま、そして川西食堂が候補に上がった。私はひらまでしか食べた事がなかった。ひらまもなかなか美味しいのである。今回はNさんが先に手を挙げた川西食堂になった。ここでもひらまの麺が使われている。

土曜日の11時半、すでに店内は混んでいた。お薦めは辛味噌ラーメンらしいが、普通の醤油ラーメンを頂く。スープが美味い。麺は中細の縮れ麺で、スープに抜群に合っていた。これは美味い!これと対抗できる酒田のラーメンは、何処に当たるだろう。

 

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鳥海山の背が高くなった

2016-11-04 08:17:46 | 酒田

土門拳写真記念館と東北公益大学の間の通りも、紅葉が進んできた。

公益大で31日に開催された「港町の再生、日本と世界」のシンポジウムは、ブラタモリなどに出演されていた岡本哲志氏の基調講演が面白かった。氏は前日の酒田港の散策にも参加された。賑わいの面で酒田港は現在大型客船の誘致を行っているが、酒田北港に停泊しバスで市内や県内に移動する方式は、あまりに動線が短くて、せっかくの酒田の街を蔑ろにしている。出来るなら大型船から小型船に乗り換えて、酒田本港から市内に乗り込む姿勢の方が良いと仰った。酒田本港が本来の酒田の玄関とするやり方である。クルーズ船が、賑わいのある本港に停泊できず、工業港の作業口の北港へ入港するのは、あまりに殺風景なのである。

日本の港の魅力のランク付けの話も興味深かった。1-2位を争う神戸港と横浜港は、まぁ妥当だと言えるが、あんなに努力している門司港がかなりの下のランクなのに驚いた。酒田港なんて、どうやったら魅力なんて出来るのさ。それと、港湾事務所長のB/Cでガックリに拍車がかかる。日本は京浜港と阪神港を重点的に発達させる。物資の荷下ろしに便利な櫛形の埠頭は、もはや時代遅れで(博多港の櫛形埠頭を否定された。)コンテナの荷下ろしに必要な広いバックヤードを持つ港に移行している。コンテナヤードは人々が入り込む空間はなく、荷揚げの為だけの施設である。賑わいを求めるなら、それ相当の設備のある波止場が必要なのだそうだ。それを造る予算はない。トイレやシャワー(大浜海岸)も、B/Cで吹っ飛んだ。夢は木っ端みじんだ。来週からのデザインスタジオは、うまく行くのだろうか。

これは水曜日の鳥海山。雪が随分と降りてきて、背が高くなった。出羽大橋を渡るとて、この勇姿を何としても撮したいと、京田川のこちら側に車を突っ込む。ちなみに、この場所は通行止めの柵が道路に刺さっている。

千畳ガ原は辛うじて紅葉のままだが、ここ数日の低気圧でますます白い化粧は進むのだろう。

 

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港さかた町歩き

2016-11-02 08:31:51 | 建築・都市・港

日曜日の午後には、まちづくりデザインスタジオの一環で、日和山公園を皮切りに船場町、酒田本港、背割り堤を歩く。

常夜灯は、昔の灯台である。

これを寄進した方々の名前が並ぶ。

 

展望台から酒田港を見る。

陸に上がった船乗り達は、まず始めに金毘羅神社に航海の無事を感謝する。その後に街へ繰り出す。

金毘羅さんの狛犬は、酒田で一番古いと言われている。原型が分からないほどに風化している。

これは神明さんと呼ばれる皇大神社。近年行った屋根などの補修は、市民の寄付で賄われた。

こちらの門の屋根も、赤瓦である。

酒田から米などを運んだ北前船は、帰りに京のお雛様などの軽い物の他、船のバラストとして、笏谷石を酒田に運んだ。

神明坂にいた猫

 

中山商店と、杉野瓦屋さんの倉庫の隙間(余所んちの敷地)を通り抜けて、港湾道路に出る。

今度も人が擦れ違いの出来ない小路を通る。ここは初めての道である。子供の頃は集団で余所の家と家の隙間を走り抜けて遊んだが、そんなドキドキ感が蘇ってくる。

芭蕉坂に出た。芭蕉坂は何度も通ったことがあったが、この横道は知らなかった。

 松尾芭蕉が最上川を下り、酒田に上陸した。この坂を上って酒田の街に入った。この先には、金毘羅さんや神明さんがある。

公園の下の池周りが工事中で、上れなかった。

荒木米屋さんの防風林は、タブの木で構成されている。

 

海洋センターは工事中だった。海鮮市場などのあるこの界隈も、海洋センターが港の前に壁のように建ち、海が見えない港になっている。これを壊してベネチュアのような広場に出来ない物だろうかとの声が上がる。

海洋センターの螺旋階段の壁に貼ってある昔の酒田港。

 

 

 

展示物は昔の酒田。

酒田周辺の絵図。

港に出る。

 

新しくなった飛島丸が見える。

ジオパークの決定を記念して、青く変身した。

魚市場の方へ歩いて行くと、丁度船が帰ってきて荷揚げをしていた。

うお!←ここ笑うトコ

大きい。

 

船が帰って来ると、鳥たちがやってきて、ヒッチコックの映画のようになる。

上から見おろしている鳥たち。

市場の中を覗き込む。

そして車に便乗して、背割り堤に向かった。背割り堤とは大正時代に最上川と新井田川(酒田港)を分離する目的で造成された。船舶の大型化に対応し、最上川からの多量の砂で港が埋まるのを防いだのである。

造船所あたり。ここだけが昔の酒田港の葦原が残っている。背割り堤の堤防は、元々石積だった。ハゼなどの魚も多く捕れた。垂直の岸壁になって、生態系は崩れていった。酒田本港の岸壁も、元々は石積だった。中学か高校の頃だったと思うが、私がその石積みの中を覗き込んだら、中が空洞になっていて、数匹の蛇がとぐろを巻いていた。

 こちらは漁船が多い。烏賊釣り船団もここから出航する。

生憎と、鳥海山は見えなかったが、酒田の街並みを眺めるのに、絶好のポイントである。酒田市民の多くは、それを知らない。

もう少し突堤の先に行こうとして、止められる。

海はすぐそこだ。

太陽も沈んだ。

場所を山本さかな御殿に移して、宴会と盛り上がる。

凍える手を熱燗で温める。

これは鱈の天ぷら

注:一部 禁18有り

萬谷さんの女将さんが、表の酒田の生き字引なら、山本の女将さんは裏の酒田の生き字引だった。現在の南新町は酒田に3つあった中の1つ「興野浜・こやのはま」と呼ばれた遊郭街だった。今でもその名残が、旅館群として残っている。昭和33年の赤線廃止まで、繁盛していた。その辺りの話を興味深く聴く事が出来た。「ほんとは、33年以降もやってだ店もあったんよ。」とか「進駐軍向けのダーリンさん達は、随分と稼いだよ。」とか「もの凄くべっぴんさんが2人いてね。」とか「沢山の客が着いた床上手な女性もいてね、どうやるんだろうね。」とか「近くに専用の診療所があってね、定期的に女性達は通わねばならなかったみたいだよ。」とか、時効の話も含めて話は盛り上がった。

 

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カマキリ

2016-11-01 20:56:31 | 動物・自然

体長2.5-3cm程の、あまりに小さなカマキリがいた。近づいたら、カマを持ち上げて威嚇するのではなく、カマを引っ込めて頭を下げた。

何だか可哀想だ。この寒い時期に、どうしたの。我が家で生まれた子だったかしら。丁度卵から孵った時に、アメシロの消毒にやられて、ただでさえ少ない幼虫がまた少なくなった。キアゲハの幼虫は皆死んだ。体調の悪いまま、頑張って生きてきたんだろうか。

 

 

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祝 新庄祭り

2016-11-01 09:33:43 | 社会

新庄祭りが、ユネスコの文化遺産に登録するようにユネスコの補助機関から勧告された。正式には11月28日の政府間委員会で審査決定されるのだが、勧告された物は問題なしに登録されるのが常で、これで長い間の努力が実ることになった。心からお祝いしたい。

新庄市までは酒田から小一時間の距離ではあるが、丁度この開催される時期が私の都合と合わないのか、残念ながら一度も観たことがないのである。これを機会に通えたらと思う。新庄市と言えば11月21日に、酒田港女みなと会議の「新庄に酒田港がやってくる!」が開催される。お祝いと同時に大いに盛り上がることを期待しよう。

 

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