藤田ひろみのブログ

心豊かなまちづくり 苫小牧市議会議員 藤田ひろみ

学校のエコ化について

2009年07月04日 | インポート

スクール・ニューディールの学校のエコ化について6月議会で質問しました。一つ目は学校施設への太陽光発電の導入です。地球温暖化防止の観点から国の交付金を活用して発電量の高い太陽光発電パネルの設置を積極的にすすめるべき。また、校庭の芝生化が全国で進んでおり、「鳥取方式」という低コストで芝生化が実現できる取り組みを紹介し、子どもが思い切り外遊びが出来、安全対策ともなる芝生化を積極的に推進していくべき。見解を聞いた。

答弁では、太陽光発電について、耐震化を優先せざるを得ないところから、今後、老朽化している学校施設整備を進める中で考えていきたい。芝生化については寒冷地に向くものかどうか、調査が必要になるので、今後、鳥取方式について調査研究していきたい。と述べた。

太陽光発電は事業費の95%を国が負担しており、残りを補正債でカバーすると実質負担は2.5%まで軽減されます。このような大胆な補正予算を打ち出しているときに積極的に活用するべきだと思いますが、まだまだ環境に対して思い切った取り組みができない事が残念です。また、学校の芝生化ですが、現在、全国で144の自治体が鳥取方式の芝生化に取り組んでおり、学校関係者の声として、「転んだ時の擦り傷がなくなり、校庭で遊ぶ子が増えた」「癒し効果で子ども達は穏やか、おおらかになっている」などの声がでています。是非、積極的に調査してもらいたいものです。

 


学校の耐震化について

2009年07月04日 | インポート

6月議会で国の政策であるスクール・ニューディール構想について質問しました。ICT化については先のブログで書きましたが、あと、耐震化とエコ化を取り上げました。学校の耐震化では平成20年度の耐震診断でC判定となった沼ノ端中学校と、東小学校の耐震補強の計画と、保護者への説明をどのように考えているか、また、授業などへの影響が考えられるがその対応についてを聞きました。再質問では今後の耐震診断でC判定が出た場合の取り組みについてと、56年以前の建物全てについて、国の補助を活用して早期に耐震診断はできないのか聞きました。

学校教育部長の答弁で、沼ノ端中学校は今回の補正予算で耐震改修の設計を行い、その後耐震補強工事をする予定。東小学校は耐震診断を行なっていない北側校舎の耐震診断を実施する。また、保護者への説明は、耐震化の対応策や、スケジュールを見据えながら説明のあり方を学校ごとに検討していく。学校と十分協議して、極力授業への影響が無いように配慮したい。今後の耐震化への取り組みは、優先する考えは変わらないが、21年度の耐震診断結果を見極めていきたい。C判定が出た場合は、学校施設整備の中で優先して耐震化を行なっていく。56年以前の建物の耐震診断は優先度ランクの高い順に実施したい。今後国の支援策を見据える、と述べるに留まった。

平成16年の新潟県中越地震では大破した小中学校の建物は14棟あり、全て未診断の建物でした。学校は子ども達が一日の大半を過ごす活動の場であり、災害時には避難所にもなります。何よりも優先して取り組むべき課題であります。国の支援は3年間の時限措置であり、せめて耐震診断だけでも安心・安全のために対象となる学校全てを実施すべきだと思う。今後の取り組みを注視していきたい。