まなびの途中

色々な仕事をしてまいりました。
色々な出会いがありました。
勘違いもありますが、
学んだことを書いてまいります。

ゴミの問題と、ネットカフェ難民?について。

2007年09月01日 | 社会的全般
ゴミの分別。
東京のとある市では、かなりの作業を市民に強いている。
強いているって表現はあれだが、やってみると、結構、根性がいる。
ペットボトルにしても、キャップから、包装まで、
全てを分離、紙類でも、貼ってあったりするビニールはもちろんと、
厳密に「素材」を分離する。

一方で、同じ東京都でも、とある区では、
「燃えないゴミ」と「燃えるゴミ」と「資源ゴミ」と分類は3つ。
これも、10月辺りから、
鉄製品以外は、全部、「燃えるゴミ」でいいよ。

何がどうなっているのやら。
以前、環境系の仕事をされている人に聞いたんだが、
最近の焼却炉、性能が著しく向上して、
いわゆるダイオイキシンとか、有害ガス、
こういうものを出さない。

ただし、超高温で焼却する必要があるので、
半端な「ゴミ」では、かえって面倒なことになる。
しかも、様々な国民の意識の高まりもあって、
ゴミの量も減っている。
さらに、再生がきくゴミは、「売れる」ので取り合いになっていて、
焼却場にまで、やってこない。

ええ、焼却場にとって、燃料である「ゴミ」。
これがそもそも減って、なんだか、採算がとれないところまで出てきている。
変わらないのは、事業系のゴミ。
それと、意外にも、高齢化が進んでいる地域。

まぁ、そういう訳で、特に東京では、意外にも、焼却温度の維持のために、
せっかく分別した「石油系の燃えないゴミ」を燃料として、
わざわざ混ぜるということをしていた。
が、
今回、どうやら、一緒にしてしまった。
その代わり、燃えないゴミの回収を、毎週から、月2回程度に抑え、
思い切った、経費の削減につなげた。

ネットカフェ難民5400人 4分の1が20代 厚労省

  住居を失い、主にインターネットカフェで寝泊まりしている「ネットカフェ難
  民」が全国で約5400人に上ることが28日、厚生労働省の調査で明らかに
  なった。
  半数は日雇いなど短期雇用を中心とした非正規労働者で、約4分の1が20代
  の若者だった。若年層を中心に広がる、働いても住居費さえ賄えない「ワーキ
  ングプア」の厳しい生活が浮き彫りになった形だ。ネットカフェ難民の公的調
  査は初めて。
  今年6~7月、全国の24時間営業のネットカフェや漫画喫茶計約3200店
  の店長や店員、一部店舗の利用者を対象に実施した。

厚生労働省は、別の調査もやっているんですが、
この20代を、問題にしてとりあげるのは、どうかとも思うんですが。

ネットカフェ自体も、全国と言っていますが、
そのほとんどは、東京、名古屋、大阪、など、大都市に集中しています。
地方の実態は、多分、とらえておりません。
ええ、都市には、正社員の仕事があるんです。

ただ、不動産の仕事をしていると、結構意外なのは、
敷金はともかく、礼金、2年でむしりとられる更新料や、おまけに仲介手数料。
これ、地方では無い。
就職では、生活拠点が住居でないといけませんから、
ここに問題がありそうなんですが、
というのも、6万円の家賃のところに住もうと思ったら、
約、前家賃もいれて、6カ月分の初期費用がかかります。36万円!

それで、2年ごとに、実は更新料と称して、意味がわからない、
1.5カ月分から2カ月分のお金をとられます。
若い人は、2年ごとに、色々な意味で「くじける」タイミングが訪れるわけで、
そのままネットカフェにGO!ということもあるわけなんです。

まぁ、そういうことを抜きにして、
20前後の人たちは、正社員になろうという意識は、ほぼありません。
何かをしたい、夢がある、何かをやっている、
そういう動機で、日雇いを「進んで」やっていますが、
当たり前ですが、25を過ぎると、
安定を優先してきます。

30を過ぎると切実になってきます。
40近くなってくると、もう、自分の希望するジャンルの仕事はありません。
それでも東京では、山ほど39歳くらいなら、
正社員の仕事は、あります。

切実な事情の方もいらっしゃると思いますが、
多くの方々は、かなり、未だに、「長く続けるんであれば」、
自分の好きな仕事をしたいと、地方のそれとは違った、
案外、選択肢のある日雇い人生を歩んでおります。

いつもどおり長くなりましたので、止めますが、
ワーキングプアといわれる、アメリカから出てきた単語ですが、
これは、ちょっと、使いすぎなんではなかろうか。
何度も言っているように、
例の「団塊ジュニア」と呼ばれる層。

フリーターの魁でもあり、転職世代のパイオニア。
バブルの崩壊に伴って、影響をまともに受けてしまった世代。
それと、40代、50代で、会社の倒産やらリストラ、そして、
あの当時に購入した住居なんかで、破産を余儀なくされた世代。

ここが、問題なんであって、
多分、20代。
これを問題にすべきでは、ないんじゃないかと思いますが、
どうなんでしょうか?