日常・共同体・アイロニー 自己決定の本質と限界
宮台 真司 (著), 仲正 昌樹 (著) 双風舎刊
ええ、読みました。
これ、はっきり言って、宮台さんについていけてません。
簡単に言うと、体系だった知識が欠落している自分がいけないんですが、
素人的な感想を言えば、
何で、こんなハイテンションなんだろう、という感じ。
こういう方なんでしょうか?
随分なご経験があって、それぞれに語れる言葉をもって、知識も博識で、
いや本当に、哲学的なことから、現代思想に至るまで、実に多くのことを
体系だってご存知の方です。
なのに、仲正さん、危険です。
もう、のっけから、
「エクリチュールは、完成などしていません。壊れています。「がらくた」の
集まりだといってもいい。(完成した言語体系だということについて)
宮台さんの本を読んでいると、共感するときは、たいてい、書かれたものが
「がらくたの集まりだなぁ」と感じるときです。」
「ベンヤミンが書いていることも、私が書いていることも、宮台さんが書いていることも
「がらくた」です。その「がらくた」のなかから、意味を読み取っていくのが
人間なのだと思います。」
この対談。大丈夫なのかとすら、思ってしまいます。
ですから、もうこの辺から、宮台さん、超理論過剰になってきます。
ものすごい用語のジグソーパズル状態。
仲正さんが「実在的」に、皮膚感覚に近い現象を、我々にとっても身近な
用語で語るに、反比例的に、ヒートアップ。
アイロニカルな行動への自覚、といったことに関しても、
宮台さんが、超越が内在に立脚するもので、ゆえに人々の感性は、相当に
アイロニーに開かれていることを、延々と先人の言葉なり状況をもって
マシンガンのように語る一方で、
仲正さんは、普通に、「アイロニストができることは、
「すべてのことは、突き詰めると墓穴を掘ることになるよ」ということを、
効果的に知らせることなのかもしれません。
だから、宮台さん的な振る舞いは、非常にありがたいんです。」
と、言っちゃってます。
そんな感じで、宮台さんへの「違和感」を淡々と際立たせていきます。
そういう意味で、なんだか、勉強にもなるし、
ああ、宮台さんが言いたいことは、こういうことなんだ、ということが
仲正さんの語りで、自明になると言うか、そういう対比で読んでいくと、
楽しいかもしれません。
イラクの人質問題が、ちょうどタイムリーなこともあって、
とても勉強になる話が聞けます。
そうはいえ、宮台さんの話は、こういう自分にとって、最大限の刺激にもなりました。
yutaさんに、たまたま刺激を受けて、勝手にファンになった仲正さんですが、
ちょっと、無意味に饒舌な話もありましたが、さらに、ファンになりました。
次は、デリダの遺言を読むことにします。
宮台 真司 (著), 仲正 昌樹 (著) 双風舎刊
ええ、読みました。
これ、はっきり言って、宮台さんについていけてません。
簡単に言うと、体系だった知識が欠落している自分がいけないんですが、
素人的な感想を言えば、
何で、こんなハイテンションなんだろう、という感じ。
こういう方なんでしょうか?
随分なご経験があって、それぞれに語れる言葉をもって、知識も博識で、
いや本当に、哲学的なことから、現代思想に至るまで、実に多くのことを
体系だってご存知の方です。
なのに、仲正さん、危険です。
もう、のっけから、
「エクリチュールは、完成などしていません。壊れています。「がらくた」の
集まりだといってもいい。(完成した言語体系だということについて)
宮台さんの本を読んでいると、共感するときは、たいてい、書かれたものが
「がらくたの集まりだなぁ」と感じるときです。」
「ベンヤミンが書いていることも、私が書いていることも、宮台さんが書いていることも
「がらくた」です。その「がらくた」のなかから、意味を読み取っていくのが
人間なのだと思います。」
この対談。大丈夫なのかとすら、思ってしまいます。
ですから、もうこの辺から、宮台さん、超理論過剰になってきます。
ものすごい用語のジグソーパズル状態。
仲正さんが「実在的」に、皮膚感覚に近い現象を、我々にとっても身近な
用語で語るに、反比例的に、ヒートアップ。
アイロニカルな行動への自覚、といったことに関しても、
宮台さんが、超越が内在に立脚するもので、ゆえに人々の感性は、相当に
アイロニーに開かれていることを、延々と先人の言葉なり状況をもって
マシンガンのように語る一方で、
仲正さんは、普通に、「アイロニストができることは、
「すべてのことは、突き詰めると墓穴を掘ることになるよ」ということを、
効果的に知らせることなのかもしれません。
だから、宮台さん的な振る舞いは、非常にありがたいんです。」
と、言っちゃってます。
そんな感じで、宮台さんへの「違和感」を淡々と際立たせていきます。
そういう意味で、なんだか、勉強にもなるし、
ああ、宮台さんが言いたいことは、こういうことなんだ、ということが
仲正さんの語りで、自明になると言うか、そういう対比で読んでいくと、
楽しいかもしれません。
イラクの人質問題が、ちょうどタイムリーなこともあって、
とても勉強になる話が聞けます。
そうはいえ、宮台さんの話は、こういう自分にとって、最大限の刺激にもなりました。
yutaさんに、たまたま刺激を受けて、勝手にファンになった仲正さんですが、
ちょっと、無意味に饒舌な話もありましたが、さらに、ファンになりました。
次は、デリダの遺言を読むことにします。