まなびの途中

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色々な出会いがありました。
勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

1円パチンコの話。だから、今日はこんなネタですいません。

2007年09月21日 | ギャンブル?
すいません、パソコンの通信環境が悪くて、
どこにアクセスしても、数分かかってしまう、まるで、
昔のダイヤルアップ状態。
なので、関係の無い方にはゴメンナサイ、第3弾。

最近、1円パチンコだとか、5円スロットとかが、話題と言うよりか、
地方で実績をあげてきている。
特に、北海道では、多くの店舗が取り入れ、400台満席、
そういう事態にもなってきている。

ご存知の無い方には恐縮ですが、
1000円で、4円の貸し玉だと250玉。
これが1円パチンコだと、当たり前だが1000玉。
論理的には4倍の時間、遊戯できる。
そして、論理的には、4倍の確立を「当てられそうな」期待感がもてる。

その分、大当たりして、「出玉」をお金に換える。
4円パチンコでは、1回の大当たりで普通2000発。
等価交換であれば、2000×4円 ということで、8000円。
ということで、1円パチンコでは、単純に、2000円。

パチンコは、ギャンブルである。
ゲームセンターではない。
そういう見方もあった。
なんで、わざわざ儲からないギャンブルをしにいくのか。
行くわけがないし、そもそも、可笑しいだろうと。

ところが、この「ギャンブル性」を著しく「あげた」時期があった。
3年前になるだろうか。
当り確立、500分の1。
等価交換の店で、普通、1000円で、20回、回るとしよう。
2万5千円。かかる。

もちろん、1000円で引き当てる、「お座り一発」というラッキーもあるが、
中には、1500回まわしても、引けない人もでる。
1500回。
1500回。約、8万円だ。恐ろしい.......。

で、遊技時間、こんなもん、当らなければ、1時間で2万円くらい、
あっという間に無くなる。
本当に、怖い、怖い世界だ。

さて、これが1円パチンコになると、劇的に世界が変わる。
1万円が、4万円滞在時間に変わる訳だ。
それと、機種も、「甘デジ」というタイプ。
約100分の1の確立。
ええ、もう、1日遊べるわけだ。

結局、楽しめる、という時間を過ごす。
もちろん、脳内ドーパミン発生させる瞬間が欲しいわけだから、
低確率で当ればいいわけで、
「お持ち帰り」はそこそこでも、
明日、「うつ」お金が残っていればいいわけだ。

さて、そこで問題。
さきほどから、等価交換といっていましたが、
この1円パチンコ。
粗利40%。
普通、10%営業とか、15%営業とか、言ってみれば、
1万円使うと、9000円、客に戻す。
これが10%営業。

40%というと、1万円で、客に6000円戻す。
ええ、気づかれた通り、おそらく、「等価交換」していない。
約3分の2戻し。
ここです。
これからの方向は。

もともとスロットマシーン。
これですら、等価交換仕様になっていない。
パチンコ機だって、そう。
もともと等価交換なんて、最近のブーム。
4円で貸して、2円50銭返しが基本。
1000発打ったら、1000発戻す。
これで食ってきたのが、パチンコ業界なんである。

パチンコ遊技人口は、むしろ増加している。
当然ながら、減っているのは、スロット人口。
仮にもし、等価交換を止める。
出す喜びを、お客に与える。
それができるのであれば、
特段、1円パチンコなんぞ、やらなくったって、いいわけだ。

それでも、1円パチンコで、「満卓」になるっていうんだから、
ひょっとすると、庶民は、案外、柔軟性を持っているって事かしら。
5000円使って、8000円もどってくれば、
今日は、外食! でもありなのかもしれない。

確かに、5万円使って、何の戻りもなければ、
今日は8万円、お持ち帰りをしなければ!と言う気にもなるが、
遊びに行って、5000円損しても、
明日、7000円、取り返せばいい、という世界観。

やっぱり首を絞めていたのは、パチンコ業界だったのかもしれない。