風疹（春に向けて）

昨日の講義の際に、
風疹ワクチンのことで質問を受けました。

どうなのかな～と思ってはいても、
実際に行動につなげるまではいかないことも多いのかなと感じました。

明らかな罹患歴がなく、ワクチン接種もしていない、
あるいは不十分と思われるような場合、
「ワクチン接種したほうがいいですか？」ではなく、
なにはともあれ、「接種しておくべき」な問題です。

今年の流行は収束したわけでもなく、
春からまた各地で程度は兎も角、流行する可能性はまだまだあると思われます。

高島市の（麻疹）風疹ワクチン接種への助成は
９月３０日で一旦打ち切りになってはおりますが、
それでもいまのうちこそ、接種すべき時期だと思っています。

先天性風疹症候群の赤ちゃんが今年だけで３０例になったと聞いています。
そして、その数はこれからさらに増えそうだとも。

妊娠出産を考えている方たちはもちろんのことですが、
今は関係ないかなと思ってしまいそうな方たちも含め、
できるだけ多くの方々に積極的に行動していただけたらなと思っています。

以前もお伝えしておりますが、参考までにもう一度。

昭和３７年４月２日から昭和５４年４月１日生まれの男性は特に注意。
昭和５４年４月２日から昭和６２年１０月１日生まれの人は男女とも要注意。
昭和６２年１０月２日から平成２年４月１日生まれの人は、男女とも要確認。

病院広報でのお話は「風疹」


ちなみに当院内科でも予約は必要ですが、普通に接種できます。

なんでしたら小児科予防接種枠でも可能ですよ。

接種するか、抗体検査するか、などなどの相談もお気軽にどうぞです。